<・m= チュンチュン



おはようございます。




札幌の真ん中で目覚めた朝。



想像してたより

寒く無くて拍子抜けする響でございます。



ミヨさんからもらったロイズのチョコパンを食べて

目の前にある札幌駅からJRに乗って新千歳空港へ


1 再び空港へ.JPG


昨日は空港からシャトルバスで札幌まで行ったけど

JRの方が早くて楽かも。




あ、帰るんじゃないよ

空港に行くとレンタカーステーションまでの

無料バスが出てるのでそれに乗ってレンタルバイク屋へ行きます。


2 綺麗なロビー.JPG


またお世話になりま~す。


初めての北海道ツーリングで借りたバイク(CB1300SB)

新車でピカピカだったので今回もこの「レンタル819Kizuki」で

相棒を借りました。



今回の私の相棒はコレ ↓

わたくしの相棒?.jpg


あ、違った


コレ ↓

3 北海道の相棒.JPG

ヤマハ MT-07 ABS


新車です。




いま、一番気になってるバイクで

試乗だけじゃツーリングバイクとしてどうなのか

判らないためこの広い北海道で走り倒してみたいとおもいます。




とりあえず走り出す前に気になった場所は

メーターの位置かな。

1 メーターの位置が残念.JPG


全表示が液晶なのが残念なうえ

ハンドルクランプのところにナビを付けたいけど

メーターがあるのでこんな無理やりな場所になったぞ。



しかも突貫で取り付けてもらったので

しばらく走るとクタ~と下を向くナビでした。


クランプのネジを最強に閉めても

クタ~とうつむくので

もう見たい時だけグイっと持ち上げりゃあ良いかと

開き直ることにする。




後はマグネット式のタンクバックが装着不可となります。




ま、持ってきたシートバックもちゃんと装着出来たし

さっそく出発するよ~!

4 さぁ、出発だ.JPG


しかし千歳は霧雨


予報じゃ曇りだったのに・・・(汗)





雨から逃げて北海道に来たのに

雨ですか?




そうですか・・・




仕方ない、合羽は無くても良い感じだけど

保険で合羽着るかぁ。




合羽を着てレンタカーステーションの外周を回って

フィーリングを確かめてるとミヨさん登場!


1 今日はDな方と遊びます.JPG

おはようござます。



前も日高周辺を一緒に走った日は雨だったので

ミヨさんってもしかして・・・?(笑)



ま、真っ黒な雲も見えないので

雨がひどくなることは無いでしょう。




今日のミヨさんはドゥカモンを売っちゃったので

カワサキさん(KSR110)で来ていますが

どんなツーリングになるか楽しみです。




んじゃ、ミヨさんの先導でしゅっぱぁ~~つ!


ポコポコポコーーーー

2 いきなり白樺の森.JPG


ドルルルルーーーーー





270度クランクの

二気筒エンジンの鼓動が心地いい。



4気筒のふけ上がりも好きだけど

このエンストなど絶対しないようなトルク感は良いよ。



ちょっとアクセルを開けると

背中を押されたような感覚で加速します。



クロスギアなGSR750に対して

ハイギヤードなのでツーリングは

こっちの方が向いてる気がします。




ツーリングの方は

九州には生えてない白樺の森を抜けて

支笏湖(しこつこ)へやってきました。

3 でっかい.JPG


今回のツーリングは本当は最北端の

宗谷岬へ行く予定だったんだけど

稚内方面の予報が雨だったので急遽道央を巡る

お気楽プランに変更してみました。



正直に言うと最北端側って最北端のモニュメントと

サロベツ原野を見たらそれほど寄る場所がないし

一生懸命走って行って雨だと悲しいし

変更してもなんとも残念な感じがしないのだ。

(利尻島はいつか行ってみたいケロ)


5 初支笏湖.JPG


日本第二位の透明度を誇るという支笏湖ですが

すてきな鉛色(笑)



いや~、しかしデカイわ。




こんなに大きな湖は琵琶湖と猪苗代湖以来だ。



それでは記念に集合!

6 今日のメンバー.jpg


霧雨もやんでいますが

まだひんやりしてるのでカッパは着たまま。




支笏湖はトイレ休憩で停まっただけで

目的地はその上にある北海道三大秘湖と呼ばれる

オコタンペ湖です。





支笏湖からつづら折れの峠を登って

オコタンペ湖へ通じる道へ・・・




エッ!?





6 秘境湖は本当に秘境になった.jpg


ま、まじですか?



大雨の被害で通行止じゃった。





ま、お気楽ツーリングなので

気持ちを切り替えてさっさと次へ行こう。


7 湖畔の道も真っ直ぐ.JPG


支笏湖の南側へ廻って

次は苔の洞門へ行って見ます。




駐車場は何故か入れなくなってるので

バイクを手前に停めて中へ。



まずは北海道を走ってると

やたらと目につくでっかい蕗(フキ)

7 喰えるらしいよ.JPG


1本採るだけで

数人分のオカズになりそう。


8 フキの葉に可愛いのがいました.JPG


で、楽しみにしていた苔の洞門だけど・・・



エッ!?




8 埋まり方が半端ねー.jpg

イヤーーー!
イヤーーー!
イヤーーー!



ま、ましゃかの二連敗



案内板があんなに埋まってるってことは

もう復旧することは無いんじゃない?

(B級スポットだし)



本当はこんな渓谷を見るはずでした ↓

苔の洞門.jpg
(じゃらんnetより)




チックショーー!


カッパを脱ぎ捨てて

次は羊蹄山だっ!

(ちゃ~んと畳んで直すA型響)



9 緑に緑のバイク.JPG


R276でニセコ方面へ


10 新緑ですね.JPG


九州ではちびっ子バイクでも一緒に走れてたので

問題ないと思っていたけど

やっぱり広い北海道ではちょっとペースが合わない。



でもずっと1本道なのではぐれることは無いから

気持ちの良いペースで走らせてもらいました。



9 なぜ恐竜?.JPG



途中にあったきのこ王国の恐竜。




オブジェだとしても

スケールがでかいぜ北海道!

10 抱きついてみた.JPG


とても首まで登れそうにね~よ。



しばらく走って羊蹄山の外周を回るd97へ


いつもの癖で県道と呼びそうになるけど道道なので「d」表示です。



広い北海道なので道道も三桁に収まらず

4桁の道がいっぱいだよ。




10 北海道らしい暴風壁.JPG


北海道らしいのどかな道になってきたけど

羊蹄山ってどれ?


11 適当に見つけて入ったのどかな道.JPG



すぐ横に富士山のような

美しい山が見えるはずなんだけど・・・



まさか・・・




11 心の目で見ろ.JPG



ましゃかの雲の中でした。




ここで落胆してはダメです

こころの目で見るのですよ。





見える・見える・見える


見える・見える・見える



ほら、見えた。

12 わたしにはこう見える.jpg


わたしのCG技術を使えば

もうどんな天候の時に来ても安心です。



しかし、どうでしょう?

ここまで走って来て

MT-07の試乗にしかなってないと言う

すばらしい負けっぷりでございます。




でもずっと楽しい気分で走れるのは

雄大な北海道ならではなんだろうね。



12 ニセコってこの字を書くの?.JPG


ニセコへ抜けて

スキー場近くでお昼ごはんを食べようと思ったけど

団体ツアーなどが入ってるお店ばかりだったので

ミヨさんが変わり種なうどんのお店があるよって言うので

街の方に行って見ました。


13 北海道の地方の街ってだいたいこんな感じ.JPG


「豪雪うどん 雪庭」

13 雪庭さん.JPG


釜揚げうどん↓

14 ニセコのうどんです.JPG


こうして見ると普通のうどんに見えるでしょう?


でも・・・



15 材料はジャガイモなんだよ.JPG


この真っ白な透明感のある麺は

男爵芋の澱粉を原材料にしてるんだよ。



食感はモチっとしててのど越しも良いです。



ただ癖が無さ過ぎてつけ汁の味に依存する感じ。




ミヨさん、御馳走様でした。


16 ミヨさんを置いて峠へ.JPG


では本日の行きたい場所としてリクエストしていた

神仙沼を目指しますが

北海道の道路案内板が途中でなくなると言う

マジックにひっかかり道を間違えてしまったよ。

(はい、北海道に来てもわたしが先導なんです)



案内は出るんだけど分岐で表示が無いと言う(汗)



ヘンテコな場所に取り付けられたナビを見ながら

戻ってると倶知安駅の前で

かっこいい倉庫を発見!



14 ふるえる物件.JPG



石積みと赤煉瓦が組み合わさった

萌える作りとなっています。


13 こんなん見つけました.JPG


本来は2つの倉庫だったのを

つなげて一つにしたような

感じかな?




倉庫をぐるっと回って見てみると

ルピナスが雑草のように咲いていました。

18 雑草のようにさくルピナス.JPG


こっちで言うセイタカアワダチソウみたいな存在らしい。


ようするに雑草ね。





ルピナスが咲いてた

倉庫の横の壁が黒くてかっこよかったので

こっち側でジドリ

15 ジドリ中.JPG


とりあえず張り付いて見た。


16 張り付きたかった.JPG


足を掛けるところが3センチくらいしかないので

2秒しか壁にくっつけないですが

なんとか二人で息を合わせます。


17 マリオとルイージ.JPG


このジドリに何の意味があるのかわからないけど

無駄に体力を使う儀式をしないと

ツーリングした気分になれない体質になってしまったようだ。



俱知安から本来走るはずだったd58へ入ります。


17 熊出そう.JPG


ここからしばらく熊がでそうな道になる。



登りなんでミヨさんが離れて行くけど

一本道なので先へ。


18 意外と動物との遭遇は無し.JPG



峠を登り切るところまで来ると

道の横には残雪が見えるようになりました。


19 残雪が出てきた.JPG



いきなり山奥に温泉施設みたいなものも

出現します。



20 秘境温泉か?.JPG


ここは避暑によさそうだね。



ここで待ってると

ミヨさんも追いついて来たので

一緒にd66に出てさらに山を登ります。


19 標高が上がってきた.JPG



この峠の上に目指す湿原があるのだけど

その手前にも大きな湿原がありました。



21 熊笹の迷路.JPG


一面クマザサに覆われた大谷池


22 ミヨさんはまだ.JPG



湿原の中には木道があるので

下りてみました。




デカイ!



何がって?




ササがデカい。



23 熊笹ってこんなにデカかったっけ?.JPG


普通クマザサって腰の高さくらいなんだけど

わたくしより背が高いです。



しかし夏の北海道の湿原ってブユ(ブヨ)が半端ね~よ。




ウンキョ座りをして野草でも撮ってると

背後に蚊柱が立ちます。



北海道の夏の湿原で動きを止めたら

ブユの餌食になると思え。

(前に行った釧路湿原のブユも凄かった)




で、この大谷池のすぐ先に

本命の神仙沼があります。

24 将来のわたしの組み合わせかも.JPG


ちゃ~んと整備された駐車場もあるけど

誰もいね~よ。

(後で団体さんとか来るけどね)



24 わたしが来たかった場所.JPG

「神仙沼」



湿原が豊富な北海道の中にあっても

ここは北海道屈指の高層湿原なのだ。



25 北海道屈指の高層湿原.JPG


湿原なので野生の植物などを傷めないように

木道が整備されています。




ミヨさんの背中の赤いDマークを追って湿原へ




ハイマツの花?

26 真っ赤な松の花.JPG

真っ赤です。



さらに進むとエゾマツの林になっていきます。


27 蝦夷松がカッコいい.JPG


エゾマツの林を抜けると

そこは湿原でした。


28 尾瀬っぽい.JPG



一面にワタスゲが群生しています。


29 ワタスゲ.JPG



空気はしっとりしてるけど

綿はフワフワしてました。



31 自然がいっぱい.JPG


まさに神秘の湿原。



鳥のさえずりしか聞こえない

ところで静かに10秒ダッシュ


30 10秒ダッシュ.JPG



長い年月に積み重なった土の層の間に

無数の小さな池があります。




34 池にはなにもいません.JPG



冷水でも大丈夫なヤマアカガエル系がいないか

探したけど生き物系は見つかんない。




ずっとこの湿原が神仙沼と思って見てたけど

ミヨさんが「沼はもうちょっと先ですよ」と言うので

先へ行くと鏡のような水面の沼がありました。


33 ミヨさんは野鳥探し.JPG


主が棲んでいそう。



久し振りに大自然の懐に抱かれて

ネイチャーハンター響になってきました。


35 エゾシモツケ.JPG

シモツケソウ(シロバナ)


チングルマ

36 チングルマ.JPG



そして初めて見る

氷河期の生き残りと言われるミツガシワ

32 初見です.JPG


モジャモジャが面白いね。



他にもいっぱい九州では見れない野草を見て

沼を後にしました。



37 けっこう長いです.JPG



長い木道を戻って山を下りま~す。



20 山の上らしい雰囲気.JPG



登る時は無かったけど

海側へ下る斜面には霧が出てるよ。


21 キタキツネを見た.JPG



と、この霧の中で

キタキツネと遭遇するのだけど

霧で発見が遅れて通り過ぎてしまって

写真が撮れなかっぱ(汗)



山を下って共和町に入ったところで

「幌似鉄道公園 4.0km」という看板を発見。




矢印に従って曲がって4km行くけど何も無いじゃね~かっ。



またかよっ、北海道!





ミヨさんと看板のところまで戻ってググって見たら

やっぱり案内無しのところを曲がるパターンだったよ。




「幌似駅」


38 ほろに.JPG

廃線になった国鉄岩内線の駅だけど

バイパス開通の為今の場所に移転されたようです。



古い駅舎とホームはNHKのドラマ「旅路」や映画のロケで

使われたんだって。


39 運転してるわけじゃありません.JPG


ロケで使ったあとはマイナリストの遊び場になります。


40 ドラマのセットです.JPG



この共和町で18時



今日もいっぱい遊びました。




わたくしはこのすぐ先の岩内にホテルを取ってるので

ここで解散。




仕事を調整して遊んでくれたミヨさん

ありがとうね。

41 今日はありがと.JPG


出会いと別れの駅で

またの再会を誓います。


22 また会う日まで.jpg

また来るからね~

九州にも来てね~



あ、次回は250ccくらいのバイクにしててね~




ポコポコポコーーーっと去っていく

ミヨさんを見送ってd66を終点まで走ると岩内港

42 今日の宿泊地.JPG


この港のホテルがわたしの寝床です。


23 今までで一番広い部屋でした(3人用).JPG


夏が短い北海道の今の時期は

どこもホテルが満室で取れないので

こんな場所のホテルになったけど

静かなので最初からここで良かったかも。



部屋は3人用の部屋を一人で使うので

広々してよかっぱ。



北海道らしいセイコーマートも近くにあって

明日の朝食も買えるので便利です。


43 北海道の買い物はここ.JPG


で、漁港ってことで

今晩のディナーは漁港の近くにある

お寿司屋さんへお邪魔します。


44 地元のお寿司屋さん.JPG


「清鮨本店」



ちなみに支店は数軒となりにあったよ(笑)



テーブル席に座って

まずは1日おつかれチ~ン!

45 とりあえず.JPG


プッハァーーーッ!



そしていっただきま~すっ!



46 絶品.JPG


もう絶品過ぎて言葉もありません。




ウニだけじゃ後半飽きるし大好物なイクラも

魚卵の食べ過ぎになるので

ちょうど良い二色丼。



イクラの塩味とウニが混ざった所が

本当に言葉にならないほど絶品なのでした。




やっぱり北海道の食い物はスゲー。




美味い物食べてホロ酔いの響は

ホテルの部屋に戻って真ん中のベットに

大の字になって爆睡。



北海道ツーリング:積丹半島を行け!へつづく


羊蹄山.jpg


◇◇◇ Minorist Hibiki & Miyomiyo ◇◇◇

miyomiyoさんのツーリングレポート