<・m= チュンチュン
おはようございます。
信州2日目の朝でございます。
[1日目はココ]
昨日は移動日で明日も同じく大阪に戻る日なので
実質ツーリングのメインは今日なんだよ
ビジホの朝食って普通は7時からなので
知らない街の早朝を走りたくていつもは
食べずにチェックアウトするのだけど
スーパーホテルは6:30からなので食べてから出ま~す。
(早く出ても寒いしネ)
今日のメインは久しぶりブリに行く黒部ダムです。
わたしにとっては初なルートも行きたいので
朝早くから行動を開始しています。
まずはキンと冷たい安曇野を抜けます。
大町を目指して北上中
国道を走ってみたり広域農道を走ってみたりしながら
目的地に行く前にちょっとだけ鷹狩山に寄り道。
カモシカとかが飛び出そうなので
安全運転で登ります。
はい、到着。
周りがたっかい山ばかりなので
目立たないけど1164mの千メートル超えのてっぴねに
バイクで行けるずら。
増殖しすぎた感じがする
恋人の聖地を汚しておきます。
いや、こんな事するのに登ったんじゃない。
朝の気合を入れるためじゃった。
んじゃ、元気に・・・
「ヒャッポーーー!」
今から行く北アルプスに向かって叫んで
その山脈の懐に飛び込む大町アルペンラインへ
いきっしょ。
行き止まりの扇沢の駐車場には
普通に猿がおったわ。
観光地の猿は人をナメてるので
近づかないようにしよう。
で、これからアルペンルートなのですが
いつもなら駐車場にわたしだけってパターンだけど
今日はいつもと違います。
平日だけど人がいっぱい。
まずはチケットを買いますが
車みたいに回送サービスが無いので
室堂までの往復チケットを購入します。
9050円・・・た、高い(わかっちゃいたけどな)
前はこの扇沢から黒部ダムまで行って
その次は立山から室堂までと
まだその先に行った事がなかったので本日で
アルペンルートのコンプリートと成る予定でございます。
最初にいっかるのはトロリーバスね。
(※長野県の方言:「いっかる」=「乗る」)
バスって名前だけど法律的には電車になるんだって。
こちら扇沢から行くといきなりすぎて実感がわかないけど
アルペンルートで一番のクライマックス的存在と言える
難所を通過します。
巨大なダムの堰堤を造ることよりも
険しい山岳にロープウェイを通すことでもなく
とにかくこの関電の針ノ木トンネルを作ることがこの
大事業の要だったのだ。
身を切るような地下水と軟弱な地盤で
山の男たちを苦しめた破砕帯を通過。
破砕帯だけ分かるように照明のカラーが違うよ。
黒部ダム駅でトロリーバスを降りて
久しぶりにくろよんダムと再開。
ヒャーーー!
この観光
川を削らないように霧状に放水するなんて
よく考えてるよね。
なので綺麗な虹が出ていました。
ダム展望台から外階段を使って堰堤へ
しかし、スゲー場所に階段を作ってんな。
歩いてるときは観光客と足並みをそろえてるので
気付かなかったけどこうして見るとお尻がムズムズするわ。
もちろん堰堤からの眺めもムズムスです。
高すぎてあまり高さの実感がわかね~よ。
この黒部川の先が黒部渓谷のトロッコなんだね。
ではこれからわたくし響の未知なるエリアへ
黒部湖駅から黒部平まではケーブルカーです。
全部共通チケットなので無くすと大変ですが
バーコードで簡単に改札を通れるのでとってもスムーズです。
かなり急角度なケーブルカーでこってぱやに黒部平駅に着くと
そこは別世界でした。
一気に標高が上がったので
いきなり目の前が秋でした。
雷鳥も出迎えてくれたよ。
この黒部平からはロープウェイです。
ゴンドラが小さく写ってるけど
支柱の無いワンスパン構造となっております。
(雪崩がおきやすい場所だからって言ってました)
んじゃ立山ロープウェイに乗って
だいかんぼう駅へ
だいかんぼう駅の屋上は天空のテラスでした。
下を見ると黒部湖の絶景。
き、来てよカッパ。
大自然の絶景にふるえるけど
こんなのに反応してしまう響です ↓
入りたい。
たぶん寒いところなので怖いカマドウマもゲジゲジもいないので
入れそうな気がします。
立山トンネルの作業用の横穴かな?と思うけど
これからその立山トンネルを抜けるトロリーバスで室堂へ行きます。
室堂駅に着いて最初の1歩を踏み出したところで
わたしのアルペンルートはこれでコンプリートでございます。
ではしばらく立山の絶景散歩をお楽しみください。
駅のターミナルを出るとアルペンルート最高地点だけあって
もう空気から違うよ。
2450mの世界は寒くはないけど初冬の香りがします。
とりあえず夏に来た時と同じように
みくりが池を回る外周コースへ
(ようするに結構歩くコースって事ね)
吸い込まれそうな青いみくりが池を見ながら
地獄谷の方へ
火山性ガスが発生中で立入禁止でした。
立山連峰は森林限界なので
大きな木は無いけど
少ない低木は真っ赤に紅葉しています。
そんな紅葉を眺めながら
雷鳥を探すけどやっぱ見つかんね~や。
九州ではぜったい見れない絶景に感謝。
ならばやる事は・・・
本日2回目の「ヒャッポーーー!」
響の声が響きます。
しかし元気に歩いていたこの遊歩道なんだけど
やっぱてきねぇ(汗)
(※長野県方言:「てきねぇ」=「疲れた」)
空気が薄いからか?
この景色が待ってくれてなかったら
ショートコースしか歩いてないかも。
一緒に乗ってきた人の何割かは
登山のスタイルだったのでこの山のどれかに
登ってるんだろうね。
ま、ここは登らずとも山を堪能できる
すばらしい場所なのだ。
9050円出しても良いと思えてくるだろ?
(立山駅から登れば4310円とほぼ半額だけどな)
天空の散歩道はぐるっと回って終盤へ
最初に見てきたみくりが池が見えて来ました。
振り返ってまたの再訪を山に誓います。
ターミナルが近づくとロッジが見えて来て
その先には雲が下にありました。
雲の上を物資を運ぶヘリコプターが飛んでるよ。
と、こ~んな感じでわたしの天空の散歩はおしまい。
この風景を目に焼き付けて室堂のターミナル駅へ。
行きはワクワクだったけど帰りの
乗換えが超めんどくせ~。
しかし正午になって日が昇ったら昇ったで
山の表情が変わってるので二度美味しいかも。
この紅葉が終わると
雪に閉ざされる厳しい場所になるんだろうね。
最初に来たくろよんに戻って来たところで
あまり紹介されないアングルでもう一度くろよんダムを
ウイングと呼ばれる角っこから見ています。
ターミナルのある岩山に戻って再びトンネル。
やっぱ黒部ダムを語るには
トンネルだな。
そのトンネルを掘った山の男たちの像 ↓
今回は全てのジョブになりきって見ました。

記念撮影する観光客を待たせて全部やりきったゼ。
(光の当り方を一緒にするのと切り抜きを楽にするためこの前で撮りました)
最後の関電トロリーバスに乗って扇沢駅に戻って
アルペンルートはおしま~い。
6時間コースと言われていたけど
途中で食事とか取ってないので5時間くらい
だったよ。
(立山の遊歩道のを全部歩かなければ4時間で周れたかも)
青ガッパ号を停めている駐車場
近くのお国の方々がこれに乗ってえーかん
来てました。
しばらく別世界にいてツーリングだった事を
忘れていましたがライダーに変身です。
k45からR148に出て白馬方面へ
リゾート地らしく湖が点在するエリアですが
その中の青木湖へ
って、木が邪魔でぜんぜん湖が見えねぇ~よ(笑)
(素直に国道を走ってれば見えます)
お昼をだいぶ過ぎてしまってるので
とりあえず見つけたお店でランチタイムを。
やっぱり信州に来たなら
そばは食べとかないとね。
スキー場ばかりの場所なので
店構えが蕎麦屋に見えないけど
なかなか美味しいお蕎麦でございました。
蕎麦を食べた後は食後の運動って事で
近くにある姫川源流湧水って場所へ行ってみた。
絶対人に聞かないと行けない場所にあったけど
木道のある風景って好きなんだよなぁ~。
廃墟があるところに廃墟ハンター響がいるのと同じように
木道あるところにネイチャーハンター響がいるのだ。
で、この周辺が湧水なのかな?
浅いけどとりあえずブクブクやってみるね。
○○○○○○ ブクブク
上から見るより水中の方が綺麗かっぱ。
では、本日後半のメインである戸隠へいきしょ。
お蕎麦屋さんのご主人から言われた通り
k31~k36じゃなくてR406で行くと確かに
時間が短縮されそうです。
しかし想像してた以上に山ん中だ。
お日様も高い山の向こう側に入って
夕方みたいになってきたよ。
ちょっと心細くなったところで
戸隠のスタンドが開いていました。
これ以上山に入る事はないと思うけど
田舎道では早めに給油をしておくのが鉄則だ。
戸隠高原に入ると小さな旅館が点在してくるけど
わたしが行く場所はもっと奥。
「戸隠神社中社」
でっかい杉の木がありました。
あ、いく所はここじゃないよ。
もぉ~~っと奥
はい、「戸隠神社奥社」
なんとか暗くなる前に着きました。
売店で休憩してる年上のオネー様に
「でっかい杉の並木のあるところってどれくらいですか?」と
聞くと「ほうやね、そこまでまあず1キロくらいもんずら」
「本殿までえべると2キロくらいだけど
もうすぐこんそうだから気を付けて行くんなまし」
と、教えて頂きました。
本殿は行かないでもいいけどとりあえず1キロ以上で
往復2キロかぁ・・・
がんばろっ!
で、この戸隠神社奥社の参道って一直線で先が遠いのが
わかるので心の修行にもなります。
アルペンルートでけっこうな距離を歩いてるので
脚がダルいです。
しばらく歩くと赤い山門が見えてきて
その山門をくぐると私が見たかった戸隠神社奥社の
杉並木だ。
説明なしでもパワースポットのオーラが出てるよね。
霊山戸隠山の懐にある神社の参道で
本殿には天の岩戸の岩を力で開けた
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀ってるそうです。
もう時間が遅いので先には行かないけど
ここでたぁ~っぷり「気」をいただきます。
我に力を!
とにかく山を下る力をください。
こうして本殿じゃないけど
お参りして参道を戻るけどもう薄暗いので誰もいね~よ。
すると作業服を着た男性が参道に入って来てるのが
遠くに見えました。
奥社の関係者かな?
するとすれ違う時に
「いま、来るとき横の林でガサガサと言う音がしたので
もしかしたら熊かもしれないので
手を叩きながら歩いた方が良いかもしれませんよ」と教えてくれました。
きょわい・・・(汗)
戻るにはこの参道しかないし
もう誰も来ないだろうから一人で行くしかない。
お礼を言って最初は言われた通りに手を叩いてたんだけど
京丹後の熊が出そうな大カツラを見に行った時と同じ作戦で
スマホの着信音を最大に鳴らしながら足早に
参道をもどりました。
じゃ、真っ暗になる前に山から下るよ。
本日の宿は戸隠から東に下ったところにある
長野市内。
細い山道を下り
国道406号線に出たところで暗くなったけど
国道なので他の車も走ってるので
真っ暗な山道を走ることなく無事に予約していた〇横インへ
するとここで問題が・・・
チェックインするときにバイクを停める場所を聞いたら
停める場所が無いので駅の交番で聞いてくれって言われたよ。
どう見てもバイク1台くらい停めれるスペースはあるのだけど
停めれないから交番で聞いてくださいの
マニュアルな答えしか返ってこない。
交番って観光案内じゃね~ぞ。
しかも敷地に停める場所がないときは
周辺地図を出して大丈夫な場所を教えてくれたりするのだけど
な~んだか最悪な対応だったよ。
100%のキャンセル料は二度と利用しないという勉強代として
新たに近くのチサングランドホテルを予約。
すると・・・
VIPな場所に停めさせてくれたよ。
ちょっと寝床探しでバタバタしたけど
さっそく長野の街へ
今日はいっぱい歩いたので
繁華街まで歩かずホテルの近くにあった
「つげの家」にお邪魔しました。
テーブル席に座って
「おつかれち~ん」

地の物やそーでも無い物を美味しくいただいて
信州2日目はおしま~い。
さっ、明日は帰るだけなんだけど
天気予報で「爆弾低気圧」がどーたらこーたらって言ってやがるぜ。
どうなる?
最終日へつづく

◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇