さぁ、出発の時が来た。
青ガッパ号初の遠征ツーリングのスタートだ。
このまま行けずに梅雨に入っちゃうんじゃないかと
ドキドキしてたけど肩にのしかかる色んな物を
振り落して出発しま~す。
(まぁ、たいしたもんは乗ってねーけどな)
今回は行き先が丹後半島周辺ってことで
フェリーは神戸行の便に乗ります。
(いつも乗る泉大津行だったら新造船だったのに)
丹後半島は何処だって?
神戸や姫路から真北に行くと海に出るから
まぁ、そのへんって考えてたら間違いねーだろう。
とりあえず船に乗ったら
甲板の上で至福の乾杯!
夕日とお酒で頬を赤く染めた後はレストランで食事して
早々に就寝・・・zzz
♪ピンポンパンポ~ン
朝ですよ~!
顔洗ってロビーで朝食のパンとコーヒーを頂いて
下船します。
実は乗ることはあったけど
神戸(六甲アイランド)で降りるのは初めて。
海岸沿いの道はわけわかんないので
ナビを見ながら早々に摩耶インターから高速へ
それでもジャンクションがいっぱいあり過ぎて
ドキドキして変な汗が出るゼ。
とにかく播但連絡(有料)道路に入りたかったので
barbieさんやbonitaさんとアマさんに道のアドバイスを貰って
山陽道経由じゃなくて第二神明から加古川バイパスへ
姫路バイパスでちょっと朝のラッシュがあったけど
地元の通勤ライダーの後ろにピッタリ張り付いて
渋滞をクリアしました。
すると・・・
いきなり・・・いなかーーー!
播但連絡道路(有料道路)に入ると
交通量が街と反対向きって言うのもあるけど
ガラガラになったよ。
とにかく緊張から開放されたところで
市川SAで休憩。
今までビルがいっぱいのところにいたのに
めっちゃ長閑な風景のギャップがたまらない。
朝の美味しい空気の中で
青ガッパ号に初めてツーリングバックを積んだので
ベルトの緩みなどを確認して先へ
対面通行ですが良いペースで生野インターに到着。
するとETCゲートがねぇ~じゃね~かっ(怒)
さっきの休憩で荷物の積みなおしをしたばっかりなのに
また降ろさないといけねーよ。
と、プンプンしてると
料金場のおじさんが申し訳なさそうに
してるので笑顔でETCカードを出して清算する
大人な響。
また綺麗に荷物を積みなおして
生野インターを無事に通過すると
数分でここに到着。
「生野銀山跡」
もう鉱山跡というより立派な
観光地になっていますケロ。
ちょっと高い?と思われる900円を
払って坑内へ
この生野銀山の歴史は古く
807年の発見から昭和48年の閉山まで
新旧の坑道が迷路のように入り組んでいます。
観光で見れる坑道はその一部だけど
かなり奥まで行くことができます。
一番奥まで行くとこんな装置を発見 ↓
発破の体験?
ま、どこにでもありそうな
説明の音声が出るんだろうなと思って
スイッチを押すと・・・

まさかの爆音で腰が抜けそうになるから
注意だぜ。
これ、子供はぜったい泣くぞ。
お年寄りさんも気をつけた方が良いよ。
後はよくある掘削機械や
人形を配置する展示を見ながら一周します。
ア~、楽しかっぱ。
(詳しいレポは忘れた頃に書きましょう)
生野銀山を出た後は
現役の鉱山の大きなズリの山を見ながら
R312からR429へ
きれいな山間の道を走ること
20分・・・
キターーー!

「神子畑選鉱場跡」
これぞ鉱山
工場は撤去されて基礎部分しかないけど
やっぱり鉱山の3大目玉の一つである精錬所跡を見ないとね。
熊におびえずバイクで横付けできる
めっちゃ親切設計な鉱山に感謝。
この神子畑選鉱場の前の道は
「鉱石の道」と名づけられていて
私のために作られてる気がしてならない。
鉱石の道をたどって先へ行くと
R429からk6に入ります。
すると鉱山が近いってわかる
町並みが出現。
山奥に街があるとしたら
その産業はやっぱり鉱山ってパターンは鉄板なのだ。
だから・・
ほらね ↓
「明延鉱山跡」
そして、インクライン・・・
「キターーー!」
山奥で叫んで満足したので
鉱山巡りはこれくらいにしておきましょう。
鉱石の道から但馬に出たところで
今日のランチを食べます。
道の駅但馬楽座
頂くのは但馬牛の「牛炙り卵丼」 (1000円)
食べる直前に専用ソースをかける
うれしい儀式も付いております。
赤身でとっても美味しい。
ご馳走様でした。
んじゃ、後半戦へGO!
道の駅を出て「やぶ」って地名の
県道を走ってるとでっかい鯉を発見。
庭の池じゃ飼えね~な。
鯉がいたk104からk10へ
そこからでっかいヅラを探すのですが
さらに細い道へ入ります。
村のはずれでヅラの案内板を見つけたので
その案内板通りにどんどん山の中へ行くよ~!
道がアスファルトじゃなくてコンクリートになって
来たぞ。
間違ってないよな?と
少し不安になったところでちゃんとした
案内板がありました。
なんでカツラの木っていつも山奥にあるんだ?
徒歩600mかぁ・・・
結構あるな(汗)
念のため青ガッパ号にロックを掛けて
歩き出すときれいな森の中を歩きます。
思わす歌ってしまう
「♪あるぅ~ひ もりのなっか」
「♪くまさ・・・・んに・・・・で・・・あ・・・・・」
!!!

マジでつか(汗)
そ~だよね、ここ本州だもんね。
意外と兵庫県の山の中って熊が出る印象なんだけど
まさにココじゃね~かっ!
綺麗だと思っていた森は
今にも熊が出そうな恐怖の森に見えてしかたねーよ。
暗い杉林から出るけどすんげぇ山の中にいることには変わりない。
miyomiyoさんから貰った熊除けの鈴を持ってくるんだったと
いまさら後悔するけど・・・そうだ!
スマホの着信音を最大に鳴らして歩こう。
こうして小鳥が飛び立つ音にもビビリながらも
お目当ての糸井の大カツラを見ることが出来ました。
樹齢2000年といわれる
巨木でございます。
根の周辺に柵が設置されていて
ちゃんと整備されているようです。
では、熊の出る山奥でひっそりと私が来るのを
待ってくれていた大カツラに敬意を表しましょう。
近くで見るとひこばえの本数が半端じゃないです。
12.5mの幹の迫力は実際に見ると
感動するよ。
んじゃ、帰りも着信音を最大に鳴らしながら
念のため棒切れを持って戻ります。
たぶん、ここにくまモンが出たら
棒でぶん殴ってたかもしれません。
無事に青ガッパ号のところに戻って
k10からR482
R482からk701へ
三桁県道だったけど
道はいたって快適。
そのまま県道を走っているとR176に突き当りますが
その突き当たったところに
寄りたかった場所があります。
加悦SL広場
鉱山駅の機関庫跡ですが
鉄道記念館みたいになってるんだよ。
入場切符は400円
(内容的に安いと思うよ)
一歩中に入るとタイムスリップしたような場所になります。
なんちゃって鉄ちゃんなので
詳しい車両の形式はわからないけど
線路を長く残したままの展示方法がすばらしい。
文化財的なSLもあります。
アメリカのゴールドラッシュを連想させるね。
もう顔にしか見えない
ラッセル君 ↓
廃墟ハンターが一番萌えた
給水塔 ↓
本物の転車台の横にあったので
当時のままの状態だと思います。
とにかくお客はわたししかいないので
ジドリし放題、やりたい放題。
午後を回って暑くなってるのに
園内を走り回って遊んで来ました。

疲れた・・・
園内で水分補給をして
本日の最終目的地へ向かいます。
加悦からそのまま北へ走ると
日本海に出ます。
朝のフェリーを降りたところから
縦断したことになります。
さぁ、着いたのは天橋立なのですが
実はわたしはこの天橋立は始めてなのです。
メジャースポットだしバイク以外の旅行でも
行く事がなかったので
一度来て見たかったんだよ。
天橋立エリアに入って
何処に行こうかと迷ったけど
やっぱり始めは奇を狙わずに素直にココかな?
傘松公園展望台
展望台までは文明の力で行くよ。
15分おきに出るケーブルカーに乗ると
まさかのわたし一人でございます。
ど~こに座っちゃおうかな?なんて
悩む暇もなく展望台に到着。
「ヒャッポーーー!!」
綺麗です。
まぁ、風景は予想通りですケロ
ここに来たらやっぱりアレですか?
股のぞきって奴ですか?
あ、他人(特に女性)の股を覗いちゃダメだからね
自分の股を覗くんだよ。
こうやってな・・・
あ・・・チガっ
こうだ!
こうやって見える風景が
天に架かる橋って事だよね。

自分で言うのはなんですが
想像力は豊かだと思ってるけど
こ、これはただ海を逆さまに見てるとしか思えねぇ。
逆さまに見えなくてがっかりした観光客用なのどうか
わかんないけどこんなのもあるよ ↓
かわらけ投げだって。
あの知恵の輪に入れたら良いんだろ?
簡単じゃね~か。
しかし3枚で200円はたけ~な。
持ち方はこう ↓
ポテトプリッツの蓋を飛ばして
遊んでいた経験が今ここで活かされる時が来た。
下の民家まで飛んでいくかもしれないが
悪く思うなよ・・・
うりゃっ!

って、あれ?
うりゃ!
あれ?
うんがーー!
全部フックして曲がって行きやがるぜ。
そうか、わかったぞ
もう200円出させる悪徳商売だなこれは?
そ、その手にはのらね~ぞ・・・
・・・
400円・・・・返して(泣)
天橋立で散財する前にケーブルカーに乗って下山します。
下の駐車場のにゃんこ ↓
青ガッパ号の番をありがとう。
では、そろそろホテルへとも思ったけど
まだ明るいので最後に金運の場所に
寄っちゃいます。
宮津の街からすぐそこにある
「金引の滝」
まさに金運を引き寄せる
わたしのためにあるような滝でございます。
短い遊歩道をあがると
小さいながらも美しい滝が
私を待ってくれていました。
梅雨前なので水量がないけど
岩を伝う幾筋の流れが美しいとです。
金運のしぶきを浴びて
わたしの体を清めます。
すぐ下は住宅地なのに
しかも海沿いにこんな滝があるって面白い。
では、今夜の宿へ
天橋立が見える海沿いのホテルに向かってると
わたしを1日照らしてくれたいたお日様が沈もうとしています。
可愛い廃船の前でサンセットタイム
明日も照らしておくれ~~!!
そして天橋立宮津ロイヤルホテル
駐車場が雨ざらしの車と一緒の駐車場って言うのが
ちょっとマイナスかな。
ま、ツインルームをシングルの値段で
泊まれるので部屋はゆったり。
では、1日の締めとして
元気になる液体でかんぱ~い!

ホテルや旅館的な夕食はあまり好きじゃ無いので素泊まりプランにして
ホテル内の居酒屋でビールに合いそうな奴だけ
食べていい気分になってツーリング1日目は終了!
では、おやすみなさぁ~い。

2日目につづく

