前回のツーリングが今年の最後かと思っていたけど
なんとかもう一回走れちゃう感じなので
冬のフル装備で出発しま~す。
朝日が登った直後の
8時に香春のRに集合。
一人だったら間違いなく寒さで心が折れてたぞ。
おはようございます。
まぁ、見ての通り寒くても遊びが優先な
いつものメンバーですよ。
せっちゃんはお見送りだけなので
今日は3人3台で「これがマイナリストだ」って
ツーリングを敢行したいと思います。
本日の持って来る物
① バイク
② お金
③ 軍手
④ 懐中電気
⑤ わたしへの貢物
となっていますが⑤だけ果たされておりません。
今日は耶馬渓~国東半島方面なので
アグリラインを走って青の洞門通過中
洞門を抜けてもうすぐ本日のメインと言っても良い場所に
着くのですが寒さで心が折れたので
手前の道の駅「耶馬トピア」に飛び込みます。
(トイレにね)
川沿いにある道の駅なので
景色は良いけど寒い冬の景色です。
とりあえず温かい珈琲で
身体を温めてジドリ
するとこうさんももちっこさんも
トイレから出て来たので集合!
これが本日の勇気ある
探検隊のメンバーです。
エッ!?
探検なの?
たぶん、めっちゃ探検だと思うけど
わたしも初めてなのでどんな所かしらねぇ~よ。
目的地は道の駅から1kmも走らないで到着した
「古羅漢」
この田んぼの先に
デ~ンと立つ岩山が今日の探検の舞台となる
古羅漢だ。
(「こらかん」じゃなく「ふるらかん」と読め)
なんで古羅漢と言うかと言うと
この岩山の奥に羅漢寺と言う
有名なお寺がある前からあったからだ。(タブン)
では古羅漢の駐車場にバイクを停めて
探検開始といこうか。
で、今日は軍手を持って来てねって言ったんだけど
誰がそんなオシャレな奴をしてこいって言ったかぁ~!
探検の王道は軍手なんだよっ、
この軟弱もんがぁ~!
ちくしょ~
わたしもカッコいいメンテナンスグローブを
持ってくればよかったぜ。
さぁ、登りますが最初は普通に階段です。
その階段が終わると
すんげ~急な階段になります。
登りも下りもこの手すりが無いと
キツイのでさっそく軍手の出番です。
急な階段を登りきると羅漢様が見えてきた。
ほんと
スッゲー場所に建ってるよ。
岩を削って歩ける面があるけど
よくこんな絶壁の間に建てたものだ。
羅漢様のあるお堂の中に入るけど
そろそろ建て替えないといけないと思うほど
老朽化が著しいです。
梁の上を歩かないと危険が危ない。
そんな怖い思いをして辿りついた羅漢様は
優しいお顔をしていました。
子供を抱いてるので慈母観音菩薩かな?
羅漢様が並ぶお堂の中からは
下々の暮らす村が一望できます。
良い景色だね~
しかし今日は探検隊なので
ここがゴールではな~いのだ。
目指すは岩山の最奥にある「国東塔」
さぁ、ここからは完全なる
自己責任ワールドに突入するので
気を引き締めて行け!
はいはい、言いだしっぺで隊長の私が
人柱なのね。
慣れるとそうでもないけど
最初はめっちゃこえ~んだよ。
頼れるのは己の体力と
すこし錆びた感のある鎖のみ。
人間はこの絶壁に前では
小さな存在でしかないのが
この写真でよ~~くわかる。
隊長のわたしが落ちないのを確認してから
隊員が後に続きます。
岩がオーバーハングして怖い場所があるのだけど
もちっこ隊員はたいして
身体をかがめる事無く普通に通過。
すこし慣れてくると
鎖を持たないで歩けるようになるが
油断すんじゃねぇ~よ。
岩山をグルっと回り込んだところで
磨崖仏がありました。
↑ 磨崖仏を探せ
実際にこの場に居てもわからなかったけど
こう隊員が見つけてくれました。
真ん中に顔があるでしょ?
よく見れば下に体があって
2,4mほどある毘沙門天像のようです。
(マイナリストJIS規格もちっこ=1.6もちっこ)
途中で普通の山道のような道を進み
もう鎖場が無いと刺激が足らないと思うようになった所で
最後の鎖場
それを登るとゴール!
わたしも登ったけど
クラクラするほど高いよ。
崖っぷちに立って
かっこいいポーズなんてできねぇ~よ。
とりあえずマイナリスト探検隊は
古羅漢の国東塔の攻略に成功しました。
国東半島に多くみられる石塔で
宝塔から変化して国東塔と呼ばれるようになったらしく
この古羅漢の国東塔は県指定有形文化財となっております。
見たい人は命がけで来な。
こうしてゴールはしたけど
すべての場所に行かないと気がすまない
探検隊は塔の崖から見えていた石塔が並ぶ崖にも行って見ました。
とってもこっちの世界じゃないような
場所です。
もちっこ規格を置くと
こ~んな場所。
塔に紛れてわかりにくいか?(笑)
帰りはずべての脇道を調査しながら下ったけど
他2か所ほど登れるルートがあるようだよ。
とりあえず一個目の探検お疲れち~ん!
悪運強いマイナリストは一人も落ちる事無く
無事に本来のツーリングに戻りま~す。
今頃ですが今日の相棒はBlue・bee号です。
最後なので青ガッパ号を出そうと思ったんだけど
前のツーリングが最後かもしんないと思ったので
めっちゃ綺麗に洗車して磨いた後なので汚したくないため
今日はちびっ子バイクなのだ。
朝、心が折れるほど寒かったのに
探検で汗をかいたので来るときに寄った道の駅耶馬トピアへ
すると駐車場に白い奴がいたので
マタガリ~タさせてもらったよ。
同じバイクに乗ってたので
細かいところまで違いが判って面白い。
けっこう専用に改造されてるね。
「わたしも~!わたしも~」と言うので
もちっこさんも・・・・
後ろに赤色灯のポールがあるので
跨れない・・・ミタイナ
白バイ隊員のアドバイスでなんとか
乗った。
足と地面の距離が・・・
こうさんが乗ると余裕なんだけどね。
道の駅で水分補給を済ませて
お昼ご飯を食べるため豊後高田を目指しま~す。
k44をご案内中。
宇佐に抜けるのに良いルートなんだけど
途中の峠付近の道幅が狭いおかげで
車が居なくて超快適。
宇佐からHFRステージZeroへ
あ、そうだ
今日は懐中電気があるし
久しぶりにここに寄ってみよう。
何年ぶりだ?
もちっこさんが初めてなので停まったけど
二回目のこうさんの記録では6年ぶりだそうです。
宇佐郊外にある
日本帝国軍が掘ったトンネル跡。
ふるえるほどの素掘り感がたまんない。
中ほどまで歩くと
闇の住民もしっかりいました。
(photo by Kou)
足がいっぱいある奴も居たけど
わたしが映像に絶えれないので無し。
「本日一個目の穴集合」
一個目?
フフフ
じゃ、ご飯!ごはん!
HFRステージZeroからR10を突ききって
豊後高田へ
ず~~~っとこんな
平地が続きます。
登り坂が苦手なBlue・bee号にとって
なんて優しいところなんでしょう。
わたしもこうさんも地図を
持って来てないので
適当に走ったけど無事に豊後高田の街に入りま~す。
まるでここがゴールなような
チェッカーの道ですが
この先にある公民館にバイクを停めてお店へ。
「ゑつ」
今日のランチはこことする。
お蕎麦屋ですが
サブメニューの出汁巻き卵を食します。
フワトロでめっちゃ美味しいんだよ。
蕎麦の方は粉から作ってくれたらしく
ずいぶん待たされたけど
数量限定の粗挽きせいろ蕎麦です。
さる1号さんのブログで勉強した
そばの星がいっぱい入っています。
粗挽きは私が好きな噛んで楽しむ蕎麦ですが
かなり腰があるので最後は噛むのが疲れてきたよ。
(大盛りにしたからな)
普通の盛りで800円は安いでしょう。
お腹一杯になりました。
(噛むと満腹中枢が刺激されます)
ついでなので
食後の散歩って事で
歩いて近くにある法華寺に行ってみたよ。
ちょっと珍スポット的な臭いがするけど
立派な鬼子母神が祀られております。
お世辞でも美人じゃない。
それと鬼子母神の土台には小さなお地蔵様
金です。
しかしこの色・・・・
缶スプレーで塗っとったぁ~!
しかもマスキングなしで
とっても雑に塗られております。
いや~、楽しい散歩でございました。
それでは午後のメインの場所へ行きましょう。
地図が無いので間違わずに行けるか
心配だったけど田舎道なので
脇道が少ないので助かるわぁ。
k34からk655に曲がった付近ってだけ
覚えてたので一回も迷うことなく到着。
まぁ、バイクを停める場所がシビレますケロ
用水路脇の狭いスペースに
バイクをねじ込む。
わたしだけ楽ですまねぇ~な。
やって来たのは「穴井戸観音」
いきなり凄い階段に震えますが
苔むした階段があまりに滑りそうっていうか
絶対滑ると思うので迂回路で登ります。
はじめて来たけど
なかなか雰囲気のあるところです。
ここも岩山にめり込むように本堂が建ってるけど
耶馬渓から国東半島にかけて
地形が一緒なのでこういったスタイルが多いのかも。
登ると階段の入り口には注意書きがありました。
下りで滑る方が怖いけど
下にも設置した方が良いよ。
穴井戸観音の狛犬 ↓
苔の一種だと思うけど
なんとも狛犬にマッチした模様が出来ています。
あっ!
チェックストーン発見!
針の耳みたいな穴があると思ったら
こんな岩がはさかってたよ。
うそつきが通ると岩が落ちるって奴か?
特に説明版など無かったけど
そういう事にしておきましょう。
さぁ、ここから探検隊の出番でございます。
本堂の柱にこんな物が ↓
こういうシステムなのね?
そう、このお堂の奥に
洞窟があるのだ。
絶対一人じゃ来れない場所なので
マイナリストの誰かを生贄にして来ようと思ってた場所です。
懐中電気が無いと入れないと思ってたけど
照明があるのでちょっと安心。
しかもお金を入れてタイマーで点くやつじゃないので
焦らなくていいです。
奥に行くと結構広い空間があります。
水が湧き出てる場所があって
そこに濡れ観音と呼ばれる濡れた石仏があります。
仁聞の隠れ水と言ってご利益があるらしいけど
それがここの名前の由来みたいだ。
豊後高田まで続いているという伝説の
横穴もあったけど
匍匐前進しないと入れないので今日の探検はここまで。
無事に探検が出来た事に感謝し
観音様にお礼を・・・
う~ん、やっぱり一人では怖いかな?
何気なく近寄ってみると・・・
怖い怖いカマドウマ様の大群が
いらっしゃいました。
順番が逆ですが
外に出て本堂でお参り。
箒が置いてあったので
掃除しろって事か?
言われるまでもなく
掃除しますケロ~。
(keiさんのパクリです)
では戻りますが
帰りはちょっと震える坂を登ります。
マイナリストらしい風景じゃろ?
さぁ!次は
偶然にももちっこさんと行きたいと思っていたお店が
一致したスイーツタイムだよ~。
一山越えてR10に出ます。
滅多に国道を選ばないけど
この周辺は車が無くてとっても走りやすい。
裏道から宇佐IC方面に入って
路地で迷子・・・
一本早く曲がってしまったけど
ショートカットできる道だったので
結果オーライ。
打ち合わせ無しで
行きたい場所が一致していた
宇佐にある「はちみつ工房芳苑」
周りが牧場っぽくてとっても良い場所です。
お店の看板はアブ
いや、ミツバチ
ここで食べるのは
当然パフェでございます。
みんなバラバラ
わたしはベーリーがたっぷり乗った
パフェでザクロのはちみつを
時々かけて食べると酸味のあるベリーが
まろやかになってめっちゃ美味しい。
ヨーグルト大好きなもちっこさんが
一番食べるの早かったので
それだけ美味しかったって事だね。
また来るって目をキラキラさせながら言ってたよ。
(ランチタイムは並ぶので時間はズラした方が良いかも)
んじゃ、帰ろうか。
山手を通るHFRとアグリラインは寒いので
下の県道を使うけど日が落ちると
もう何処を走っても寒い。
なんとかまだ明るいうちに香春のRに到着。
こうさんから暖かい珈琲をごちそうしてもらって
今日・・・いや
今年のツーリングは終了!
ご乗車お疲れ様でした。
解散とはすなわち
次の集合の為にするものであると私は思うわけで
2016年のツーリングでまたココで会おう。
◇◇◇ Minorist Hibiki ◇◇◇
もちっこさんのツーリングレポート

