北九州市小倉南区・・・
まだ通勤ラッシュが始まる前にどうしても
通過したところがあるので今日は早起きして走ってま~す。
今日のツーリングの相棒はちびっ子バイクのBlue・Bee号ですが
本州へ渡るのにどうしても避けて通れない場所があるので
何時もより早い出発なんだよ。
そう避けて通れないところとは・・・
生身の人間が通る場所じゃない
関門トンネル。
排気ガスで前がかすむし
夏場はもう地獄のような熱風が襲ってくるトンネルですが
まだ車が少ない時間なのでなんとか普通に通れそうだ。
通行料金は原付二種は20円と安いから良いのだけど
料金所の渋滞にもなるし20円くらいなら
二輪車はタダにしてくんないかなといつも思うよ。
トンネルに入ると
朝の冷たい空気から一変してムワ~~ンって
蒸し暑い風が全身を包みます。
この中で朝のラッシュの渋滞なんかにハマったら
息が出来ずに死ぬよ。
作戦通りに7時になる前に通過したおかげで
まだ息ができたし渋滞もなくすんなりと
本州に入れました。
下関市街地で給油を済ませてk40から内日へ
今日の行き先は特に設定はしてないけど
川尻岬の灯台だけは行ってみようと思います。
まずは石畑峠を越えて川棚温泉から
海沿いを走ってココ
久しぶりに来た「角島大橋」
朝日の中の角島大橋もなかなか綺麗でございます。
何時もなら何度も来てるので通過するところですが
今日は渡っちゃうよ~~。
海上にポコポコーーーと良い音を響かせながら
先っちょへ
灯台の周りにある
売店はまだ一軒も開いてない時間なので
岬はわたし一人。
角島の先っちょ独り占め。
ゴロゴロと丸い石の岬を歩くと
ハマユウが咲き始めていました。
これが満開になる頃は暑くて
山ばかりに行って立ち寄りもしないんだろうな。
角島はこの岬に寄っただけで
再び島から出るわけですが
角島大橋の定番ビュースポットに
寄るはずもなく選ばれし者しか入れないビーチへ直行
(大きなバイクは砂に埋まるぞ)
角島大橋を挟んで西側にある赤田海岸からの眺めも好きだけど
今は朝日が当たる東側から眺めてみたよ。
初夏の海って大好き~~。
では午前中のメインである川尻岬を目指しましょう。
みのりロード(広域農道)から
向津具半島へ
半島に入ると斜面に棚田が広がり始めます。
離農した田んぼがあるためか
全部の田んぼに水が入ってないけどそれでも綺麗だよ。
半島のくびれた部分から岬へ向かう道に分岐して
快走路をしばらく走ると川尻岬に到着。
本州西北端でございます。
この岬の先端に灯台があるのですが
かなり前にたいようさんと目指した時は
ルートを間違って海岸に降りてしまったため灯台に行けないまま断念。
その後も何度か目指すもののこの岬に着いた時間が遅かったり
他に行くスポットがあって灯台まで行く時間が無いなど
ずっとチャンスを逃していたので今日は絶対灯台まで行ってやるもんね。
まずは岬の尾根伝いの遊歩道を歩く。
途中でこんな岬に居るはずがないと思って油断してたところに
ヘビが出てビビる響・・・(汗) ←シマヘビですケロ
向こうもわたしにビックリしてパニくったのか
こっちに向かって来るし・・・(汗)
ウワッ!と下手に避けたら崖から落ちるので
歩いた足跡の上を素早く下がる逃げ上手なわたし。
もうわたくしレベルの蛇嫌いになると
逃げる時も冷静に対処できるようになるのだよ。
とりあえずその後は落ちてる木の枝もヘビに見えちゃう中
足元を注意しながら先へ行くと
岬らしく海がめっちゃ綺麗になりました。
真っ青な海が最高!
半分くらい歩いたところから
振り返ると岬を歩いた者だけにしか見れない絶景がありました。
原付で来れるところにこんな所があるって素敵。
で、肝心の灯台はこの看板から上がります ↓
こりゃ、見落とすって。
(多分前に来た時はもっと隠れてたのかも)
ちょっとの距離ですが
森の中の階段を上がると白い灯台が見えてきました。
「川尻岬灯台」
いまどきの形ですが初燈は昭和4年と
結構古いです。
狭いスペースだけど
灯台からは海が見えます。
思った以上に絶壁の上にあるらしい。
(身を乗りだしたら危険だよ)
では、特に近代化遺産的な灯台でもなんでもないけど
やっと来れた記念に儀式を・・・
あ~、これでスッキリ。
もしこの先、マイナリストでここに行こうってなったときは
わたしは最初のモニュメントのところで心置きなく留守番が出来るわ。
ヘビがいたところを慎重に通過して
後は何時ものように浮いてバイクまで戻りました。
とりあえず午前中の行きたいところは終わっちまったけど
せっかく向津具半島に来てるので
海沿いを周りましょう。
道は狭くて快適な道とは言えないけど
走ってると所々にこんな棚田が見れて楽しい。
普通ならこうして海を見下ろしながら走る道で
半島を一周するのだけど今日はちびっ子バイクなので
下に降りて見ます。
海沿いまで下ると漁港があって
そこに立石観音があります。
判りにくいけど穴がホゲてる岩もあるし
これでも夫婦岩らしいです。
上の道から眺める事はあったけど
はじめて近くまで来たよ。
立石観音のある漁村は
ドラマや映画のロケ地にしたい感じ。
その立石観音から2kmほど走ると
龍宮の潮吹です。
今日は潮が上がってるみたいだ。
波が崖の穴にぶつかって竪穴から
高く潮を噴き上げる天然記念物で
本来は冬の季節風が吹くときがベストなんだけど
今日は波がうねってるので上がってるようだね。
(潮を吹くと観光客の歓声が聞こえるよ)
その龍宮の潮吹が見える展望台に上がって
反対側を見るとこっちも綺麗。
ちょこっとだけさっき見た立石観音の岩山の頭が見えます。
んじゃ、戻るけど
名物の元乃隅稲成神社鳥居の賽銭箱に
チャレンジする観光客がたくさん群がっているのに
ちょっとビックリ。
鳥居の中央の賽銭箱が設置されてて
日本一入れにくい賽銭箱って事でマイナリストでも
挑戦した事があるけどいつの間にか大人気スポットになっとるし。
1円みたいに軽い小銭は入れにくいので
きっとボロ儲けしてんぞ。
千畳敷の前を通って半島を出た後は
11時ですが早く家を出たのでお腹が空いちゃったよ。
どこで食べようかと思ったけど
長門市の市街地がすぐ近くだったので
青海島方面に走ったところにある仙崎のお店でお昼ご飯。
今日のランチはココとする。
何度か来てるお店なので
食べた事のあるウニ丼や海鮮丼以外から選びましょう。
日替わりの刺身付きランチメニューと迷ったけど
新メニューの「釜揚げしらすアカモク丼」にしてみました。
アカモクのネバネバが夏バテ防止に効きそうだ。
普段から丼を食べる時はあまり混ぜて食べないのですが
この丼は醤油を多目にかけて
混ぜながら豪快に食べた方が美味しい。
(ネバネバが途切れないし)
御馳走様でした。
仙崎を出て再びR191に出て萩方面に走って
三隅からk36へ
今までずっと日本海沿いでしたが
ここからずっと山遊びに変わります。
k36に入って山に入ると見えてくる湯免ダム。
平成18年に出来た新しいダムです。
堰堤は重力式コンクリートダムで高さは46mあります。
まぁ、そんなに大きくは無いけど
この立派な堰堤に対しての内水面がこれ ↓
池かっ!
写真に写ってるところがダムの全容です。
まさに野池レベルなのでした。
深さはあるのかもしれないけど
他に類を見ないほどアンバランスなダムだよ。
ダムのあったk36をさらに走ると大水峠でひと山越えて
道が下りになりかけたところで「白糸の滝」の案内板を発見!
いったい全国に白糸の滝って何個あるんだ?
そう思いつつ滝に行ってみるわたし。
案内に沿って曲がると
良い感じの農道でしたがすぐに林道になります。
2kmほど舗装林道を走ると滝の駐車場があって
そこから150mほど遊歩道を歩くと滝に行けるようです。
Blue・Bee号を停めて遊歩道を歩きだすと
アッ!
か・・・・
カッパだぁ~~~!
こんな所に夫婦カッパがいました。
予期しないところで出会う「1日1カッパ」は
テンション上がるわぁ~!
しかもこの夫婦カッパは金運カッパなのでございます。
ほら!
甲羅が ↓
千両だし(笑)
そしてカッパを見つけると必ずチェックするおっぱい。
巨乳では無いけどこういうのも悪くない。
もちろん金運カッパなので
一緒にジドリしますよ。
たぶんこのカッパを見て
これほど喜ぶのは私だけかも。
で、肝心の白糸の滝はすぐ先にありました。
大きくは無いけど
とっても涼しい滝でした。
末広がりで綺麗だね。
誰も居ないので熊が出そうでしたが
この滝の周辺はジオパークにもなってるようで
整備されてるよ。
砂防ダムには木造のテラスもあります。
特にヤマセミ様もカワセミもいないけど
カジカカエルの綺麗な鳴き声が聞こえます。
では、Blue・Bee号のところに戻って
ツーリングを再開。
適当に選んで走ってるk36って
ずっとこんな快走路
そのまま行けば秋芳洞へ行けるのですが
途中から裏秋吉台へ(k239)
k28→k241とつないで秋吉台を
裏から登ります。
裏でも表でも
やっぱりカルスト台地の草原は気持ちが良い。
GWくらいはまだ野焼き後で草の隙間から土が見えていたけど
いまはすっかり緑の草原になっています。
行き止まりになるところまで行くと
カルストロードが見渡せました。
せっかくなのでバイクを停めて散歩。
あ、どうせ歩くんだったら
駐車場の裏までバイクを押してカルストロードに入っちゃお。
って、ことでいつも走る道へ
マイナーな道も楽しいけど
草原の観光道路は貸切状態なのでめっちゃ快適。
道路の真ん中に三脚を立ててもOK!
秋吉台はこれくらいで良い?
ちょっと行って見たかったところが小郡にあるので
今からそこに向かいたいと思います。
近くじゃないんだけど
信号が無いので近いと錯覚しちゃう山口県あるある
R435沿いの綺麗な里山を見ながら走ると
R9に合流する手前に案内板が出ていました。
「龍蔵寺」
七福神に出迎えられながら
参道を歩くと趣のある楼門が。
そこで参拝料200円を払って中へ
楼門の正面にあるのが観音堂で
古い木材そのままの感じが良いね。
中には馬頭観音像が鎮座されていました。
人間回復のお寺とも呼ばれていて
なんとも良い雰囲気です。
同じ境内には大聖青不動明王像
きょわい!
そんな怖い顔で睨まれちゃったら何も悪いことしてないのに
つい懺悔しちゃうじゃない。
境内の案内役はイケメンの一休さん
イケメン一休さんの指差す方へ行くと
本日2本目の滝がありました。
「鼓の滝」
段々に落ちる様がすごく良いぞ。
滝行にも使われてるようなので
心のくすんだ方はここで滝に打たれてみな。
奥の院もある広いお寺でしたが
登山っぽいので今日のところはここまでにしといてやろう。
では、そろそろ帰る方向へ行くよ。
R9に出て小郡ICの前を通過・・・・
「これに乗れば家までスグなのに」
高速を走れないぶん
一般道を堪能しましょう。
k28で湯ノ口のメタセ・・・・・
コイヤーーー!
立派なメタセコイヤの並木があるのだけど
道の片側しかないのが実に惜しい。
ちょっとここで喉が渇いたので田んぼのあぜ道に座って
自販機で買ったジュースで休憩。
汗かいたし昼に醤油をかけた丼を食べたからか
ゴクゴク飲めます。
美祢市に入ったところでさらに一般道を楽しむべく
裏道へ入って見ました。
するとどうでしょう?
抜けれるとばかり思っていた道は
宇部興産の中に入っちゃうではないか。
焦るわぁ~~。
事務所の手前でUターンしますが
ちゃんと構内20km以下を守ります(笑)
k33を走って下関も近くなったところで
東行庵に寄り道~~。
そこで青梅ソフトをいただきます。
見た目はイマイチだけど
すっきりした青梅の梅肉の酸味が美味しい。
東行庵と言えば高杉晋作さんのお墓があるところですが
今日はお墓詣りはせず菖蒲が咲いてたので
それを見ながらソフトを食べました。
最後のコーンの先端部分は
砕いて菖蒲園の中にいた魚の餌にしてあげる優しいわたし。
東行庵を出て菊川経由で下関へ
いつもハイペースで流れるルートをわたしがさらに
ハイペースにしてあげたので
アッと言う間に下関市街地へ。
トンネルに入る前に最後の寄り道として
住吉神社に寄って見ました。
いつも近くを通ってるけど初めて寄ったよ。
するとこんな狛犬がいました。
お顔がすこしばかり大きい狛犬でございます。
あ、なぜ住吉神社に寄ろうと思ったかと言うと
この大楠が見たかったからなんだよ。
「武内宿禰命お手植えの楠」 (たけうちすくねのみこと)
見る角度であまり大きく見えないけど
幹が割れてる真正面から見ると巨木です。
説明版を見ると公元天皇の曽孫によって植えられた楠の樹らしいけど
わたくしそういう筋の分野に弱いので全然知らない方でございます。
でも巨木を見るのは大好き!
なんたってわかりやすいパワーを感じるもんね。
以上でわたくしのちびっ子バイクでの
見どころいっぱいのスポット巡りはおしまい。
さぁ、あの排気ガス渦巻く海底へ向かいますか・・・
ジャケットのサイドポケットに20円を入れて
料金所の横に並んだ車より早くリスタート。
(料金所のストップ&ゴーってなぜか競争になっちゃわない?)
関門トンネルは朝と違ってさらにムワァ~~って暑いし
夕方で車も増えてるので排気ガスで目が痛い。
海底のど真ん中で山口県から福岡県へ
無事に抜けたあとは
夕方のラッシュをすり抜けなかがら
帰宅完了!
今日は早朝からいっぱい遊んだって言うか
たぶんBlueBee号の1日の走行では新記録の400kmオーバーでした。
道理でサイクルパンツを履いてるのに
お尻が痛くなったはずだ。
このツーリングの翌日にとうとう梅雨入りをしちゃいましたが
ほんと良いタイミングで遊べたことに感謝です。
梅雨明けまで天気予報ばかりチェックする日々が続きそうだね。
では、またお日様が出た日に会いましょう。



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