梅雨の合間の貴重な晴れ。
青ガッパ号、しゅつど～～！
今日のツーリングは梅雨が明けて本格的な暑い夏になると
涼しい山ばかりで海に行かなくなるので
今のうちに海を満喫するため長崎県の
平戸に行ってみようとおもいます。
平日なので孤高のマイナリストとなって走り出す。
何時もなら九州道の福岡ＩＣから都市高速で西九州道に
入るのだけど途中にある荒津大橋が
高所で怖くてたまんないので
太宰府ＩＣから環状外回りで西九州道へ。
歩いてる時は高さに対しては人並みなんだけど
バイクで走ってる時だけ高所恐怖症になります。
（この橋の怖さは同じく高所恐怖症のかおりんが強く同感してくれました）←手前のＩＣで降りるんだって
年々いままで大丈夫だった橋も
怖くなってきてる気がする響でございます（汗）
今宿バイパス～唐津道路に入って
北波多ＩＣから一般道へ
新しい道が出来て唐津をアッと言う間に
通過できるようになったよ。
Ｒ２０２をすこし走ってｋ５２
ちょっと冒険して知らない道に入ったら
山道になっちゃった。
大平山に上がる登山口がちかくにある道だったかな？
でもちゃんとまともな道に戻れました。
知ってる道に出て
伊万里の街の中で遅い朝食を頂きます。
（起きたら晴れてるので喜んで家を出たら食べるの忘れた）
［石窯パン工房 伊万里の香り］
お店のテラスにイートインコーナーがあるので
スズメにパンを分けながら食べました。
コーヒーもサービスなんだよ。
伊万里の街を出てｋ５
（今更ですが「Ｒ」は国道で「ｋ」は県道です）←覚えておくように
ｋ５の連続ヘアピンで一気に
こんな風景のところまで登るよ。
ここからしばらく
山間の農村を幾つも抜ける道になります。
このへんは麦を栽培していたためか
ちょっと遅い田植えを迎えています。
ｋ５を走ってるとｋ１１に突き当たるんだけど
間違って松浦の方へ行ってしまった。
グリーンロードに入るはずが
どうりで見た事のない風景だと思ったよ。
先導してない時はだいたいこんな感じで適当なので
そのまま行っちゃうよ。
（先導してる時もけっこう適当だけどな）
たまに間違えると新しい発見があるんだよ。
なので
こんな場所を見付けました。
「中瀬草原」
駐車場はやっぱりというか
予想通りにわたしだけ。
いったいどんな草原なんだろうと
好奇心で寄ってみるとめっちゃ綺麗なところでした。
草が伸びてるので
牧場ではないらしい。
ちょっと奥に東屋が見えるので
キャンプ場の公園になってるようだ。
呼子の加部島にこんな風景の場所があるけど
あそこは牛がいるので
今この草原の中に居るのは正真正銘に
わたしとバッタだけ。
「ヒャッポーーー！！」
「絶景、ひとりじめ」
ほらね～
道を間違えると良い事あるだろう？
最短で行くツーリングなんてつまんね～よ。
半島をぐるっと回って
平戸大橋を目指していると
平戸らしい海が目の前に。
これだよ
こ～ゆ～のが見たくて平戸に来たのだ。
丹後半島の海も綺麗だったけど
九州の海も綺麗かろう？
高くて怖い平戸大橋を渡って
島をショートカットするつもりで川内峠へ
何度も走ってる峠なので
そのまま通過するつもりだったけど
今日は景色がよく見渡せるので停まってみたよ。
風は涼しいけど風景は夏だね。
しかしあの森を黄色くしてる樹はなに？
花じゃなくて新芽っぽいけど
クスの樹の仲間かな？
こ～んな景色をみながら
峠を快走中。
平戸島の西側に出て
海岸を目指します。
やがて海沿いの道に出るのだけど
もう海の色がチガ～ウ。
別格でございます。
海独特の磯くさ～い香りが無くて
ちょっと甘い潮の香りがします。
（たぶんスイカズラの香り）
この浜が今日の目的地の
「根獅子の浜」だ。
（「ねしこ」と読め）
どうですか？
綺麗過ぎて頭がクラクラしませんか？
青ガッパ号を木陰に停めて
早速浜へ
震えるね～！
転がってる岩も
サンゴと錯覚しそうだ。
で、この根獅子の浜なんだけど
昔、キリシタンの殉教地って事もあるので
土足は控えましょう。
では変身します。
ブーツを脱いだだけじゃ
海に入れないからね。
「へ～ん・・・・しん！」
パンツ響参上！
海パン？
いいえ、普通のパンツですケロ
（もっと正確に言うとユニクロのパンツ）
安心してください、
近くで撮らないから。
じゃ、入っちゃおっ。
バシャバシャ
ヒャ～～、
きっもちイイ～～～！
（すね毛は薄いです）
砂の粒子が小さくて
素足で感じる砂の感触も良いよ。
パンツが濡れない深さまでしか行けないけど
久し振りに水中を覗いてみましょう。
波打ち際に小さな魚がいっぱいいたけど
やっぱり逃げちゃった。
岩がいっぱいある磯じゃないので
撮れそうな生き物はあまりいないね。
ジャバジャバ遊んでいる海から
ブーツやデニムパンツを脱ぎ捨ててる浜
財布もバイクのキーも置いたままだけど
だ～れもいないのでほったらかしたまま遊び放題。
なんどパンツも脱ごうかと思った事か・・・
このまま綺麗な海ばかりを載せてると
私らしくないので海のダンゴ虫でもいかが？
フナムシを追いかけて磯遊びは終了。
ちゃ～んとペットボトルに水を入れて
持って来たので足を洗って
ライダーの姿に戻りました。
根獅子の浜から出て走り出すとすぐに
道沿いにルルドを発見。
教会が建ってるわけじゃないけど
キリシタンの殉教地って事で建ってるのかな？
しかしツツジってまだ咲くのか？
海沿いから離れて
島の反対側を目指します。
すると島の真ん中にこんな綺麗な道が整備されていました。
この道から見える山の上の木も
黄色くなっとる。
新しい道を抜けて
ひっさし振りぶりの紐差教会。
もちろん鉄川与助氏の設計です。
何度か来てるので
外周をグルっと回るだけね。
教会を出たあとは島の東側に抜けて
Ｒ３８３を走りますが
川内港を通ってる時にこんな看板を発見。
「成功への道」
そういえば前もこの看板を見た気がするけど
スルーしていたのを思い出しました。
案内に沿って入ると神社があって
ブラシの木の花が咲いてるよ。
その花が咲いてる神社 ↓
小さい神社で金刀比羅神社（ことひらじんじゃ）と言うらしい。
神社の本殿はなにも変哲もない
普通の小さな神社だけど狛犬は金歯でした。
阿形も吽形も牙まで金歯。
金運の為触っておきました。
しかし何でここが成功への道？っと思ってると
横に鄭成功記念館がありました。
鄭成功とは平戸で生まれた東アジア（台湾）の英雄らしい。
「中国人海商で平戸を根拠地として活動した鄭芝龍（ていしりゅう）を父に、
平戸川内の田川マツを母に1624年7月14日平戸で生まれました。
幼名を福松、中国名を鄭森と言います。
鄭成功は、わずか7歳で単身海を渡り、21歳の時、明の隆武帝より明王朝の国姓「朱」を賜ったことから、
人々は彼を「国姓爺」と呼びました。
後に清朝との戦いの中、父芝龍が清に投降しますが、鄭成功は「抗清復明」の旗印を揚げ不利な戦いを続ける中で、
台湾に進攻し占拠中のオランダ人を追放しました。
その後、政府を設置し法律を定め、開拓を行い、民を養い大いに時運の挽回を図りますが
ついに病のために1662年39歳で亡くなりました」（鄭成功記念館ＨＰより）
どうですか？
勉強になったでしょう。
わたくしのレポで勉強になる事が書いてるなんて
激レアな事ですのでちゃ～んとお勉強してくださいね。
なんだかすべて成功する気になった響は
気分よく平戸大橋に向かって走ります。
平戸大橋を渡って再び本土へ
渡ってすぐのところで
朝ごはんが遅かったので
ちょっと遅い昼ごはんをここで食べます。
時間がお昼時からズレていたのでガラガラでした。
「萬福」
いつもは満車で人もいっぱい並んでるんだよ。
さっそく成功への道効果が出た？
海鮮系のメニューがズラリと並ぶ中で
やっぱり美味しい物が全部乗ってるコレ
海鮮丼
御飯がぜんぜん見えねぇ。
掘っても出てこないほど
魚が乗ってるよ。
御馳走様でした。
では綺麗な海も満喫したし
帰る方向へ
グリーンロードに入りましたが
毎回このルートばかりで飽きたので
途中からｋ６１へ
結局あまり走りたくない
Ｒ２０４に出ちゃうんだけどね。
でも何時もは避けてる道って
久し振りに走ると新鮮。
この国道でしか平戸方面にいく道を知らなかった頃から
気になっていた兜のある公園に寄る事に成功。
初めて寄りました。
何で兜が？って思ってたけど
この地が発祥の松浦水軍の兜なんだって。
歴史のロマンに触れて
伊万里大橋を渡ります。
引き続き唐津街道（Ｒ２０４）を走ると
あぐり山へ上がれる道が整備されていたので
登って見たよ。
ダートじゃないので登れるんだけど
恐ろしく急坂で
ＳＳバイクじゃぜったい曲がれない極小アールの
ヘアピンを曲がって頂上へ。
駐車場とかなにもないけど
道から振り返るといろは島が一望できるよ。
頂上に何があるかと言うと
コレ ↓
戦時中に敵艦を監視していた
監視哨だよ。
前に案内板を見たときは
バイクで上がれるように整備されてなかった感じだったので
たまたまた通ってみてよかっぱ。
あぐり山登頂成功記念。
下りは一方通行みたいにしてくれているので
下りはこえ～なと思っていたヘアピンは通らずに
無事に下山します。
そのまま北上すると
呼子まで行っちゃうので適当に
唐津方面に向かう道へ
唐津道路の無料区間を走って
まだ日が高いので鏡山に寄り道して帰りましょう。
山頂の展望台の駐車場に着くと
夕方だからかどうかわかんないけど
やっぱりわたしだけ。
鏡山の山頂は展望台が数か所あるけど
一番西側の新しい展望台はまだ行った事がなかったので
行って見ました。
今年の３月にオープンしたばかりだけあって
綺麗なデッキが海に張り出していました。
そのデッキを独り占めすることに成功。
日本三大松原が目の前に
「虹ノ松原」
何年振りに来ただろう？
松原で夕日？と思ったけど
ちょっと方角がズレてるみたいだね。
それとこの展望台には
百済救済に向かう夫を追い
呼子の加部島沖まで追いすがるも願い叶わず
最後は悲しみで石になった佐用姫さんがいらっしゃいます。
万葉集では悲しみのヒロインですが・・・
きょ、きょわい。
夜景とかを見に来た時に
これは怖いぞ。
展望台から戻って初めて入る
鏡山神社。
今日は綺麗は青空をプレゼントしてくれてありがとうございます。
ツーリングを安全に走れた事に感謝して
家までの安全も祈願しておきました。
では、鏡山を下ります。
数年前に来た時は観光道路（Ａ面）で上がって
またその道を下るしか考え付かなかったけど
成長した響は鏡山のＢ面で下ります。
いや～、こっちの方が山を
走ってるって感じでおもしれ～。
唐津道路の浜玉インター側に下りれるので
近道だったかも。
後は行と同じく荒津大橋を避けて
太宰府回りで帰りました。
また、晴れたらどっかに行きたいけど
暑かったら阿蘇方面ばかりになるのかな？
（北に行くって手もある？）
それではご乗車ありがとうございました。
◇◇◇ Ｍｉｎｏｒｉｓｔ Ｈｉｂｉｋｉ ◇◇◇
