わたくしの中だけなんだけど
毎年恒例化しつつあるイベントが始まった。
長崎県の
「野母崎伊勢えびまつり」
(去年は大分県の解禁に行ったケロ)
1年のうち1ヶ月だけ解禁される伊勢海老まつりが
今年は8月30日から9月27日まで開催されるらしい。
喰わねば・・・!
平日の晴れた日、
プリップリの海老に釣られて孤高のエビラーが
長崎を目指す。
相棒は青ガッパ号なんだけど
これにも快適おじさんグッズを装着してしまったよ。
モータヘッドのメッシュシートカバー
(多分Komine製と一緒のOEM生産?)
蒸れないし肉厚なメッシュがお尻の圧力を分散してくれるので
かなり効果があるんだよ。
(寒くなったら外します)
朝の気持ちのいい空気の中を走り
快適なお尻のまま大村PAに到着。
この周辺から南国チックになるんだよね。
実際に南国らしく暖かくなったので
ここでインナーを脱いでグローブもメッシュにチェンジ。
しかし今日は晴れ男らしい文句なしの良い天気。
海がメインの場所へ行くときは
やっぱり青空の日を狙いたいもんだ。
パーキングを出て長崎道からながさき出島道路へ
終点まで行くといきなり
長崎市街地の真ん中だよ。
でっかいアジア圏からの船を見ながら
長崎港が見渡せる場所を探してみました。
展望台とかじゃなく
あくまでもオリジナルな場所を探すんだよ。
名もなき階段から女神大橋。
民家と民家の隙間から ↓
三菱重工業の造船ドックが見えます。
明治日本の産業革命遺産に登録された
ジャイアントカンチレバークレーンはどれ?
中央より右寄りにあるクレーンがそうかな?
もっと近くから見ないとわかんないや。
では、先へ行きましょう。
車の多いR499から
k34へスイッチ
このk34沿いに今日の目的地があるんだよ~!
着いた所はなんちゃって南国ですが
実際に東シナ海と天草灘に面していて
温暖な場所なのです。
そんな南国への入り口にきれいな石畳があったので
歩いて見たよ。
けっこう疲れる石畳でした。
で、ここは長崎県亜熱帯植物園の「サザンパーク野母崎」
もうここだけ違う島に来た気分になれます。
でもまぁ、想像はしてたけど
誰もいね~な。
まさか閉園とかになってないかと
心配したけどちゃんと開園してました。
ずっと下に見えるのは
温室です。
駐車場からの眺めだけど
ここからあの温室までは徒歩なんだよね。(汗)
ま、わたくしのツーリングで歩くのは当たり前だし
景色が良いので行くよ。
道沿いにはブーゲンビリアみたいな花が咲いてて
南方系のモンキアゲハがいっぱい舞っていました。
ったくぜっぜん季節感のねぇ場所だぜ。
花を見て蝶を撮ったりしながら
歩くので思ったより遠く感じない。
道を下りきるとレストランや資料館が併設された
入場ゲートがあります。
地中海をイメージしてるのか?
入場料300円払って
園内に入るとまたさらに南に下ったような景色になります。
今日の日差しがこの景色をより
それっぽく見せてくれてるよ。
実はここは初めて来たのですが
けっこう見応えがあって驚いてる響でございます。
温室の方は逆に「普通」です。
バオバブの樹やサボテンがあったり
見たこともない花が咲いてる普通の温室な感じ。
とりあえず温室の中は暑いので
すぐに出てしまうのであります。
温室の真正面には
いかにもココで撮れと言ってるような記念撮影ポイントがあります。
コスト削減の為か
上から流れてるはずの水が無いです。
本来ならリもっとゾートっぽくなるはずなんだけど
ちょっと残念。
でも、おかげで貸切で遊ばせていただいてますケロね。
ウヒャヒャヒャ
んじゃ、いっぱい歩いてお腹が空いたので
今日のメインを食べに行こう!
またバイクに乗ってなんて
めんどくさいことはしな~い。
このサザンパーク野母崎も伊勢海老祭りの協賛店なので
期間中は園内のレストランで食べれるのだ。
しかも食べる場所がこんなとこ ↓
絶景を見ながら食べれちゃうのでした。
バルコニーからはこんな風景がみれるよ。
観光パンフレットの写真はここからだな。
(水は流れていませんケロ)
で、ランチは1年でこれ以上贅沢なランチは無いと言えるほど
贅沢な伊勢海老天丼・・・・さ・・・さ・・・さんぜんごひゃくえん!
店内でも食べれるけど
あえてテラス席にしたけど伊勢海老が
オマールエビに見えてしかたねぇ。
濃厚な出汁が出た味噌汁の風呂に
伊勢海老が入浴中。
その隣の天丼の真ん中にあるのが
伊勢海老の天ぷら。
かまぼこの板を含めたくらいの大きさの身が
衣の下に隠れてるんだよ。
はじけるくらいプリップリな尻尾にふるえながら
入浴中の方からも身をかき出して無言で喰ってやったぜ。
ごちそう様!
明日からのランチはカップ麺になります。
んじゃ、ツーリングを再開しましょう。
k34を一番南まで走って
天気が良いので見晴の良い場所へ登ってみることにします。
樺島か権現山かで迷ったけど
軍艦島が見える権現山にしま~す。
樺島には灯台があるのだけど
この権現山は山頂に行くまでの道が絶景ロードなんだよ。
振り返れば海に突き進むみたいな道で
バイクで走るべき道なのでした。
後は急こう配の坂を空を見ながら登ると
駐車場に到着。
もう、みんな
わたしを避けてる?
と、思うほど行く先でわたししか居ないんですケロ(笑)
(駐車場じゃないところに草刈り作業をしてる車が停まってただけ)
駐車場からほんの50mほど歩くと
展望台があって軍艦島が丸見えです。
ちょっと遠いけどな。
久しぶりに来たけどやっぱりここは良い眺めだ。
展望台下の謎のオブジェも健在です。
近代的っぽいアート作品の下に
お寺にあるような鐘があります。
前に来たときは若かったので
こんなことして遊んだなぁ~。
叩いてから入るんだよ。
ここに来たら絶対やってください。
ではさっきの絶景ロードを下ります。
先っちょの野母崎から長崎市内の方へ
R499で戻るけどしばらくはこんな気持ちが良い道が続きます。
ツーリング最高!
バイク乗りばんざ~い!
香焼まで海沿いを走ったついでに
伊王島にも寄ってみました。
伊王島大橋を渡って島の先端へ
行き止まりです。
でも道は続く
道の途切れる先にあるのは白亜の灯台だ。
何度となく訪れている伊王島灯台だが
その灯台からの眺めも最高なんだよね。
ヒャッポーー!
あれ?
知らない間に展望台が出来とる。
灯台よりもっと先っちょに行けるようになっていました。
ほんと長崎県って展望台にお金をかけるよね。
では灯台の父と呼ばれるR・H・ブラントンの建てた灯台に
挨拶を!
1871年(明治3年)に江戸条約により全国に建てられた
8ヶ所の灯台のうちの一つでございます。
美しい灯台を拝んだ後は伊王島で
わたしが気に入ってる島の南の道へ
距離は短いけど崖の下を走る
本日2ヶ所目の絶景ロードです。
民家も無いし近道でも無いので
まぁ~ったく車が通らねぇ~んだよ。
釣りする人かサボリーマンしか通らないんじゃない?
このまま道なりに海岸線を流すと来るときに渡って来た
伊王島大橋と並びます。
じゃ、この橋で戻るけど
やっぱりきょわい。
お尻ムズムズ橋です。
無事に渡ったけどもう一本行くよ。
今度のは大物です。
「女神大橋」
長崎港や高島などが見渡せる橋だけど
景色を見る余裕はねぇ~よ。
怖い思いをしたのに通行料100円を払って
R202を走って北上
西彼杵半島に渡って最初は車が多いけど
だんだんスイスイ走れるようになったところで休憩。
道の駅「夕陽が丘そとめ」
さっそく名物のみかんソフトでクールダウンします。
サッパリしてておいしいよ。
ジェラートがミックスされてるようなソフトなので
溶け方が半端ないけど
飲むように食べるとおいしいソフトなのでした。
てんてんさんも居ないようなので
先へ行きます。

この地にキリスト教を広めるためにやってきた
宣教師の母国のフランス国旗カラーの橋を渡ります。
最後の赤い橋のある神浦港からk57へ
半島のほぼ中央の山中を通る
広域農道と三桁県道を使って伊佐ノ浦ダムへ
初めて来たけど
リゾート地にある湖みたいなダムでした。
でもわたしが来たかったのはこのダムではな~い!
ダムから下ったところに超絶マイナーなスポットがあるのだよ。
はい、到着!
青ガッパ号を停めた目の前には・・・
「白野吊橋」
長さ40mと最近行った吊橋と比べると小さいけど
だ~れも居ないし
わたし一人なのでちょっとビビッています。
でも、行くも~ん!
一人しか歩いてないのに
やたらとボヨンボヨン揺れる吊橋を渡るよ~
ワイヤーがゴム?って思うほど揺れます。
ジドリで何度も往復してらたらボヨンボヨンも
誰も居ないとか慣れちゃって平気になります。
しかし最近吊り橋ばかり行ってる気がするけど
気のせいかな?
橋の真ん中からは
小さいけど綺麗な渓流が見れるよ。

やっぱり初めて来る場所はワクワクして
楽しいね。
CBの時と違ってバイクが軽くなってるので
道が辺鄙でもあまり不安にならないのも良い。
吊り橋で折り返して
広域農道に戻ります。
k43~R202を経由して
最後の立ち寄り。
ほら、展望台に金をかける長崎県なので
立派な展望台だよ。
針尾電波塔が見える展望台からは
新西海橋と西海橋が一緒に見渡せます。
同じ鉄骨アーチ橋の新旧の工法の違いを
比較できるマニアックな展望台でもあります。
わたしは橋の下にできる渦潮を見るのが好き。
では、展望台から見えてる新西海橋へ
橋の下の歩道を歩いて見た。
やっぱりこの通路はかっこいいわぁ。
バイクに戻って西海橋を渡りま~す。
後は帰るだけだし
せっかくなのでサンセットタイムまで
のんびりしようかな?
電波塔の近くまで行ってみたら
こんな駐車場が出来てたよ。
廃墟が廃墟じゃなくなっていく時代が来たようです。
メジャーになりすぎた軍艦島の熱はすっかり冷めたけど
まだここは熱い場所。
マジックアワーまで待って眺めた
電波塔は美しかっぱ。
この時間まで遊ぶと帰りは当たりまえだけど
真っ暗。
どうせこれからの季節は日が短くなって
帰りは真っ暗になるので関係な~い。
ライトはLEDで明るいしね。
多久西PAでインナーを着こんで
無事に帰還いたしました。
秋風に吹かれ
まだ夏の名残のような日差しの中で遊べた
晴れ男万歳の1日でした。
目の前がクラクラするほどオッ高いランチに震えたけど
また来年も行く事でしょう。
それでは皆様
またのご乗車をお待ち申し上げます。

◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇
関連リンク
・野母崎伊勢えびまつり HP
・長崎県亜熱帯植物園サザンパーク野母崎 HP 地図
・権現山展望台 地図
・白野吊り橋 地図

