思いつきで飛んでしまった北海道ツーリング最終レポ





道央ツーリング2日目後半

(1日目はココ  2日目前半はココ




わたくしのツーレポでは珍しく

1日のツーリングが二部構成となっていますが

積丹半島を廻った後は

小樽ICから大きく内陸部にワープするところから

スタートしたいと思います。




小樽運河を見ながら直進すると

自然と小樽ICに入れるのでそこから札樽道を走って札幌新道


1 札幌付近.JPG

借りたMT-07にはETC車載器が装着されてるので

便利だよ~。

(返却する時にカードを忘れないようにしないと)



札幌Jctで間違えると苫小牧まで行っちゃうので

間違えないように道央道へ




ヘンテコリンな場所につけられたナビが

自重でクタ~っと下を向くので

グイッと持ちあげて確認しながら滝川ICを目指します。


2 高速だと北海道らしさは味わえない.JPG


高速道路を走ってるだけでは

北海道気分はほとんど味わえない感じ。



でも滝川ICから一般道に降りただけで

やっぱり北海道な感じな道になります。

3 この先でネズミ捕りやっています.JPG


これから富良野方面へ行くのですが

R38で前を良いペースで走ってくれる

黒いセルシオに着いて走っていたのだけど

滝里ダムの手前の直線でなにか嫌な予感がしたので

なんとなく減速した直後に

セルシオがトラップに引っかかっちゃったよ。




探知機持って行ってたけど

減速してたのでわたしは無事にスルー。


コエ~!



こっちに来て三ヶ所目の遭遇です。




やっぱり夏は他県観光客がいっぱい来るので

稼ぎ時って事か?



4 カーブがあったほうが楽しい.JPG


滝里ダムを見ながら先へ進むと

だんだん緑が新緑のようになっていきます。



空知川にあるダムなのですが

その上流部から富良野へショートカットする道があるので

そっちへ


5 緑が綺麗になってきた.JPG



適当に三桁道道を選んで上富良野方面を目指すと

段々と畑の景色に変わっていくよ。


6 すこしづつ牧場的な風景へ.JPG


森を抜けるとひらべったい風景がドーーン!


1 空が広い.JPG



とりあえずファーム富田のラベンダー畑をチェックしたけど

まだ咲き始めって感じだったので

パノラマロードに直行。

(ファーム富田の前の道はT字路の直線側が一旦停止になってて

そこでパトが待ち伏せしてるので注意だよ)





富良野の農道は似たような直線がいっぱいあるので

どれかわかんね~ので

またクタ~と下を向いてるナビを起こして

案内させて無事に到着。



2 パノラマロード.JPG



ヒャッポーーー!!



3 爽快.JPG


海も良かったけどやっぱり北海道らしいと言えば

こんな風景だよね。




懐が深いゼ!北海道。



4 上富良野の風景.JPG


地平線が見えるような原野は道東に行った時に見たけど

ずっと走っても景色が変わらないところより

人の生活が見える広大な景色の方がわたしに向いてる。


5 埋まります.JPG


だってわたしは

農道ライダーなんだから。


6 わき道でも真っ直ぐ.JPG


あ~、良いわぁ~


こんな農道、いいわぁ~


7 農道ライダーはこんな道が大好き.JPG


富良野のイメージそのものだね。



歩いてる子共がみんな純と蛍に見えるけど

こんな場所で育つとでっかく育ちそうだ。

6 ジャガイモかな.JPG



天気予報では今日の富良野は

曇りだったのだけど

気持の良い青空でわたしを迎えてくれました。


8 牧草とジャガ畑.JPG



地図もナビも見ずに

適当に山手の道を走りながら見晴しの良いところを探します。



9 麦の色が綺麗.JPG



この丘はどうかな?




ほら、やっぱり見晴し最高!


7 大雪山が見える.JPG


遠くに見えるのは北海道の屋根と言われる

大雪山連峰。



さらに丘を越えると

麦畑の丘がありました。


8 ウインドウズの壁紙じゃないです.JPG


Windowsの壁紙か?




サワサワ~と風が通るのを見ながら

わたしの心はふるえています。


10 マイナーな場所だけどいい景色.JPG



ほぼ無計画に近い状態で

プラ~っと来ちゃったけど

やっぱりバイクでこの景色が見れるのって感動だよ。


9 北海道ツーリングらしい場所.JPG



もうココまで来てしまったら

メジャースポットですが

ジェットコースター路も行っとく。


12 ウネウネ.JPG


前に来たときは美瑛の方をメインにしたので

ここはスルーしてたんだよね。


11 ジェットコースター.JPG


大地の起伏に逆らわすに

クルクルに巻いたアスファルトの絨毯を

ピロ~ンと敷いた感じがステキ。


14 チャリンコじゃ走りたくない.JPG


ま、実際に走るとぜんぜんジェットコースターのような

絶叫じゃないんだけどね。

(絶叫なスピードで走っちゃダメよ)



半分だけアップダウンを走って

美瑛方面へ


10 美瑛方面へ.JPG



国道に抜ける途中から

また大雪山連峰が綺麗に見えました。


13 ここからも大雪山.JPG


後でそっちに行くからね。




畑の濃淡は麦とジャガイモかな?


13 麦か牧草.JPG


流石にずっとこの風景ばかりだと飽きちゃうので

素直にR237に下って「ぜるぶの丘」へ


15 ラベンダーは少し咲いています.JPG


ここのラベンダーも咲きはじめだね。



とりあえずこの先から山に入るルートになるので

ここでランチタイムにしま~す。




富良野や美瑛と言えばやっぱりジャガイモでしょう。



メニューにジャガカレーがあったのでそれにしてみたケロ・・・




えっ!?





16 ジャガカレー.JPG


カレーに切ってないジャガイモが入ってるだけ!(笑)



選択をミスったかと思ったけど

食べるとホクホクで美味しかっぱ。



お勧めとしては好きなメニューを注文して

サブメニューでジャガバターがあるので

その選択が良いと思います。




それでは行きたかった羽衣の滝へ行くよ~~!


11 だいたいずっとこんな風景.JPG


美瑛からd1160へ



道の正面に雪をかぶった旭岳が見えます。


12 正面には大雪山.JPG



途中に忠別湖があってそこから見る

旭岳が一番綺麗でした。


17 ベストビュースポット発見.JPG



わたくしが目指す羽衣の滝は

あの大雪山山系からの

雪解け水なんだろうね。


13 最高の道.JPG


途中に滝への案内板があったので

d213へ曲がってさらに奥へ


14 森の中も直線.JPG


鹿が出そうでビビリながら走ったけど

なにも遭遇しないまま

層雲峡みたいな場所に出たよ。

(天人峡って言うらしい)


18 層雲峡みたい.JPG

[立琴の岩]



この切り立った岩場の終点まで行けば

滝への入り口があります。


15 本日のメイン.JPG


は~い!到着。



ここから徒歩500mなので

ミヨさんからもらった熊避けの鈴の出番だぜと思ったら・・・




えっ!?




マジですか?



16 マジか!.JPG


イヤーーーー!



災害で遊歩道の危険が危ないため

入れませんでした。


何がなんでも入れない厳重なバリケードです。




地盤が悪くて普及の目途が立ってないんだって。



もし見れたらこんな滝が見れる予定でした ↓

羽衣の滝.jpg
(もちろんケッパリ写真ですケロ)



どうもこの通行止の神は

ミヨさんじゃなくてわたしにくっついてるようだ。


誰か貰ってくんない?




と、ほぼ無計画なまま唯一行き先を決めていた場所が

行けなくてこれからどうしよう?


と、ちょっと考えたけどすぐに気持ちを切り替えて

次の行動を開始。


17 しょうがないので行き先変更.JPG



手前の分岐まで戻って大雪山に行っちゃうもんね。


18 アルペンルートみたいだ.JPG



終点の駐車場は有料なので

手前の広い駐車場にバイクを停めて

大雪山旭岳ロープウエイ


19 でっかいゴンドラ.JPG


これ2900円(往復)もするんだぞ。



家族で来たらチケット売り場の前で

今後のやりくりで家族会議を開いちゃいそうな値段だぜ。



でも、値段相応の凄い場所を登って行きます。


20 けっこう高速です.JPG



駐車場は夏だったけど

すぐに新緑と残雪の世界へ


21 新緑と残雪.JPG



さらに森林限界を超えて標高1600mの姿見駅に到着。



ロープウエイを下りると安全の為、

遊歩道の状態の説明があります。



どうも雪解けシーズンなので

遊歩道が川になってるらしく

ヒールなどを履いてるお客さんは有料で

長靴の貸し出しがあるそうです。



わたくしはバイク用のブーツなので

そのまま歩いてみたけど借りればよかったかも。


22 歩道が川になっとる.JPG


本当に川でした。



濡れないように浅いところを選んで歩くと

大雪山最高峰の旭岳が真正面に

23 旭岳です.JPG


[旭岳 2291m]



山の天気は変わりやすいので

急変に注意してくださいと説明されていた通りに

どんどん雲に隠れて行くよ。



24 雲がもくもく発生しています.JPG



足元には白いキバナシャクナゲと

綺麗なピンクのツガザクラが満開


26 お花畑.JPG



特にツガザクラはピークだったみたいです。


26 高山植物の宝庫.JPG



口笛吹いてるような

可愛い花だよ。


26 すっごく可愛い.JPG


綺麗な野草を載せて

好感度UPを謀りながら先へ。


27 見ての通り火山です.JPG



遊歩道と言うけど登山じゃネ?と

突っ込みながら一応撮影ポイントらしい場所があったので

ジドリします。



28 まったく予定してなかったのに来ました.JPG


は~い、まったく来る予定じゃなかっぱ

旭岳ですよ~。



笑っていますがハァハァ言ってます。




2千メートル越えてるタケ~山なので

空気が薄いのかも




29 夏じゃないような風景.JPG


北海道の屋根と言われてるだけあって

夏でもまだ雪がいっぱいです。



さらに先へ行くと遊歩道の川はますます

本当の川っぽくなってきた。


31 つま先で登山中.JPG


濡れないルートを探すのが大変です。



でも絶対ロープから出てはいけません。

自然保護を守れないシトは来る資格はありません。



鮭のように頑張って川をさかのぼると

今度は雪道だよ。


32 登山ですよね?.JPG



ツーリングですよ~~! コレ



響のツーリングなので

当然のような展開だけどな。






マイナリストらしくなってワクワクするじゃね~かっ。



ハァハァ(汗)






一歩進んで3歩ズリ落ちる道に

泣きそうになりながら噴気孔のところまで登ってやったぜ。


33 噴気孔に到着.JPG


そう、この大雪山は火山です。



吹き上がる蒸気を見ると

地球が呼吸してるようだ。



とりあえず見れるようになってるので

ここは異常無しって事だろう。



34 硫黄の結晶が出来ています.JPG


溶けてる残雪もこの周辺だけ

硫黄で黄色っぽくなっていました。



あと、この大雪山には池があって

それを巡るコースにもなっています。



[すり鉢池]

25 すり鉢池.JPG



まだ縁部分が凍ったままですが

落ちたらアリジゴクみたいになってあぶね~ぞ。


37 ホシガラスの生息地.JPG


その隣には

[鏡池]

38 半分凍る鏡池.JPG


昔の火口の跡なのかな?


こんな高山の風景って普段は見れないので

やっぱり来て良かっぱ。


35 雲が上がってきた.JPG



池を巡ってると野鳥を撮影してるグループがいて

何を狙ってるのか聞くとホシガラスだって。


でも今日は姿を見せてくれてないらしい。




では、下の方がガスって来たので

戻りましょう。


36 さぁ、戻ろう.JPG



ロープウェイの姿見駅に着くと

スグに下りの便に乗れました。




振り返るとさっきまでいた山は天気の急変で

もう雲の中に入って何も見えないよ。

38 もう山が見えなくなった.JPG


ギリギリのタイミングだったみたいです。

(まだ観光してる人がいたけど大丈夫かな?)


バイクの所に戻ると

来る時は青空だったけど

ほんの短時間で曇りになってます。

19 数時間でこんなに曇った.JPG


晴れのタイミングで遊べてよかっぱ。


20 旭川へ.JPG


今日は一番近い街の旭川にホテルを取ってるので

下を向くナビに案内させて無事にチェックイン!


21 まさかの同じレンタルバイク屋.JPG


すると偶然なのですが

同じ千歳のレンタルバイク屋で借りたお客さんと

一緒になりました。

(ナンバーが連番だったよ)



シャワーを浴びてさっそく街へ


25 おじゃま~.JPG


今日は旭川ラーメンで〆ま~す。



あ、ラーメンの前にコレ

22 ウフフ.JPG



キンキンに冷えとる~!


もっちりした皮が美味しい一蔵さんの餃子


23 もっちりした皮.JPG



そして北海道で捕れた鮭を

鹿児島の枕崎に送って鮭節にしたもので

ダシを取ったラーメン


24 鮭ぶしラーメン.JPG


んまぁ~~い!



チェーン店なので九州にも出してくんないかな。




こうして旭川で就寝する響ですが

ツーリングはこれで終了!



バイクを朝の8時に借りたので

翌朝の8時までに返さないといけません。

(延滞金を取られたくないのだ)


と言うかその時間に返さないと

帰りの飛行機に間に合わない。



今日はいっぱい走ったのでこれでおやすみなさい



そして、おはようございます。


<・m= チュンチュン




まだ静かな旭川の街を出ま~す。


27 近代化遺産だぜ.JPG


近代化遺産的な旭橋を渡って

旭川鷹栖ICから高速へ



しかし・・・




39 最初のパーキング.JPG



寒い



夏と言っても北海道の内陸の朝をなめんな。


40 ノーマルスーツ.JPG


用意周到なA型なのでインナーを二枚重ねで着ていますが

さらに・・・


41 パイロットスーツ.JPG


最強の防寒はやっぱりカッパマン。



これで一気に千歳まで帰って来ました。


28 北海道の終点.JPG



ただいまぁ~~!


42 ただいま~.JPG


良いバイクを提供してくれてありがとうございます。


また是非利用させてくださいね。




MT-07と別れを惜しんで

レンタカー屋の無料シャトルバスで空港へ


43 空港へ.JPG


スマホのバーコードで本チケットを出して

さらばだ!北海道


44 帰りもハートの機体.JPG


またくるからねぇ~~~~!




もちろん格安限定で。






福岡に着くとやっぱり雨でした。

45 九州は雨でした.JPG


現実世界に引き戻された感じだぜ(汗)






拝啓、

思いつきで走った北海道だったわけで

それでも一緒に遊んでくれる仲間がいてくれたわけで

予報に反して晴れてくれた北海道にも感謝してるんだ。



また必ず行くと思う北の太地に後ろ髪を引かれながら

次回のプランを練る響なわけで。

みなさまのご乗車もお待ちしております。


北の国から.jpg

(わかる人だけ判ればいい、響の富良野のイメージ)




◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇