<・m= チュンチュン
おはようございます。
札幌の真ん中で目覚めた朝。
想像してたより
寒く無くて拍子抜けする響でございます。
ミヨさんからもらったロイズのチョコパンを食べて
目の前にある札幌駅からJRに乗って新千歳空港へ
昨日は空港からシャトルバスで札幌まで行ったけど
JRの方が早くて楽かも。
あ、帰るんじゃないよ
空港に行くとレンタカーステーションまでの
無料バスが出てるのでそれに乗ってレンタルバイク屋へ行きます。
またお世話になりま~す。
初めての北海道ツーリングで借りたバイク(CB1300SB)が
新車でピカピカだったので今回もこの「レンタル819Kizuki」で
相棒を借りました。
今回の私の相棒はコレ ↓
あ、違った
コレ ↓
ヤマハ MT-07 ABS
新車です。
いま、一番気になってるバイクで
試乗だけじゃツーリングバイクとしてどうなのか
判らないためこの広い北海道で走り倒してみたいとおもいます。
とりあえず走り出す前に気になった場所は
メーターの位置かな。
全表示が液晶なのが残念なうえ
ハンドルクランプのところにナビを付けたいけど
メーターがあるのでこんな無理やりな場所になったぞ。
しかも突貫で取り付けてもらったので
しばらく走るとクタ~と下を向くナビでした。
クランプのネジを最強に閉めても
クタ~とうつむくので
もう見たい時だけグイっと持ち上げりゃあ良いかと
開き直ることにする。
後はマグネット式のタンクバックが装着不可となります。
ま、持ってきたシートバックもちゃんと装着出来たし
さっそく出発するよ~!
しかし千歳は霧雨
予報じゃ曇りだったのに・・・(汗)
雨から逃げて北海道に来たのに
雨ですか?
そうですか・・・
仕方ない、合羽は無くても良い感じだけど
保険で合羽着るかぁ。
合羽を着てレンタカーステーションの外周を回って
フィーリングを確かめてるとミヨさん登場!
おはようござます。
前も日高周辺を一緒に走った日は雨だったので
ミヨさんってもしかして・・・?(笑)
ま、真っ黒な雲も見えないので
雨がひどくなることは無いでしょう。
今日のミヨさんはドゥカモンを売っちゃったので
カワサキさん(KSR110)で来ていますが
どんなツーリングになるか楽しみです。
んじゃ、ミヨさんの先導でしゅっぱぁ~~つ!
ポコポコポコーーーー
ドルルルルーーーーー
270度クランクの
二気筒エンジンの鼓動が心地いい。
4気筒のふけ上がりも好きだけど
このエンストなど絶対しないようなトルク感は良いよ。
ちょっとアクセルを開けると
背中を押されたような感覚で加速します。
クロスギアなGSR750に対して
ハイギヤードなのでツーリングは
こっちの方が向いてる気がします。
ツーリングの方は
九州には生えてない白樺の森を抜けて
支笏湖(しこつこ)へやってきました。
今回のツーリングは本当は最北端の
宗谷岬へ行く予定だったんだけど
稚内方面の予報が雨だったので急遽道央を巡る
お気楽プランに変更してみました。
正直に言うと最北端側って最北端のモニュメントと
サロベツ原野を見たらそれほど寄る場所がないし
一生懸命走って行って雨だと悲しいし
変更してもなんとも残念な感じがしないのだ。
(利尻島はいつか行ってみたいケロ)
日本第二位の透明度を誇るという支笏湖ですが
すてきな鉛色(笑)
いや~、しかしデカイわ。
こんなに大きな湖は琵琶湖と猪苗代湖以来だ。
それでは記念に集合!
霧雨もやんでいますが
まだひんやりしてるのでカッパは着たまま。
支笏湖はトイレ休憩で停まっただけで
目的地はその上にある北海道三大秘湖と呼ばれる
オコタンペ湖です。
支笏湖からつづら折れの峠を登って
オコタンペ湖へ通じる道へ・・・
エッ!?
ま、まじですか?
大雨の被害で通行止じゃった。
ま、お気楽ツーリングなので
気持ちを切り替えてさっさと次へ行こう。
支笏湖の南側へ廻って
次は苔の洞門へ行って見ます。
駐車場は何故か入れなくなってるので
バイクを手前に停めて中へ。
まずは北海道を走ってると
やたらと目につくでっかい蕗(フキ)
1本採るだけで
数人分のオカズになりそう。
で、楽しみにしていた苔の洞門だけど・・・
エッ!?
イヤーーー!
イヤーーー!
イヤーーー!
ま、ましゃかの二連敗
案内板があんなに埋まってるってことは
もう復旧することは無いんじゃない?
(B級スポットだし)
本当はこんな渓谷を見るはずでした ↓
(じゃらんnetより)
チックショーー!
カッパを脱ぎ捨てて
次は羊蹄山だっ!
(ちゃ~んと畳んで直すA型響)
R276でニセコ方面へ
九州ではちびっ子バイクでも一緒に走れてたので
問題ないと思っていたけど
やっぱり広い北海道ではちょっとペースが合わない。
でもずっと1本道なのではぐれることは無いから
気持ちの良いペースで走らせてもらいました。
途中にあったきのこ王国の恐竜。
オブジェだとしても
スケールがでかいぜ北海道!
とても首まで登れそうにね~よ。
しばらく走って羊蹄山の外周を回るd97へ
いつもの癖で県道と呼びそうになるけど道道なので「d」表示です。
広い北海道なので道道も三桁に収まらず
4桁の道がいっぱいだよ。
北海道らしいのどかな道になってきたけど
羊蹄山ってどれ?
すぐ横に富士山のような
美しい山が見えるはずなんだけど・・・
まさか・・・
ましゃかの雲の中でした。
ここで落胆してはダメです
こころの目で見るのですよ。
見える・見える・見える
見える・見える・見える
ほら、見えた。
わたしのCG技術を使えば
もうどんな天候の時に来ても安心です。
しかし、どうでしょう?
ここまで走って来て
MT-07の試乗にしかなってないと言う
すばらしい負けっぷりでございます。
でもずっと楽しい気分で走れるのは
雄大な北海道ならではなんだろうね。
ニセコへ抜けて
スキー場近くでお昼ごはんを食べようと思ったけど
団体ツアーなどが入ってるお店ばかりだったので
ミヨさんが変わり種なうどんのお店があるよって言うので
街の方に行って見ました。
「豪雪うどん 雪庭」
釜揚げうどん↓
こうして見ると普通のうどんに見えるでしょう?
でも・・・
この真っ白な透明感のある麺は
男爵芋の澱粉を原材料にしてるんだよ。
食感はモチっとしててのど越しも良いです。
ただ癖が無さ過ぎてつけ汁の味に依存する感じ。
ミヨさん、御馳走様でした。
では本日の行きたい場所としてリクエストしていた
神仙沼を目指しますが
北海道の道路案内板が途中でなくなると言う
マジックにひっかかり道を間違えてしまったよ。
(はい、北海道に来てもわたしが先導なんです)
案内は出るんだけど分岐で表示が無いと言う(汗)
ヘンテコな場所に取り付けられたナビを見ながら
戻ってると倶知安駅の前で
かっこいい倉庫を発見!
石積みと赤煉瓦が組み合わさった
萌える作りとなっています。
本来は2つの倉庫だったのを
つなげて一つにしたような
感じかな?
倉庫をぐるっと回って見てみると
ルピナスが雑草のように咲いていました。
こっちで言うセイタカアワダチソウみたいな存在らしい。
ようするに雑草ね。
ルピナスが咲いてた
倉庫の横の壁が黒くてかっこよかったので
こっち側でジドリ
とりあえず張り付いて見た。
足を掛けるところが3センチくらいしかないので
2秒しか壁にくっつけないですが
なんとか二人で息を合わせます。
このジドリに何の意味があるのかわからないけど
無駄に体力を使う儀式をしないと
ツーリングした気分になれない体質になってしまったようだ。
俱知安から本来走るはずだったd58へ入ります。
ここからしばらく熊がでそうな道になる。
登りなんでミヨさんが離れて行くけど
一本道なので先へ。
峠を登り切るところまで来ると
道の横には残雪が見えるようになりました。
いきなり山奥に温泉施設みたいなものも
出現します。
ここは避暑によさそうだね。
ここで待ってると
ミヨさんも追いついて来たので
一緒にd66に出てさらに山を登ります。
この峠の上に目指す湿原があるのだけど
その手前にも大きな湿原がありました。
一面クマザサに覆われた大谷池
湿原の中には木道があるので
下りてみました。
デカイ!
何がって?
ササがデカい。
普通クマザサって腰の高さくらいなんだけど
わたくしより背が高いです。
しかし夏の北海道の湿原ってブユ(ブヨ)が半端ね~よ。
ウンキョ座りをして野草でも撮ってると
背後に蚊柱が立ちます。
北海道の夏の湿原で動きを止めたら
ブユの餌食になると思え。
(前に行った釧路湿原のブユも凄かった)
で、この大谷池のすぐ先に
本命の神仙沼があります。
ちゃ~んと整備された駐車場もあるけど
誰もいね~よ。
(後で団体さんとか来るけどね)
「神仙沼」
湿原が豊富な北海道の中にあっても
ここは北海道屈指の高層湿原なのだ。
湿原なので野生の植物などを傷めないように
木道が整備されています。
ミヨさんの背中の赤いDマークを追って湿原へ
ハイマツの花?
真っ赤です。
さらに進むとエゾマツの林になっていきます。
エゾマツの林を抜けると
そこは湿原でした。
一面にワタスゲが群生しています。
空気はしっとりしてるけど
綿はフワフワしてました。
まさに神秘の湿原。
鳥のさえずりしか聞こえない
ところで静かに10秒ダッシュ
長い年月に積み重なった土の層の間に
無数の小さな池があります。
冷水でも大丈夫なヤマアカガエル系がいないか
探したけど生き物系は見つかんない。
ずっとこの湿原が神仙沼と思って見てたけど
ミヨさんが「沼はもうちょっと先ですよ」と言うので
先へ行くと鏡のような水面の沼がありました。
主が棲んでいそう。
久し振りに大自然の懐に抱かれて
ネイチャーハンター響になってきました。
シモツケソウ(シロバナ)
チングルマ
そして初めて見る
氷河期の生き残りと言われるミツガシワ
モジャモジャが面白いね。
他にもいっぱい九州では見れない野草を見て
沼を後にしました。
長い木道を戻って山を下りま~す。
登る時は無かったけど
海側へ下る斜面には霧が出てるよ。
と、この霧の中で
キタキツネと遭遇するのだけど
霧で発見が遅れて通り過ぎてしまって
写真が撮れなかっぱ(汗)
山を下って共和町に入ったところで
「幌似鉄道公園 4.0km」という看板を発見。
矢印に従って曲がって4km行くけど何も無いじゃね~かっ。
またかよっ、北海道!
ミヨさんと看板のところまで戻ってググって見たら
やっぱり案内無しのところを曲がるパターンだったよ。
「幌似駅」
廃線になった国鉄岩内線の駅だけど
バイパス開通の為今の場所に移転されたようです。
古い駅舎とホームはNHKのドラマ「旅路」や映画のロケで
使われたんだって。
ロケで使ったあとはマイナリストの遊び場になります。
この共和町で18時
今日もいっぱい遊びました。
わたくしはこのすぐ先の岩内にホテルを取ってるので
ここで解散。
仕事を調整して遊んでくれたミヨさん
ありがとうね。
出会いと別れの駅で
またの再会を誓います。
また来るからね~
九州にも来てね~
あ、次回は250ccくらいのバイクにしててね~
ポコポコポコーーーっと去っていく
ミヨさんを見送ってd66を終点まで走ると岩内港
この港のホテルがわたしの寝床です。
夏が短い北海道の今の時期は
どこもホテルが満室で取れないので
こんな場所のホテルになったけど
静かなので最初からここで良かったかも。
部屋は3人用の部屋を一人で使うので
広々してよかっぱ。
北海道らしいセイコーマートも近くにあって
明日の朝食も買えるので便利です。
で、漁港ってことで
今晩のディナーは漁港の近くにある
お寿司屋さんへお邪魔します。
「清鮨本店」
ちなみに支店は数軒となりにあったよ(笑)
テーブル席に座って
まずは1日おつかれチ~ン!
プッハァーーーッ!
そしていっただきま~すっ!
もう絶品過ぎて言葉もありません。
ウニだけじゃ後半飽きるし大好物なイクラも
魚卵の食べ過ぎになるので
ちょうど良い二色丼。
イクラの塩味とウニが混ざった所が
本当に言葉にならないほど絶品なのでした。
やっぱり北海道の食い物はスゲー。
美味い物食べてホロ酔いの響は
ホテルの部屋に戻って真ん中のベットに
大の字になって爆睡。
北海道ツーリング:積丹半島を行け!へつづく
◇◇◇ Minorist Hibiki & Miyomiyo ◇◇◇
Silvermac
2015年07月13日 06:07
北海道遠征ですか。