さぁ、慣らしも終わったしまだ見ぬ地にでも行くか?

ステファニー

1 行くぜステファニー.JPG


タンクがアルミになったので

ステファニーの居場所がミラーのアームくらいしか無くなっちゃいましたが

一緒におでかけしますよ~!



高速道路使用の時はぶっ飛んだら悲しすぎるので

バックの中でおとなしくしてもらうことにして

荷造り完了!



皆様もご乗車の準備はよろしいでしょうか?



それではいよいよ

銀ガメ号のフェリーデビューでございます。


3 デラックスシングル部屋です.JPG


行き先はまだバイクで一度も踏んだ事のない

静岡県を中心に荒らして来たいと思います。




PM16:50

新門司発、泉大津行の船への着艦命令が出る。

1 着艦.JPG


車両甲板の滑り止めの凸凹が大きくて

毎回誘導員から結構無理な角度で停めるように指示が出るのだけど

銀ガメ号は両足がべったり着くので

今までで一番楽に指定の位置へ

(ヨチヨチ両脚ストね)

2 銀ガメ号初フェリー.JPG


遠征用バックは銀ガメ号用に

すこし大きなドラムバッグを購入していましたが

今回は使い慣れたいつものモトフィズのミニバックです。

(お土産を積むスペースが無いという言い訳の為)



車体からバッグを外さずに中から必要な物だけ

サブバックに入れてさっさと船内へ



前日予約して取っておいたDXシングルの部屋に荷物を投げ込んで

まずは旅のスタートの儀式から始めよう。



これですよ・・・これ ↓

4 恒例のHIBIKIビール.jpg

HIBIKIビールを飲まないと旅ははじまんないよ。

(※注:非売品)



船内のレストランで夕食を終えると

もう船は山口県沖です。

5 とっとと寝ます.JPG

船旅を満喫する時間ですが

何度も乗ってるので後はもう寝るだけ。


ロビーで演奏会などが行われていますが

個室なのでとっとと消灯して

目覚めると大阪湾の中を航行中でした。



朝食を食べて

定刻のPM6:00に泉大津港へ



ゲートがゆっくりと開いて車両甲板にフレッシュな風が

入ると響の静岡ツーリングが始まります。

3 毎回迷う泉大津.JPG


何時もの様に近畿道から名神を走るけど

京都を過ぎるまで防音壁で囲まれて全然楽しくない区間を

我慢して抜けます。



菩提寺PA

4 信楽が近いとですか?.JPG


信楽焼が近いからだな。



ここでインナーを脱いで身軽になって

豊田Jctから新東名へ入ります。



はじめてのジャンクションって毎回ドキドキするけど

なんとか間違えずに新東名に入れました。


5 立派な橋ですね.JPG


ナビに案内してもらうと楽なんだろうけど

バイクは新しくてもナビは古いままなので

新しい道のデータがね~んだよ。



しばらくナビ上は山の何もないところを走っております。(笑)



さすがに新しい道だけあって綺麗なのは

いいけどやっぱり高速走行は飽きると疲れが倍増しちゃう。


6 高速飽きた.JPG

長篠設楽原PA



もう少しで降りるインターだったけど

最後の休憩をさせてくれ。


6 やっと緑が多くなって来た.JPG


残りを2区間ほど走り予定の浜松いなさICから

一般道へ

7 初静岡一般道.JPG


高速道路上だと実感がないけど

一般道を走ると静岡県初上陸って感じがして

ワクワクしてくるね。

(響の豆知識:静岡県の県鳥はサンコウチョウ)




高速を降りてk47で北上すると

どんどん田舎の風景になって行きますがそこで

本日というか今回の遠征ツーリングの一個目の目的地があります。



まぁ、そのびっくりするほどマイナーさに

震えてくれ。


7 いきなり超絶マイナー物件から.JPG

「渋川凱旋紀念門」


日露戦争の戦勝記念で建てられた凱旋門ですが

見ての通りこれだけです。



いけませんか?




でも既存する凱旋門は少なくて

とぉ~てもレアなんだぞ。


しかも一歩も歩かずに見れるんだぞ~!



そんな今回のツーリングの行き先の趣向が

わかりかけたところで次行ってみよう。


9 良い道だ.JPG


k9で磐田市方面に走ると

すこしずつ林道から街の道になります。


11 地元の人しか走らないんじゃ?.JPG


県道でも国道でも無い道でショートカットして

天竜川を渡る鹿島橋

12 天竜川.JPG

1937年製でございます。



この古い鉄橋を渡ると天竜浜名湖鉄道

天浜線の天竜ふたまた駅があります。


8 天竜ふたまた駅.jpg


1940年にできた古い駅全体が

文化財なんだよ~。


10 一人スタンドバイミー.JPG



ホームの外れには古い車両も展示されていました。


9 艶のやれ方が良い.JPG


キハ20443とナハネ20347


キハ20系の方は1962年からこの天浜線を走っていたらしく

懐かしい国鉄カラーが良いよね。


後ろの青い方はブルートイレンの車両で

東京~博多間を走っていて特にこことは関係ないっぽいです。



駅側に戻って見学ツアーに申し込もうと思ったけど

時間が合わないので外から見たい物件だけ

見ちゃうことにします。



「高架貯水槽」

12 儀式.JPG

煤けたコンクリートに萌え萌え。



車両洗車場 ↓

13 洗車場です.JPG


鉄分た~っぷり。




そして見学ツアーじゃないので入り口から覗ける場所を

探して見た転車台。

15 現役です.JPG

鉄分マックスじゃな。


その転車台と扇形車庫 ↓

16 機関庫の数が可愛い.JPG


ツアーじゃないので

奥に入れないので見れるのはここまで。



そうそう、

ホームも文化財だったよ。

17 ホームも近代化遺産.JPG


単線のローカルな駅も良いけど

昭和の繁栄を残す駅も良いよね。



ではお昼になったので

天竜二俣駅の前にある「食の駅 十文字屋」で名物カレーを

頂いちゃいましょう。



「転車台カレー」


13 転車台カレー.JPG


ウヒャヒャヒャ!

めっちゃ可愛いじゃないか。



列車の顔の部分は食用シート(でんぷん)でできていて

窓はソーセージ。


レールはマヨでございます。



カレー自体は少し甘めでしたが

美味しく運転席をぶっ壊しながらいただいて御馳走様です。





響のツーリングは午後のステージへ

14 ず~っと土手の道.JPG

k343



ず~~っと天竜川の土手を下流に向けて走っております。



下流に向かって走ってるので当然ですが

川幅がどんどん広くなって

九州では見ないくらい広くなったよ。


15 川幅が凄いので鉄橋もなげー.JPG


最下流部に掛かる掛塚橋だけど

全長877mもあります。


カンチレバートラス橋で1955年製なんだって。



さらに下流に向かうと

なんとなく潮の香りがしてきました。

18 河口です.JPG


遠州灘から吹く

風で風車が回っています。


16 海が近い感じ.JPG



天竜川の土手の終点まで走ると

川から少しそれちゃった。


17 海浜公園な感じ.JPG


戻って細い堤防の道へ

18 河口です.JPG


この道で間違いないと思います。



だって小さく見てるもん。





やっと会えたよ

「掛塚灯台」

19 歩かなくて良い灯台.JPG

遠州大砂丘の端っこに

ポツンと立つ可愛い灯台です。



バイクで横付けできるライダーに優しい灯台なのでした。


21 古墳じゃないです.JPG


灯台は砂丘の中なので

すこしでも高い場所に設置するため

古墳のように盛られた丘の上に建てられています。


22 響のGW.JPG


見ての通りめっちゃ低いけど

灯台の建つ丘からは周りに高い物が何もないので

眺めは思った以上に良いです。


20 遠州灘.JPG


初遠州灘。

(砂、黒いな)



濁った天竜川の水が流れるため

ずっと沖までいかないと海は青くなんないらしい。


23 周辺は広い砂丘です.JPG


海の反対側は

海風を利用した発電施設と運動公園くらい。


19 砂がたまってて怖い道でした.JPG


灯台を見た後はこのまま堤防の道を行ってみようと思ったけど

砂がこんもりと溜まってて怖い場所があったので

素直にR150へ

20 津波の非難場が一定間隔である道.JPG


ここから御前崎までずっとこんな感じの道を走ります。



砂丘沿いの道なので

ほぼ一定の距離で津波避難所が設置されてたよ。

(響の豆知識:静岡県は日本一防災意識の高い県なのだ)


22 潮の香りがする.JPG


やがてR150は岬をショートカットするルートをとるので

k357で岬を目指しましょう。



砂丘沿いのR150は地図上では海沿いなのに

海が全然見えなかったけど

目の前の坂を越えたら見えてきそうな予感がします。


23 この丘はきっと砂丘だ.JPG


緩い坂を登って・・・



下りになると・・・




ドーーーン!


24 やっと会えた.JPG


海だァーーーッ!



さっきも見たけど

青い海だーー!太平洋だーー!

25 絶景ロード.JPG


距離は短いけど

御前崎灯台に通じる道は

バイクに乗ってて良かったと思う気持ちいい道でした。


24 鼻歌出るよ.JPG



飛ばさずエンジン音が一番良い音を奏でる回転数で

走ると自然に鼻歌が出ます。


25 風と友達.JPG



するとお目当ての御前崎灯台が

「よく来たな」と語りかけてくれました。


26 バイク乗りは端っこが好き.JPG


いままで色んな絶景を見て来たけど

やっぱり初めての場所は感動します。



案内板に沿っていくと灯台の袂に無料PAがあるので

そこに銀ガメ号を停めて灯台へ


33 御前崎灯台コンプリート.JPG

「御前崎灯台」



映画「喜びも悲しみも幾年月」で有名になった灯台で

設計はおなじみのリチャード・ヘンリー・ブラントン氏でございます。

(映画はよく知らないケロ)



そしてこの御前崎灯台は全国でも数少ない

登れる灯台でもあります。

(有料です 200円払いなさい)



目が回る螺旋階段を上がって最後は

工事の足場みたになってフィニッシュ。

28 最後は穴でした.JPG


お尻がムズムズするぅ~~!


30 お尻がムズムズします.JPG


でも絶景!



遠州灘独り占め。

28 きてよかった.JPG


ついでに

駿河湾も独り占め


29 太平洋じゃよ.JPG


もっと空気が澄んでたら伊豆半島も見えたかも。



ではメインの灯台で儀式をやっておきましょう。

27 ここでもやっとく.JPG



それでは本日最後のスポットにワープ


26 海沿いの道.JPG



ホテルを静岡の街の中にキープしてるので

まずは焼津市街地を避けるため

吉田ICから東名高速で静岡ICまでワープします。



静岡ICは市街地よりも海側にあるのでホテルには寄らず

そのまま海沿いに出て「いちごライン」を走ると

到着です。


34 普通の神社じゃありません.JPG


「久能山東照宮」


徳川家康公のお墓がある有名なところです。





一番楽なのは日本平までバイクで上がって

そこからロープウェイで本殿近くまで行くルートですが

ロープウェイの最終が17時で今が16時ちょい過ぎ。



気分的にゆっくり出来ないし

乗り遅れたら超めんどくさい事になりそうだったので

本来の参道である階段で挑みたいと思います。

35 修行のはじまり.JPG


しかしこの表参道である石の階段は

1159段もあるんだってよ。


37 浮いていきます.JPG


めんどくさいので最初は武空術で登りますが

「気」が続かないので脚を使って休み休み登るしかありません。


39 これはキツイ.JPG


駿河湾から龍が登るように上がる階段で

パワースポットなのですが

わたしの持つ生態的なパワーは確実に減って行く。


40 頑張ってるけどまだ半分くらい.JPG



歩くのが定番のマイナリストですが

ここはひとつ抜き出たハードさでございます。


1159段は「いちいちご苦労さん」と呼ばれる名物の階段なのですが

きついけど登ると景色はとってもいいよ。

41 ほとんどがイチゴのハウスです.JPG


眼下に見えるビニールハウスはみんなイチゴです。



なんとか社務所までたどり着いて

参拝料の200円を払って同時に水分補給。



脱いだジャケットも邪魔なので

無料コインロッカーに預けて境内へ




「バーーン!」

42 待たせたな.JPG

待たせたな。



やっと来れたよ「久能山東照宮」

43 いかにも東照宮.JPG


東照宮らしい楼門を抜けると

狛犬も金運カラーでした。

45 金運カラー.JPG


楼門を抜けた先にあるのが

鼓楼 ↓

46 色彩の宝庫.JPG


本殿じゃないのに

すでに装飾が綺麗。




拝殿と本殿を囲いにも見慣れた

三つ葉葵の家紋がズラーーと並んでいます。

49 このマークだらけ.JPG


こうして建物ばかりに目が行きがちですが

地面にこんな巨乳も発見しました。


50 超巨乳.JPG


2つ並んでたのでおっぱいだよね?



では拝殿で参拝。


51 彫刻もすごか.JPG


見えるすべてが美術工芸でございます。


52 派手すぎるけど.JPG


個人的には古い木材が剥き出しの

御宮造りが好きですが東照宮のイメージはやっぱり

この金ピカですよね。


53 装飾が無くても美しい建物です.JPG


お守りを売っていた神職さんに

彫刻について聞いて見たけど

日光東照宮のような眠り猫や三猿は無いんだって。


56 黒が美しいことに気付きます.JPG

でもバクやジャコウネコなどの彫刻も見事だし

眠り猫に限っては実はどこかにあると聞いた事があるって言ってたよ。



何度も来れる人ならじっくり探して見ても

楽しいかもしれない。


55 金運のオーラを感じるぜ.JPG



しかし、夕方だったのが幸いしたのか

こんな凄いところに参拝客はわたし一人。



それでは最後に家康公の神廟(お墓)へ

57 本殿の上へ.JPG


神廟につづく道に立つ石灯篭にも

あの家紋があります。


58 石灯篭にも家紋.JPG


本殿を見下ろ高いところに

その神廟はありました。


59 家康公のお墓.JPG


1616年に薨去されましたが

御遺命によりこの久能山に葬られました。



深々と頭を下げて

山を下ります。



社務所に戻ってロッカーからジャケットを出して

再び1159段の階段へ

60 下ります.JPG


登る時は必死だったけど

けっこう絶景な階段だったんだね。


61 よく登って来たもんだ.JPG


しかしまぁ~、よくもこんな階段を作ったもんだ。

(下に見えてるまっ平らのところまで降りるんだよ・・・ってか良く登ったなオレ)



若干膝がカクカクしてるけど

無事に下って今夜の宿に向かいましょう。


28 サンセットタイム.JPG



いちごラインを戻って

静岡市街地へ


29 思ったより小さい街でした.JPG



バイクを停めさせてくれなかった長野の〇横インで勉強したため

バイクを安全な場所に停めさせてくれるホテルを

しっかりリサーチして選びました。


30 連泊します.JPG

「静岡ビクトリヤホテル」



今回の遠征ツーリングは

ここに連泊となります。



二泊で8400円チ~ン!(税込) ←安いっ!




ホテルの裏口にある防犯カメラ付きの

屋根付きのスペースに銀ガメ号を停めて

街へGO!


35 初めて来た駅.JPG


静岡駅まで歩いて来れるよ。




まずは地物が食べれそうな居酒屋に突入して

カンパァ~~イ!


31 うめ~.JPG


階段で搾り取られた水分が身体中に染み渡ります。

(血がドロドロになるからやめましょうね)



静岡なので静岡おでん

34 静岡おでんは黒い.JPG


黒いぞ。


はんぺの下に大根があるけど

食べるまで素材が判らなかったほど黒いぞ。



マグロと生シラス

32 マグロと生シラス.JPG


もう、

そんなみんなで私を見ないで~~!

33 そんなに見つめないで.JPG


関東醤油をタラリと垂らし

口の中に入れると溶けていく感じ。


その余韻をビールでリセットし

また生シラスを口の中に・・・


至福なひと時に感謝。




こうして初めての静岡の夜は暮れていき

2日目につづく




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