集合!
なんとなく走りたくなった響の週末、
何時もの香春のRに集合の号令をかけました。
めずらしく私が一番。
ツーリングシーズンに入って回数を重ねて
みんな集合する事に慣れてきたためか
ギリギリの時間で集まりやがるのでありました。
GWでみんな遊び疲れたのか
今日は小回りの利く人数だよ。
んじゃ、7時を過ぎたのでしゅっぱ~つ!
(まさかこの時、きみえキミエさんがあずき号に乗って後ろを追いかけてたなんて)
私が企画者なので
いつものように先導です。
今日の行き先は宮崎県の神話の国「高千穂」
先に言っておくけど高千穂峡なんて
メジャーな場所には行かね~よ(笑)
ま、このメンバーは何処に行くかとか
関係なく行った先で楽しんでくれるので
企画するのも気を使わず楽で良いのだ。
とりあえずFBにも企画を上げて
日田でも集合場所を書いていたので
停まりま~す。
「日田のローソンの先のトイレのあるパーキング」
福岡組もGWに遊び過ぎたり
オフ車で山遊びに行ったりしてるので今日は参加ゼロっぽい。
出発の時間を指定してるので
時間前に出れないのだけど
ちょうどトノジンが朝ごはんを食べたい言うので
しばらくのんびりします。
では、好きじゃないけど
時短の為ファームロードへ
フラワーパークのところで
後ろを走るせっちゃんが隠れてる白バイを発見!
指を指したので着いて来なかったらしいけど
朝からわたしたちの貴重な生活費を狙ってたよ。
南小国から瀬の本高原を抜けて
産山へ
高千穂に行く前に
この時期にどうしても寄りたかった場所へ
みんなをご案内!
「扇田」
水を張ったばかりのタイミングを狙っていたのだけど
バッチリだったよ。
エンジンを切ると
ヒバリの声と牛の声しかしない・・・
いや、甲高い大笑いする声も混じっとるわ。
しかしこの風景が見れるのも
米作りの日本の文化に感謝だね。
さぁ、「キャハハハ」とか
「ギャハハ」とか回りがうるさいので
自分の世界に入るのはやめてここ産山で
一発目の復興フラッグを掲げよう。
「頑張ろう!復興フラッグキャラバン in 産山」
(復興フラッグとは)
リンドウの咲き誇る緑の丘で
集合を撮ったら先へ行きます。
高千穂に抜ける広域農道へ向かう道沿いの田んぼも
水を張って田植えが始まっていました。
新緑と棚田が美しくて震えます。
産山牧場の風車が見えるところまで出て
そこから広域農道へ
阿蘇の横を信号無しで高千穂まで行ける
超便利な広域農道だよ。
ノンストップで駆け抜けて
R325に出るとすぐに宮崎県です。
大型連休の反動なのか
車も少なくアッと言う間に高千穂に到着。
早速私が行きたかった場所へ行こうと思ったけど
まずは走りっぱなしだった青ガッパ号に給油。
そのGSでトイレを借りたんだけど
めっちゃやりにくい・・・(汗)
「父ちゃん、母ちゃん。トイレでわかることいっぱいあるとよ」
って、そりゃ色んな人のを見れるからな。
「お嬢ちゃん、知り過ぎない方が良い事っていっぱいあるとよ」
さぁ、給油と気まずい放出を済ませたら
高千穂で行きたかった場所へ直行!
は~い、高千穂駅です。
2008年の台風12号の被害で廃線になってしまった高千穂鉄道だけど
高千穂あまてらす鉄道㈱が一部分を受け持って
スーパーカート※を走らせてくれているので乗っちゃいま~す。
(※:トロッコみたいな奴ね)
おひとり様、1300円
ちょっと前は800円だったらしいけど
設備投資をしたので値上げは仕方ないでしょう。
こんな車両が導入されていました。
川崎重工?
日立?
うんにゃ、
ダイハツです。
めっちゃ軽トラだし。
こういうのを
カスタムの上をいくリノベーションと言うのでしょうか?
レールの上を走るので
ハンドルも取っちゃうのね。
では定刻になりましたので
しゅっぱつシンコ~~!
キュルキュルブォオオオーーン
って、まんま車だし。
でも走り出すと
レールの音で鉄分100%になるからご安心を。
ひやっこいトンネルに入るともうワクワクが止まりません。
天井には車両に取り付けてる
オモチャのプラネタリウムの光が
綺麗にトンネルを彩ってくれます。
トンネルを二つ抜けると
天岩戸駅が見えて来ました。
以前のトロッコはここまで。
わたしがどうしても乗りたかったのは
去年からやっとこの先の鉄橋を渡る許可が下りて
先へ行けるようになったからなんだよ。
天岩戸駅のホームの端っこまで来ると
高千穂鉄橋の手前にゲートがあってそこで一旦停止。
風の有無を確認して
いよいよ東洋一の鉄橋へ・・・
走る音が鉄橋の反響音に変わります。
きょ、きょわい(汗)
お尻がムズムズしっぱなしなんですケロ
柵無いに等しいし・・・線路の隙間から下が見えるし。
水面からの高さ105m
長さ352.5mの鉄橋をゆっくり渡ります。
この高千穂鉄橋の先はいまは整備の準備中らしく
廃線の風景のままで止まっていました。
そして橋の真ん中で停車。
と、同時に運転手さんが記念撮影をしてくれるよ。
立ちあがって撮ってる姿を見て
またお尻がムズムズしはじめたぞ。
恐怖でひきつった笑顔ですが
めっちゃ楽しい。
折り返しは今まで後ろだった車両が
四駆で引っ張って戻ります。
色んな場所が錆びたままだって言うのが
また怖さを倍増させるけど
人がいっぱい乗ってメンテ費用が出せるようになると良いね。
高千穂駅に戻ると
タダでこんな奴にも乗れます。
足こぎです。
普通に乗ればただレールの上を移動するだけで
なんてことない普通の乗り物ですが
ふざけた精神年齢が子供の大人が乗ると騒がしくてかないません。
漕いでるのにブレーキかけたり
こうさんを置いて来たり
めっちゃ飛ばしてみたりと子供に見せれない遊びを
満喫したらお腹が空いたのでご飯を食べに移動します。
しかし調べていたチキン南蛮を食べれるホルモン屋が
まさかの店休日だったので
けっきょくさっきまでいた高千穂鉄道の駐車場の
cafe「ARIGATO」で本日のランチ
でもこのカフェのチキン南蛮は「せせり」が選べるので
普通のチキン南蛮と違う食感を楽しめます。
(写真はランチメニューのBセットランチ)
鶏のネック部分の貴重部位のお肉で
コリコリとした歯ごたえと
柔らかい食感とが良い感じで交わった初めて食べる
チキン南蛮でした。
食べ終わったらまずは
高千穂鉄橋へ
あそこだよ~
さっきまであの上にいたんだよ。
眺めてる橋もめっちゃ高いので
真下を覗くと怖い。
高千穂って渓谷だらけなので
いまから向かうところも渓谷です。
日之影渓谷へ下って
k6へ
青雲橋の下を通って
どんどん山奥へ
さぁ、午後のスポットは
はたして行けるのかどうかも不明ですが
とにかく少ない情報を頼りに向かっています。
キーワードは「ズラ」
どんどん山の中に入り道は細い林道になるけど
横を流れる川の水はとにかく綺麗。
しばらく対向車に気を付けながら走ると
石垣の村に到着。
農村景観百選に選ばれている村でございます。
山奥にポツンとこの石垣で築かれた村が
出現するので不思議な感じがする場所なんだよ。
その先祖は平家の落人の言い伝えもあるようです。
石垣の村にある物産館のような施設で
これから向かうズラの情報を入手して
休憩ついでに物産館の裏手の小道へ
散歩に行くと吊り橋を発見。
川沿いを歩く遊歩道用の吊り橋らしい。
高さはぜんぜん無いので怖くないけど
揺れるよ~。
ほら ↓
せっちゃん、へっぴり腰でゲームオーバー。
せっちゃんが歩けなくなるのを見て
ますます揺らずお子ちゃまな大人たち。
それを見て笑のスイッチが入る
マキマキの方。
静かなところなのに
お騒がせして申し訳ないです。
では、石垣の村で得た情報通りに走って
諸和久集落へ。
ここも絶対先祖は平家の落人だな。
集落で見つけた最初の民家の前にいたおじさんに
「大きなカツラを見に来たのですがこの辺ですか?」
「そりゃもうそこに見えとるよ」
「どこから来たね?」
「北九州です」
「そんな遠くからカツラを?
ま、鹿避けのフェンスがしてあるから開けて入って
ゆっくり見て行ってんなさい」
「わしの山じゃけ」
と、たまたま聞いたおじさんが大カツラのある山の地主さんでした。
許可をもらってるので
堂々とフェンスを開けて大カツラとご対面。
これが日本第2位の大きさを誇るズラだ・・・いや、カツラだ。
糵(ひこばえ)でどんどん幹の太さを増すのが特徴の
カツラですがこのカツラは高さもハンパ無い。
ぜったい神が宿ってるよ。
神話の国だし間違いない。
それではみんなで巨木の神様に挨拶
一人間に合ってないけどこれでOK!
巨木を見て戻ろうとすると
さっきのおじさんが来て色々と説明してくれました。
おじさんの山だけど宮崎県が大カツラを保護するので
協力して周囲の植林された杉を伐採してあげてるんだって。
平家の落人が移り住んだ場所や
歴史も詳しくて楽しいお話をありがとうございます。
たまたまおじさんの許可をもらったので根元で見れたけど
整備が終わるまでは道路から見る形になりそうですので
ご注意ください。
では、戻ります。
k6を進めば大分方面に抜けれるのだけど
ぜったいキツイ思いをするので
素直に戻ります。
日之影に戻ったところで
2回目のフラッグを出す。
「頑張ろう! 復興フラッグキャラバン in 日之影」
後ろに見えてるのは廃線になった高千穂鉄道の鉄橋ですが
スーパーカートで違う形で復興をはたした鉄道の前で
撮るのには意味があるのだ。
では深い渓谷から上を通るR218へ上がりましょう。
元の国道に戻った時点でわたしの高千穂での
やりたい事と行きたいところはもうこれで満足だったので
帰っても良かったのだけど
みんな遅くまで遊んでもOKらしいので
もちっこさんリクエストの天岩戸神社に行きす。
駐車場にバイクを停めてまずは
天安河原へ
たぶんここが今日で一番歩いたかも。
やっぱり渓谷なので
いっぱい下って川まで降りないといけません。
川沿いの遊歩道を歩いていると
ケロケロ・・・
ん?
どこだ?
ケロケロ・・・
と、しばらく声がした方を睨むと
やっと見つけた。
保護色すぎて判らなかったけど
モリアオガエルがいたよ。
今まで鳴いていたので喉の皮が
シワシワになってる(笑)
カエルの先には天照大神が岩戸隠れした洞窟があります。
何時もと同じく石がいっぱい積まれてます。
その中にハート石を発見!
もちっこさんに教えてもらったけど
ピュアな心を持ってるわたしは教えてもらわなくても
きっと気付いたでしょうケロね。
神話ではアマテラスさんの弟のスサノヲさんのイタズラが過ぎて
使いの神が亡くなってしまい、それにショックを受けた
アマテラスさんが岩の中に隠れてしまいます。
太陽神であるアマテラスさんがいなくなって
闇に包まれた世界をどうにかすべく
ヤオロズの神が集まって知恵を絞りましたが
何をやっても出てきません。
そこで踊りの得意なアメノウズメさんが岩戸の前でスッポンポンで楽しそうに
踊って見せると外の様子が気になって
岩戸から外を覗きに出て来たアマテラスさんを
アメノタヂカラさんが強引に岩戸からひっぱり出してメデタシってお話の場所ね。
では頑張ったアメノタヂカラさんをまじえて
集合!
で、またいっぱい降りてきた道を登るのだけど
キツイし暑い・・・
なんとか上まで頑張って氷ソフトでクールダウンしましょう。
イチゴとコーヒーとマンゴー
食べ終わる頃はすっかり汗が引いてくれたよ。
もちっこさんも御朱印を貰ったし
そろそろ高千穂を後にしましょう。
天岩戸神社から少し戻ったところから
広域農道を使ってR218の高千穂の郊外へ
ショートカットして高千穂から出るところで
お別れの記念撮影。
アマテラスさんを引っ張り出して
岩戸の戸を閉めた力持ちの神様。
力持ちなので
「たかい、たかい」もやってくれます。
手力男神(アメノタヂカラ)と
踊ってくれた天鈿女(アメノウズメ)
これからはこの復興センスで踊ってください。
それでは本日3度目の旗を掲げます。
「頑張ろう! 復興フラッグキャラバン in 高千穂」
復興フラッグを神々ともコラボさせることが出来て
大満足な御一行様は一気に走って
産山の草原エリアまで戻って来ました。
せっちゃんの草原でジャンプ写真が撮りたいという
リクエストが出てたので瀬の本高原の脇道へ
ここで良い?
草の長さも埋もれない長さなので
ここで飛びます。
もう何度も飛びます。
言いだしっぺのせっちゃんが
「足がツル、つる」と弱音を吐くけど飛びます。
たった5人しかいないのに
ぜんぜん息の合わないメンバーなのだ。
最後に体力を残して帰らないと言うのが
マイナリストのお約束なので
ここでしっかり体力を使い切りました。
後は惰性で帰るだけ。
何時もよりどっぷり遊んだので
ガラガラのファームロードを快走して
日田で日没を迎えました。
もうどうせ暗くなるので
日田でご飯を食べて帰る事にします。
ウサギの世話があるもちっこさんとこうさんはここでお別れ。
二人を見送って
せっちゃんとトノジンと3人で
日田温泉のみくま飯店へ
もちろん食べるのは日田焼きそば
トノジンは大盛りにしたけど
量がスゲー。
わたしは普通サイズと餃子。
シンプルな具材でシンプルな味付けが特徴の日田焼きそばは
たま~にどうしても食べたくなるんだよね。
食べ終わるとやっぱり真っ暗。
走り出すと虫たちが
私の本当の意味での目の前で
はかない命を落としていきます。
誰か虫がぶつからないヘルメットを開発してくれ。
帰りの峠はいつ飛び出して来るかわからない鹿に
怯えながらノロノロと走って無事に帰還。
信号の無い道をちょうど良いペースで
走り続けたせいか青ガッパ号の燃費が27km/Lでした。
今日はほぼ私の独断企画のツーリングでしたが
遊んでくれた皆様ありがとうございました。
またまだ見ぬスポットを求めて
さ迷って笑って震えましょう。
◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇
・復興フラッグ絆キャラバンリンク
・せっちゃんのツーレポ
・もちっこさんのツーレポ

