<・m= チュンチュン
はようございます。
岩内のホテルで目覚める北海道ツーリング2日目
(滞在は3日目ですケロ)
前日セイコーマートで買ったパンを食べて
行動を開始いたします。
今日の予報は「曇り」で雨の心配は無いらしいので
カッパは荷物の一番奥に入れ込んで
ホテルから出ると晴れてました。
まだ静かな岩内の街を抜け
これから積丹半島を走ろうと思います。
ホテルを出る瞬間までは
夕張の方に行こうかと思ってたけど晴れてるので今決めた(笑)
R229(雷電国道)を北上すると道は自然と
海に出ます。
まずは泊原発の前の海岸から
響のジドリの1日のスタートです。
さぁ、ここからトンネルだらけの道が始まるよ。
数えるのがめんどくせーほどトンネルだらけだけど
抜けるたびに景色が変わるのでワクワクします。
途中に眺めの良さそうな橋が
あったので停まってみました。
相棒を道の端に寄せます。
あ、荷物は荷台に積むより
タンデムシートに乗せた方が安定するし
背もたれになるからこっちの方が良いよ。
バイクから降りて
橋の歩道から海を見ると綺麗な海岸線がみえました。
で、何がすごいかって
海の色が九州と違うよ。
半島の先に行けば積丹ブルーと呼ばれる海が
見れるそうだけどこれはその始まりか?
オリンパスブルーと呼ばれてる青と一緒で
青にかすかにペパーミントグリーンを入れたような青です。
さらに進むと奇岩だらけの海岸になります。
ロウソク岩など有名な場所は停まらず
名もなき適当な岩を見てみます。
道路の横にあったので停まったのだけど
岩の上はウミネコの巣がありました。
この周辺の岩は全部繁殖地になってるようだね。
トンネルを抜け
海岸を走りまたトンネル。
何気なく道路脇の街灯を見ると龍でした。
神恵内村のキャラクターかな?
可愛いね。
海岸の景色が断崖絶壁に変わって
その絶壁の中へ突入!
抜けて神威岬(かむいみさき)へ向かう道に入ると
景色が一変します。
緑がめっちゃ綺麗。
そして神威岬の駐車場に到着。
はい、誰もいね~んだろ?
はいはい予想通り。
宗谷岬には行かなかったけど
ここはずっと来たかった岬なのでもう感激です。
だってわたくしのヘルメットはカムイなんだもん。
フフフ
オーナーならここに来な。
それでは女人禁制らしい
神威岬に向かってGO!
一歩岬に踏む出すと目の前に
絶景が広がっています。
き、来てよかっぱ。
遊歩道が尾根伝いにあるので
終始景色が良いです。
背後には観音洞
歩道が通せないところは
橋が架かっています。
一つ尾根を越えると
岬らしい風景が一望できました。
しかし、
ここの歩道はほせ~な。
大人同士は譲り合わないと
すれ違えません。
(誰もいね~けどな)
眼下を覗くと・・・
これが積丹ブルーかっ!
綺麗だ・・・
綺麗過ぎてふるえる。
長崎県の平戸で見るような真っ青なトロピカルブルーに
深いグリーンを混ぜたような独特なブルーだ。
斜面に咲いてる黄色い花はエゾカンゾウ。
短い夏を惜しむように
ただいま絶賛満開中。
すくないけどエゾスカシユリも咲いていました。
遊歩道を歩き岬の先端まで来ると
神威岬らしい素晴らしいオーシャンビューが
響を迎えてくれたよ。
来れたんだね。
(ただいま感動中)
雨の宗谷岬に無理して行かなくてよかっぱ。
ウミネコの巣がいっぱいあるのか
ミャ~ミャ~うるさい岬だったけど
負けずに「ヤッポーーー!」
おもいっくちょ叫んで
灯台にも挨拶。
白黒の綺麗な灯台でした。
灯台の敷地から見える海もまた格別。
いつまでも眺めていたくなる。
貸切だった神威岬でしたが
本日2人目の観光客(ライダー)がやってきたので
挨拶を交わし入れ違うように岬を後にします。
再びR229に出て積丹半島の先端を目指します。
(神威岬は半島の先端じゃないのだ)
先端の積丹岬に向かう途中に
こんな岩がありました。
龍じゃないかっ!
特に観光の看板など立っていないけど
奇跡の造形だ。
野塚から国道は半島をショートカットする形になるので
ここからは国道じゃなくてd913へ
岬に向かう途中に振り返ると
残雪の見える積丹岳(1255m)が見えました。
d913を少し走ると積丹半島の先端です。
まずは駐車場にバイクを停めて
島武意海岸へ行ってみます。
海岸に出るにはこのトンネルを通らないと
いけないみたいなんだけど・・・
低っ!
設計ミスか?
頭を下げてトンネルを抜けると
そこが島武意海岸です。
ここもふるえるほどの
積丹ブルーだ。
岩にポツポツ白いものが見えるのは
みんなウミネコ
こうして観光客化した響は
はしゃいだまま灯台のある岬へ
徒歩でしか行けないのに
激坂でした。
じんわりと汗をかきながら坂を上がると
空にはイワツバメの群れが舞っています。
崖が多いからこの周辺は高級食材の
燕の巣がいっぱいなんだろな。
イワツバメを見ながら歩いていると
積丹出岬灯台があります。
赤白でとってもめでたいカラーでございます。
灯台の頭部も古い形のままで
めっちゃ可愛い。
しっかり挨拶してバイクまで戻りました。
では、積丹半島の後半へ
後半と言っても見どころは半島の西側に集中しているため
東側は「移動」って感じだな。
街が近いため車も増えて来ます。
やがて海岸線から道が外れで
普通の地方らしい街の風景になるよ
半島を岩内からスタートすると
地図的にゴールは余市
余市と言えばニッカウヰスキーですが
そんなメジャーな場所は・・・
行かな・・・・・・
寄っちまった~~!
いや、メジャーだけど
北海道遺産になってるだけあって
建物は私が萌えまくる石積みでできております。
「ニッカウヰスキー 余市蒸溜所」
観光スポットになってるので
ひっきりなしに観光バスが横付けして団体さんが降りて来ますが
タダなのでわたしも中へ
スコッチウイスキーを目指しただけあって
ここだけスコットランド風だね。
稼働中なので入れない場所もあるけど
蒸留工程で使うポットスチルなど普通に見れちゃいます。
もうこの建屋にいるだけで
酔いそう。
敷地奥の貯蔵庫エリアは広くて
異国っぽい庭が広がってるよ。
奥さんだったRITAハウスもありました。
試飲も出来る日だったけど
こんな時だけはツアー客がうらやましいわ。
最後に美しい作りの
発酵棟の前で儀式を
今飲んでるバーボンを飲み終わったら
余市を飲んであげるから
美味しく育ってくれ~。
余市を出ると国道がメイン国道のR5に変わります。
民家も増えてどんどん街が大きくなって
小樽に入って来ました。
まさか、小樽運河とかわたしが寄るはずが・・・
はずが・・・
寄っちまった~!
だって道沿いにあるんだもん。
運河沿いの古い倉庫群は素晴らしいんだけど
もう観光地化しまくって
壁に生えてる蔦さえもわざと植えてるんじゃないかと
思ってしまうひねくれた響でございます。
でも初めて寄った場所なので
ちょっとテンションアゲアゲ
ほんとうなら小樽で時間を取って
ゆっくり散策したいけど
今日はこれから大移動をするので今回は小樽の
雰囲気だけ楽しんで先へ急ぐことにします。
小樽運河沿いの道をそのまま直進すると
札樽自動車道の小樽IC
これから一気に内陸の富良野方面っへワープしま~す。
こうして高速で大移動することになったのだけど
本来は最北端の稚内から戻ってくるプランだったため
旭川にホテルを取ってるので
こんな無理やりなルート設定になってるんだよ。
ま、計画通りにいかないのも旅の醍醐味ってもんだぜ。
それでは
北海道ツーリング2日目前半はここまで。
次回「道央ツーリング:北海道の屋根を駆け抜けろ」につづく
