春らしくかすんだ朝もやの長崎道を

一台の青いバイクが走る。


1 にゃがさきどう.JPG



やっと春らしい陽気になった中を

青ガッパ号で出動中です。




暖かい陽気の中で

さらに暖かそうなのは何処だ?ってことで

山よりぺったんこの平野の方が暖かいだろうと

佐賀県の佐賀平野にやって参りました。




東背振ICで下りて一般道へ・・・


2 たくし、農道ライダーですから.JPG

エ~ット・・・

佐賀県の一般道がこんな道ばかりと誤解されては

困るけど農道ライダー響が大好きな

農道が選び放題なのだよ。




で、今日一発目の寄り道もやはり

農道の中。


1 農道ライダー.JPG




しか~し、この農道から眺める景色が

まったくもって農道らしくないんだよ~。




ほら!


2 佐賀の有名な珍スポット.JPG


すっかり有名になってしまったけど

これが佐賀県神埼町のエッフェル塔だ。



凄い!



しかも、これ・・・

3 田んぼの中にあります.JPG



修理工場の個人による手作りなのだ。




解体メンテされるたびに

どんどんクォリティーが増して来てるけど

両脇にサブの塔まで設置されてて

エッフェル塔を飛び出してオリジナルな道を歩もうとしております。




3 個人作とは思えん.JPG


不景気で暇だったから建てたらしいけど

なんにも無い佐賀平野の中でひときわ目立ってるよ。



1/20スケールでしかも

ちゃんと登れる構造になってるのが凄い。


4 佐賀ばんざ~い.JPG


好きだわ~。



こう言うのに無駄だと思わずに力を注げる人って

尊敬できます。



尊敬の意をこめて何時もの儀式をやらさせて頂いた後は

記念にステファニーもくっつけさせてもらいました。


5 記念にステファニーも.JPG


ステファニーもくっ付き具合を見て

「これ良い鋼材を使ってるよ」と申しております。




んじゃ、引き続き佐賀平野の中の道を適当に

走り回りま~す。

3 デグナーグローブの仕業.jpg


買ったばかりのデグナーのグローブが

慣れてないのでレンズに入っちゃうけど

今日は暖かいので春用のグローブでもよかったかもしんまい。

(デグナーのグローブの耐寒性は合格ですが防水シートのおかげで暖かい日中は蒸れます)


4 オレの道.JPG


ピーチクピヨピヨとヒバリが鳴く嘉瀬川の土手から

R34に出て小城方面へ。



R34を少しだけ走って

牛津町にある牛尾梅林の前までやって来ました。


7 牛尾梅林です.JPG


白い奴ばかりだけど

ちょうど満開みたい。


6 梅満開.JPG


はじめて来たところだし

どんな所か見たいので梅林に入ってみま~す。



って・・・


5 けっこう怖い道でした.JPG


たまたま見つけた道は裏道だったらしく

急斜面に柵も何も無い超タイトなヘアピンカーブのある

ドキドキする道じゃった。



梅林の中 ↓

7 憩いの場みたいです.JPG


梅祭りの前日だったので

梅林の広場にはもう露店も出ていました。


6 梅祭りは明日から.JPG



その中で一番春らしさを感じれる

よもぎ餅をいただきます。


8 食べた後でごめん.JPG


齧った後ですみません。


6 花見中.JPG


花見と言うより梅を収穫する農園なので

見た目はアレだけど

春をいっぱい感じれました。


9 見た目は梅の農園ですから.JPG


とにかくこの

広~い感じが良いよ。




では、先へ行きましょう。



素直に車用の道で出ればいいのに

またドキドキする道側から下りて

楽しそうな農道を探して走ります。

8 本日一番春らしい道.JPG



佐賀平野の中で一番平野感を堪能できる

レンコンで有名な白石町方面へ


9 佐賀平野の一本道.jpg


ず~っと平な道ばかり。



R207に入ったところで

そろそろお昼にしようかな?



白石町の中心部くらいで見つけた「美都」

10 美都さん.JPG

今日のランチはココとする。



みそチャンポンくださ~い!

11 みそチャンポン.JPG


佐賀のチャンポンってコッテリずっしり系が多いけど

味噌のおかげでコッテリし過ぎずに美味しかっぱ。




お腹を満たしたあとは

高いところに登れる山が近くにあるので

行ってみるね。

12 KSRでも快適そうな道.JPG


国道から「肥前犬山城」の案内に沿って

山を目指します。


13 目指す場所が見えてきた.jpg

↑ どうも矢印のところみたいだよ。



標高342mの杵島岳の登山道。

14 コジュケイを見かけました.JPG


誰も通ってないので

道にコジュケイが横断してたりと

自然を身近に感じれる登山道を上ります。


15 ひのきの森.JPG



山頂付近で山道あるあるのコンクリート道路になるけど

特に急勾配になるわけでも無く

頂上の駐車場に到着。



10 でましたこのパターン.JPG


あ~、はいはい

私だけですね。



そのパターンはもう慣れてますから。



そしてこれが頂上にある肥前犬山城 ↓

11 要塞ですよ.JPG



お城です。



まぁ、ちょっと見ればスグに

お城の形をしただけの展望台って気付くだろうけどな。



貸切状態なので

階段の登り方も自由でございます。


12 正しい登り方.JPG


みなさんも是非この登り方で・・・



では私の城からの眺めをどうぞ!


14 佐賀の絶景.JPG


ヒァーーーッ!


佐賀平野独り占め。





こんな広い風景を見てると

なんだか身体も軽くなって浮ける気がします。


15 浮ける気がする.JPG



しばらく一国一城の気分を満喫中


16 今だけ一国一城.JPG


今はだ~れも居ないけど

下にツツジが綺麗な公園があるので

その時期は人が来る場所かもしんないよ。


12 響の夏休み風.JPG


春なのですこし霞が入ってるけど

大満足したので下山します。



この後は波佐見方面に行こうと

本日初めてナビを起動させたのですが

案内開始直後から我が道を行きます。


16 農道ライダー参上.JPG


ナビをセットしたら画面を広域にして

案内されてない道でも目的地方面に向いてる道があれば

適当に選んで走って楽しむのが響流。

(「リルートを開始しますリルートを開始します」とうるさいけどな)



平野のまっ平の道は少し飽きたので

平野のヘチを回りました。


某番組でも言ってるように地形の

縁や高低差が楽しいのだよ。



平地の端っこはどこの地方も一緒だと思うけど

平野部は田んぼや畑だけど山裾には村があってその中に

こんな味のあるお寺とかがあるんだよね。

17 凄い階段.JPG


階段が凄いので停まってみた「佛日山 陽興寺」



たまたま通っただけなので

階段は登りませんが

知らない道を走ると発見があって楽しい。



引き続き・・・R207からK324

17 潟な川沿い.JPG


有明海がすぐ横なので川底がもう潟になってる

塩田川を遡って自分でも地図を追えないほど

適当に・・・


18 一番佐賀らしい風景だと思います.JPG



多分、鳥越峠



18 大好きな里山風景.JPG


さっきまで平野でしたが

ここから楽しいクネクネ道が多くなります。


19 ツーリングに最適な道でした.JPG



いつの間にか県境を越えて

長崎県で~す。



20 こんなのあったのね.JPG


西九州道の連続アーチ橋をくぐると・・・


21 新しくてもアーチ橋は美しい.JPG



焼き物の街

「波佐見町」でございます。


19 これは芸術だ.JPG

芸術だよ~


焼き物の街らしくこれは

陶器で出来ています。

(有田焼は有名だけどここはそのすぐ隣の街なんだよ)



「やきもの公園」

19 焼き物の街.JPG

公園の側壁なんだけど

めっちゃ綺麗だね。




むか~しむかし

マイナリストで鬼木の棚田に来た時に

寄ったことがあるけど

遊び半分でしか見た事が無かったので入ってみます。


20 今日は調子よく浮ける.JPG



公園内は世界各国の陶器を作る

窯のレプリカが展示されていて

耐火煉瓦などの赤煉瓦好きは楽しさ倍増な場所でございます。




いろんな窯があるけど

これが一番カッコイイかな

21 ボトル釜.JPG

とっくり窯かと思ったら

イギリスの「ボトルオープン昇炎式窯」と言う窯らしい。


こんな感じで焼き物に寄り道したけど

波佐見に来た目的はこれじゃな~~い!



ちょっと場所の難易度が高く

現地で聞き込みしないと見つけれませんでしたが

細い路地の奥でわたしが来るのを待っていてくれていました。

22 旧波佐見小学校講堂.JPG


「旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂跡」



現小学校の横くらいだろうと

楽勝で考えてたら新しい小学校が移転して建てたらしく

見つけにくい場所にあったよ。



22 懐かしい木造だよ.JPG


1937年(昭和12年)に波佐見尋常高等小学校として建てられた

木造平屋(一部二階)の洋風建築の小学校跡です。



玄関ポーチを持つ

とっても趣のある学校ですが

今はイベント以外では開かずの廃校となっています。


23 響の少年時代を想う.JPG


長い年月をかけないと作れない木の煤け具合に

萌え萌えな響でございます。




はい!

波佐見終了!



では、ずっと内陸側で遊んだので

そろそろ海側にでも出てみますか?



波佐見からk4で川棚町へ


23 片島の漁港.JPG


R205に出てから

大崎自然公園のある大崎半島へ


24 大崎温泉の下.JPG



半島の道を進むと

ヘアピンカーブの途中に

展望台がありました。


24 平野の後は海でしょう.JPG


大村湾だよ~~。



ピョコっと飛び出てるのが

魚雷発射試験場跡のある片島です。


25 魚雷の基地が丸見え.JPG


施設の廃墟がよく見えるよ。



半島の道を終点まで行くと

大崎自然公園の駐車場に着きます。


26 3台ほど車はありました.JPG


わたしダケと言うパターンではないけど

施設関係者の車くらいしか停まってないんだよ(笑)



自然公園の中には大きな金網のドームが2つあって

その一番大きなドームの中に孔雀がたくさんいます。


28 めっちゃ可愛い顔してる.JPG

お代は嬉しいタダでございます。



いや~、孔雀って羽を広げた姿しかあまり連想しないけど

よく見りゃキジに似てて美味しそうな顔してんな。



繁殖期じゃないためか

しばらく見てたけど

羽を広げてくれる奴はいませんでした。


26 ゴージャス.JPG


綺麗ですがサービス精神はゼロだぜ。




ここのクジャクは目立とうという

精神が乏しいようです。



平和なドームの中にいるので

グデーーと寝てるやつもたくさんいます。

26 ちょっと鍋にしたいかも.JPG

金網からもうちょっとで羽に手が届いて

引っこ抜けそうでしたがGETならず。

(しちゃダメだからね)



着飾りすぎて自然界じゃ

邪魔じゃないんだろうか?



もう一つの大きなドームにはフラミンゴ。

28 空気を読んでない色の奴.JPG

数はタダなので

この数でも納得。



一羽だけ餌の配合を間違ったみたいな色の奴がいます。




とりあえずフラミンゴの中でフラミンゴの舞い

27 フラミンゴの舞い.JPG


ガチョウじゃね~ぞ!



ではそろそろ帰るルートへ行くよ。


25 大村湾の道.JPG



大崎半島から帰る方向で言うと

一番近いのは東そのぎICだけど

すこし時間に余裕があるので

大村湾沿いを走るR205で大村まで行ってみま~す。




その途中で鉄分補給でもいかがですか?


29 鉄分をおひとつ.JPG

「大村線」



その大村線を大村まで辿ると

途中に「たけまつ駅」があります。



フフフ



フフフ




居たよ!




あの後姿は間違いなく奴だ・・・


30 金網からアレが見える.JPG

↑ ほら、看板と看板の間



もちろん発見して直ぐに近付こうとしたのだけど

これって駅の構内じゃね~かっ!



なので何年振りに買ったかわからない

入場券を購入。

30 入場券など買ったの何年ぶりだ?.JPG


見るだけで

160円もかかっちまう高級河童たちをどうぞ。




31 カッパは何故か股間を触る.JPG


何故か全員股間を触る6人家族のカッパでした。



しかしお母さん、なかなかの美乳ですね。



列車が来るとジドリが出来ないので

いまのうちに・・・



ホームとの境にあるフェンスが邪魔で

三脚が設置できない・・・



あ~でもない

こ~でもないと駅の中で怪しくバタバタしてると

駅長さんが撮ってくれました(笑)


32 駅長さんに撮ってもらった.JPG

「1日1カッパ」


駅長さんもバイク(CB400SF)に乗ってるらしく

しばらくバイクのお話しをしてたけど佐世保行きの列車が

入って来たのでお別れ。



駅を出たあとは素直に大村ICから高速に入って

大村湾PAでビワソフトを頂きます。

33 やっぱりビワソフトは食べておかないと.JPG

「1日1ソフト」


夕方にソフトが食べれる陽気って言うのは

嬉しいね。


34 恋人の聖地とかそんなの関係ない.JPG


大村湾に沈もうとしている夕日に

挨拶をして長崎道・・・


26 長崎道.JPG


九州道もノンストップで走りきって

今日のツーリングはおしまい。



ほとんどがマイナースポットばかりでしたが

楽しんで頂けたでしょうか?




また春のポカポカ陽気に誘われたら

どこかに出かけたいと思います。



35 無事に帰還.JPG


◇◆◇ Minorist Hibiki ◇◆◇



波佐見焼き.jpg

[河童窯初代 陶人長玄坊]