思いつきで飛んでしまった北海道ツーリング最終レポ
道央ツーリング2日目後半
(1日目はココ 2日目前半はココ)
わたくしのツーレポでは珍しく
1日のツーリングが二部構成となっていますが
積丹半島を廻った後は
小樽ICから大きく内陸部にワープするところから
スタートしたいと思います。
小樽運河を見ながら直進すると
自然と小樽ICに入れるのでそこから札樽道を走って札幌新道
借りたMT-07にはETC車載器が装着されてるので
便利だよ~。
(返却する時にカードを忘れないようにしないと)
札幌Jctで間違えると苫小牧まで行っちゃうので
間違えないように道央道へ
ヘンテコリンな場所につけられたナビが
自重でクタ~っと下を向くので
グイッと持ちあげて確認しながら滝川ICを目指します。
高速道路を走ってるだけでは
北海道気分はほとんど味わえない感じ。
でも滝川ICから一般道に降りただけで
やっぱり北海道な感じな道になります。
これから富良野方面へ行くのですが
R38で前を良いペースで走ってくれる
黒いセルシオに着いて走っていたのだけど
滝里ダムの手前の直線でなにか嫌な予感がしたので
なんとなく減速した直後に
セルシオがトラップに引っかかっちゃったよ。
探知機持って行ってたけど
減速してたのでわたしは無事にスルー。
コエ~!
こっちに来て三ヶ所目の遭遇です。
やっぱり夏は他県観光客がいっぱい来るので
稼ぎ時って事か?
滝里ダムを見ながら先へ進むと
だんだん緑が新緑のようになっていきます。
空知川にあるダムなのですが
その上流部から富良野へショートカットする道があるので
そっちへ
適当に三桁道道を選んで上富良野方面を目指すと
段々と畑の景色に変わっていくよ。
森を抜けるとひらべったい風景がドーーン!
とりあえずファーム富田のラベンダー畑をチェックしたけど
まだ咲き始めって感じだったので
パノラマロードに直行。
(ファーム富田の前の道はT字路の直線側が一旦停止になってて
そこでパトが待ち伏せしてるので注意だよ)
富良野の農道は似たような直線がいっぱいあるので
どれかわかんね~ので
またクタ~と下を向いてるナビを起こして
案内させて無事に到着。
ヒャッポーーー!!
海も良かったけどやっぱり北海道らしいと言えば
こんな風景だよね。
懐が深いゼ!北海道。
地平線が見えるような原野は道東に行った時に見たけど
ずっと走っても景色が変わらないところより
人の生活が見える広大な景色の方がわたしに向いてる。
だってわたしは
農道ライダーなんだから。
あ~、良いわぁ~
こんな農道、いいわぁ~
富良野のイメージそのものだね。
歩いてる子共がみんな純と蛍に見えるけど
こんな場所で育つとでっかく育ちそうだ。
天気予報では今日の富良野は
曇りだったのだけど
気持の良い青空でわたしを迎えてくれました。
地図もナビも見ずに
適当に山手の道を走りながら見晴しの良いところを探します。
この丘はどうかな?
ほら、やっぱり見晴し最高!
遠くに見えるのは北海道の屋根と言われる
大雪山連峰。
さらに丘を越えると
麦畑の丘がありました。
Windowsの壁紙か?
サワサワ~と風が通るのを見ながら
わたしの心はふるえています。
ほぼ無計画に近い状態で
プラ~っと来ちゃったけど
やっぱりバイクでこの景色が見れるのって感動だよ。
もうココまで来てしまったら
メジャースポットですが
ジェットコースター路も行っとく。
前に来たときは美瑛の方をメインにしたので
ここはスルーしてたんだよね。
大地の起伏に逆らわすに
クルクルに巻いたアスファルトの絨毯を
ピロ~ンと敷いた感じがステキ。
ま、実際に走るとぜんぜんジェットコースターのような
絶叫じゃないんだけどね。
(絶叫なスピードで走っちゃダメよ)
半分だけアップダウンを走って
美瑛方面へ
国道に抜ける途中から
また大雪山連峰が綺麗に見えました。
後でそっちに行くからね。
畑の濃淡は麦とジャガイモかな?
流石にずっとこの風景ばかりだと飽きちゃうので
素直にR237に下って「ぜるぶの丘」へ
ここのラベンダーも咲きはじめだね。
とりあえずこの先から山に入るルートになるので
ここでランチタイムにしま~す。
富良野や美瑛と言えばやっぱりジャガイモでしょう。
メニューにジャガカレーがあったのでそれにしてみたケロ・・・
えっ!?
カレーに切ってないジャガイモが入ってるだけ!(笑)
選択をミスったかと思ったけど
食べるとホクホクで美味しかっぱ。
お勧めとしては好きなメニューを注文して
サブメニューでジャガバターがあるので
その選択が良いと思います。
それでは行きたかった羽衣の滝へ行くよ~~!
美瑛からd1160へ
道の正面に雪をかぶった旭岳が見えます。
途中に忠別湖があってそこから見る
旭岳が一番綺麗でした。
わたくしが目指す羽衣の滝は
あの大雪山山系からの
雪解け水なんだろうね。
途中に滝への案内板があったので
d213へ曲がってさらに奥へ
鹿が出そうでビビリながら走ったけど
なにも遭遇しないまま
層雲峡みたいな場所に出たよ。
(天人峡って言うらしい)
[立琴の岩]
この切り立った岩場の終点まで行けば
滝への入り口があります。
は~い!到着。
ここから徒歩500mなので
ミヨさんからもらった熊避けの鈴の出番だぜと思ったら・・・
えっ!?
マジですか?
イヤーーーー!
災害で遊歩道の危険が危ないため
入れませんでした。
何がなんでも入れない厳重なバリケードです。
地盤が悪くて普及の目途が立ってないんだって。
もし見れたらこんな滝が見れる予定でした ↓
(もちろんケッパリ写真ですケロ)
どうもこの通行止の神は
ミヨさんじゃなくてわたしにくっついてるようだ。
誰か貰ってくんない?
と、ほぼ無計画なまま唯一行き先を決めていた場所が
行けなくてこれからどうしよう?
と、ちょっと考えたけどすぐに気持ちを切り替えて
次の行動を開始。
手前の分岐まで戻って大雪山に行っちゃうもんね。
終点の駐車場は有料なので
手前の広い駐車場にバイクを停めて
大雪山旭岳ロープウエイ
これ2900円(往復)もするんだぞ。
家族で来たらチケット売り場の前で
今後のやりくりで家族会議を開いちゃいそうな値段だぜ。
でも、値段相応の凄い場所を登って行きます。
駐車場は夏だったけど
すぐに新緑と残雪の世界へ
さらに森林限界を超えて標高1600mの姿見駅に到着。
ロープウエイを下りると安全の為、
遊歩道の状態の説明があります。
どうも雪解けシーズンなので
遊歩道が川になってるらしく
ヒールなどを履いてるお客さんは有料で
長靴の貸し出しがあるそうです。
わたくしはバイク用のブーツなので
そのまま歩いてみたけど借りればよかったかも。
本当に川でした。
濡れないように浅いところを選んで歩くと
大雪山最高峰の旭岳が真正面に
[旭岳 2291m]
山の天気は変わりやすいので
急変に注意してくださいと説明されていた通りに
どんどん雲に隠れて行くよ。
足元には白いキバナシャクナゲと
綺麗なピンクのツガザクラが満開
特にツガザクラはピークだったみたいです。
口笛吹いてるような
可愛い花だよ。
綺麗な野草を載せて
好感度UPを謀りながら先へ。
遊歩道と言うけど登山じゃネ?と
突っ込みながら一応撮影ポイントらしい場所があったので
ジドリします。
は~い、まったく来る予定じゃなかっぱ
旭岳ですよ~。
笑っていますがハァハァ言ってます。
2千メートル越えてるタケ~山なので
空気が薄いのかも。
北海道の屋根と言われてるだけあって
夏でもまだ雪がいっぱいです。
さらに先へ行くと遊歩道の川はますます
本当の川っぽくなってきた。
濡れないルートを探すのが大変です。
でも絶対ロープから出てはいけません。
自然保護を守れないシトは来る資格はありません。
鮭のように頑張って川をさかのぼると
今度は雪道だよ。
ツーリングですよ~~! コレ
響のツーリングなので
当然のような展開だけどな。
マイナリストらしくなってワクワクするじゃね~かっ。
ハァハァ(汗)
一歩進んで3歩ズリ落ちる道に
泣きそうになりながら噴気孔のところまで登ってやったぜ。
そう、この大雪山は火山です。
吹き上がる蒸気を見ると
地球が呼吸してるようだ。
とりあえず見れるようになってるので
ここは異常無しって事だろう。
溶けてる残雪もこの周辺だけ
硫黄で黄色っぽくなっていました。
あと、この大雪山には池があって
それを巡るコースにもなっています。
[すり鉢池]
まだ縁部分が凍ったままですが
落ちたらアリジゴクみたいになってあぶね~ぞ。
その隣には
[鏡池]
昔の火口の跡なのかな?
こんな高山の風景って普段は見れないので
やっぱり来て良かっぱ。
池を巡ってると野鳥を撮影してるグループがいて
何を狙ってるのか聞くとホシガラスだって。
でも今日は姿を見せてくれてないらしい。
では、下の方がガスって来たので
戻りましょう。
ロープウェイの姿見駅に着くと
スグに下りの便に乗れました。
振り返るとさっきまでいた山は天気の急変で
もう雲の中に入って何も見えないよ。
ギリギリのタイミングだったみたいです。
(まだ観光してる人がいたけど大丈夫かな?)
バイクの所に戻ると
来る時は青空だったけど
ほんの短時間で曇りになってます。
晴れのタイミングで遊べてよかっぱ。
今日は一番近い街の旭川にホテルを取ってるので
下を向くナビに案内させて無事にチェックイン!
すると偶然なのですが
同じ千歳のレンタルバイク屋で借りたお客さんと
一緒になりました。
(ナンバーが連番だったよ)
シャワーを浴びてさっそく街へ
今日は旭川ラーメンで〆ま~す。
あ、ラーメンの前にコレ
キンキンに冷えとる~!
もっちりした皮が美味しい一蔵さんの餃子
そして北海道で捕れた鮭を
鹿児島の枕崎に送って鮭節にしたもので
ダシを取ったラーメン
んまぁ~~い!
チェーン店なので九州にも出してくんないかな。
こうして旭川で就寝する響ですが
ツーリングはこれで終了!
バイクを朝の8時に借りたので
翌朝の8時までに返さないといけません。
(延滞金を取られたくないのだ)
と言うかその時間に返さないと
帰りの飛行機に間に合わない。
今日はいっぱい走ったのでこれでおやすみなさい
そして、おはようございます。
<・m= チュンチュン
まだ静かな旭川の街を出ま~す。
近代化遺産的な旭橋を渡って
旭川鷹栖ICから高速へ
しかし・・・
寒い
夏と言っても北海道の内陸の朝をなめんな。
用意周到なA型なのでインナーを二枚重ねで着ていますが
さらに・・・
最強の防寒はやっぱりカッパマン。
これで一気に千歳まで帰って来ました。
ただいまぁ~~!
良いバイクを提供してくれてありがとうございます。
また是非利用させてくださいね。
MT-07と別れを惜しんで
レンタカー屋の無料シャトルバスで空港へ
スマホのバーコードで本チケットを出して
さらばだ!北海道
またくるからねぇ~~~~!
もちろん格安限定で。
福岡に着くとやっぱり雨でした。
現実世界に引き戻された感じだぜ(汗)
拝啓、
思いつきで走った北海道だったわけで
それでも一緒に遊んでくれる仲間がいてくれたわけで
予報に反して晴れてくれた北海道にも感謝してるんだ。
また必ず行くと思う北の太地に後ろ髪を引かれながら
次回のプランを練る響なわけで。
みなさまのご乗車もお待ちしております。

(わかる人だけ判ればいい、響の富良野のイメージ)
◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇