平日ライダー出動中
今日は野焼き後の真っ黒な風景から
緑が復活しつつある阿蘇で阿蘇んできま～す。
マイナースポット大好きなわたくしが
メジャーな阿蘇を目的地に選ぶのは
珍しいのですが今日の相棒はちびっ子バイクの
Ｂｌｕｅ・ｂｅｅ号なのでちょっとひねったルートで阿蘇んで
やろうと思います。
久々と言うか
今年初のファームロード。
事故が多くて取締も増えて
ぜんぜん楽しくないルートになってしまったけど
時間的にやっぱりこれが速い。
黒川温泉から白川温泉側に入って
瀬の本高原に到着。
地面の草が伸び始めたばかりで
芝生みたいになってて春らしい風景です。
そしてやっぱり誰もいな～い。
高原の風景を独り占めして先へ
やまなみハイウェイからミルクロードには入らす
そのまま阿蘇のカルデラへ
外輪山から見た阿蘇のカルデラは
パッチワークになる直前の風景でした。
水田に水を張ったらまた
綺麗なんだよ。
んじゃ、これから初めての場所に行くので
脳内ＧＰＳの感度を最大限に上げます。
地図なしナビ無しなので
ちょっと道に集中・・・
Ｒ５７に出て
ＪＲ宮地駅から熊本側へ５００ｍくらい？
軽自動車しか渡れないような
狭い踏切を渡って山側へ
これで合ってるはず・・・
初めて通る道だけど
やっぱり阿蘇の脇道は長閑だね。
農道が林道に変わってすぐの所に
目指すものがありました。
「はじめまして」
「護王さんの杉」 （ごおうさんのすぎ）
推定樹齢１０００年のでっかい杉です。
幹回り７ｍで本来は樹高もすごく高かったと思うけど
落雷で主幹が裂けて無くなっています。
森の中で飛びぬけて高かったので
落雷の標的になってしまったのでしょうね。
こんなに幹が裂けてるのに
しっかり生きてます。
凄い生命力だし
ほかの植物まで根をおろし
名前の通り森を護る王様って感じだ。
裂けた主幹の下の空洞には
アリ地獄の巣がたくさん。
この巨木の周りから自然エネルギーが出てる気がするよ。
杉とは思えないでっかい枝 ↓
まっすぐな植林された杉ばかり見てると
同じ杉だとは思えない。
それでは生命の力がみなぎる
巨木で儀式を・・・
「樹」から「気」をもらって
南阿蘇を目指します。
（マックスフリッツのＮＥＷジャケットです）
ここからちびっ子バイクの
本領が発揮されます。
普通はＲ２６５から箱石峠で南阿蘇へ向かうのですが
わたしは阿蘇山と根子岳の間を越える
日ノ尾林道で阿蘇山を越えたいと思います。
一度、代車のＰＣＸで越えた事があるけど
自分のバイクで越えるのは初めて。
たぶんＰＣＸよりＢｌｕｅ・ｂｅｅ号で走った方が面白いはず。
やっぱり何時もの道から見る阿蘇より
ここから見る阿蘇は良いな。
阿蘇五岳で一番高い高岳が目の前に
う～ん、美しい・・・
けど私は真っ白け。
地べたを見ると・・・
めっちゃ火山灰が積もってたよ。
昨年末に中岳が噴火して
いまだに噴煙が上がってるけど
何度も阿蘇に来てこんなに火山らしい状態を見るのは初めてだ。
日ノ尾林道の方は大雨で一時全面通行止めだったけど
迂回路も完成して普通に通れるようになっていました。
でも、灰がすごいので
普通じゃね～かもな。
桜島の灰よりサラサラと粒子が小さいので
走った後ろはずっと煙幕状態です。
灰がアスファルトを全面覆うような場所は無いけど
深く積もった上を通ると滑りやすいので
灰の少ないラインを選んで峠に到着。
とくに展望台も何もない峠ですが
やっぱり数年前に来た時と雰囲気が違う。
採石場の作業路みたいだ。
しかし南斜面側へ抜けると
風向きの関係なのかわからないけど
灰が少なくなりました。
急に新緑が蘇った感じ。
クネクネ～と峠を下ると
ゲートが出現。
牧場の放牧用の柵なので
通る時は自分で開けて通過します。
もちろんバイクを通過させたら
忘れずに閉めましょう。
こうして南阿蘇の高森に抜けたのだけど
わたし灰まみれなんですケロ・・・（汗）
上半身は無事だけど
足の膝より下が真っ白けになっちゃいました。
脇にバイクを停めて
バンバンと叩いて灰を落として先へ。
わたしが好きな根子岳のビュースポット。
ギザギザがかっこいいです。
さらに山を下ったところでもう一か所
春っらしい根子岳をどうぞ。
んじゃ、南阿蘇の「みそらやｃａｆｅ」へＧＯ！
（実はここが今日の目的地）
旧白水村からｋ２８へ出て旧久木野村へ
（現在はどっちも南阿蘇村）
ほとんど車が走ってない道を
しばらく走ります。
南阿蘇から見る阿蘇山も
長閑でステキ。
で、ナビ無し地図無しでここまで来たけど
看板が出てるかどうかわからないので
スマホのナビを出して場所を確認・・・
勘だけで３００ｍ手前まで来てました。
（わたしの脳内グ－ルグルマップとＧＰＳの精度は良いのだ）
「みそらやｃａｆｅ」
和菓子スィーツのｃａｆｅですが
わたくしのお目当てはイチゴパフェ。
キターーー！
えふのパフェは人が多くて通いにくくなってたので
パフェを食べるのは久し振り。
久し振りにパフェが食べれるうえに
みそらやｃａｆｅのイチゴの花は
八重咲きだよ。
大好物の練乳がかかってて
アイスの下を掘ると白玉が発掘される
演出となっています。
チョンと乗ってる抹茶チョコが苦くて
これがまたパフェに合うんだよ。
ごちそうさま～～！
イチゴパフェは季節限定でＧＷいっぱいで終了らしいので
また来年来ま～す。
では、噴煙の上がる阿蘇山へ行って見よう。
中岳火口は規制されて上がれないけど
山頂ロープウェイ乗り場までは
普通に行けるみたい。
南阿蘇から西登山道へ
赤牛を見ながら登った先で
米塚。
噴火口の跡です。
ここももしかしたら噴火しないとも言い切れないので
この姿を残す意味でジドリ
ついでに杵島岳も
んじゃ、もっと登るよ～。
登山道をしばらく登ると
桜がまだ咲いてる。
季節が１ヶ月戻った感じです。
そして活火山の中岳ド～ン！
小規模な噴火ですが
けっこう高くまで噴煙が上がります。
そしてさっき走った日ノ尾峠方面へ流されていく
いつも水蒸気の白い煙しか見た事が無かったけど
やっぱり阿蘇は世界有数の巨大カルデラを持つ火山なんだな。
んじゃ、下るよ～。
阿蘇パノラマラインで下まで
下りのＢｌｕｅ・ｂｅｅ号は速いので
あっと言う間に下のＲ５７へ
国道を走るのは嫌なのでｋ１４９で内牧へ向かうと
途中で参勤交代の旧道を発見！
豊後街道の一部で
阿蘇ではミルクロードから見る二重峠の石畳が有名だけど
ここに繋がってるらしい。
ちょっと先まで歩いてみたけど
この石が敷かれたまま登山道みたいに
なっていました。
大きな檜の横に街道時代の
茶屋があったんだって。
石畳で歴史を勉強した後は内牧で昼ごはんを食べま～す。
でもいまきん食堂は平日なのに行列ができたので
「やまぼうし」にお邪魔しました。
で、なぜかまた地鶏を食べる。
ツーリング先で食べる地鶏率が今年はハンパ無い。
炭火で焼く地鶏はふんわりとして柔らかいけど
歯ごたえもあって噛めば噛むほど旨味が出ます。
値段は２８００円とランチとしてはちょっと高いかな。
（同額のらくだ山の方が美味しいかも）
地鶏でお腹を満たした
ジドラー響はそろそろ帰る方向へ
ファームロードより楽しい
ｋ１２のオートポリス経由で帰りましょう。
そのまま日田へ抜けれるのだけど
ちょっと寄り道したい場所を思い出したので
一度小国町の方へ走って
手前からグリーンロードへ
この広域農道はすっごく気持ちいい。
下城の大銀杏のところに出るので
そこからは素直にＲ２１２を走って
最後の寄り道の杖立温泉の鯉のぼり。
数年前は広告を前面に出し過ぎた鯉ばかりが泳いで
興醒めしてしまったのだけど
今年の鯉のぼりはかつての風情を取り戻してる感じだ。
では、虫攻撃を受ける前に帰るぞ～！
松原ダムの途中からＫ１２へスイッチして
裏道へ
国道嫌いはたとえ遠回りでも
こんな道を選ぶのだ。
天ヶ瀬からファームロードに戻って
縄張りへ戻って来ました。
もう虫攻撃は避けれないので
あきらめます。
停まってウエットティッシュでシールドを綺麗にして
走り出してすぐにまた虫がぶつかるけど
その最初の虫が一番見難い場所にぶつかるのって
バイク「あるある」だよね。
そんな攻撃を受けながら帰ってると
家の近所で日が沈む。
今日も１日わたしとＢｌｕｅ・ｂｅｅ号と照らしてくれて
ありがとう。
それでは最後までご乗車いただきありがとうございました。
またのご乗車をこころよりお待ち申し上げます。
◇◇◇ Ｍｉｎｏｒｉｓｔ Ｈｉｂｉｋｉ ◇◇◇
復興フラッグはＯｈＩｋｅさんに預けたままなので
阿蘇ぼうフラッグで・・・
