◇◇◇ 北九州 新門司港 ◇◇◇
いつもの見慣れたターミナルから
響の夏休みツーリングが始まろうとしています。
阪九フェリー1便 17:30発 泉大津行
手慣れた手順で乗船手続を終え
「夕立が来そうなので早く乗せて」と係りの人に言って
予定より早く乗船させてもらい
船が動く前から恒例の儀式を・・・

これを飲まないと旅がはじまんねぇ~よ。
カシュっと開けて
ゴクゴク・・・・・プッハーー!の瞬間がたまらん。
残念なのはこれを見せびらかす人がいないって事だな。
(告知したけど暑すぎて誰も家から出て来ね~んだよ)←これがマイナリスト
美味しいプレミアムな奴をいただいて
露天風呂から出ると船はもう山口県の宇部沖を航行中です。
連日36度を超える猛暑の九州から
しばらくさよならだ。
今年の響の夏休みはこんな暑い時だときまって信州に行くんだけど
しばらく巡ってない北陸方面を中心に走り回ってみようと思います。
(信州もちょっとだけ行くケロ)
北陸地方の天気予報を見ると最高気温が32℃から33℃なので
36℃の九州にくらべると楽だろうって事で
あえて避暑地を選びませんでした。
船の方は順調に航行し
寝て起きると定刻通りに大阪の泉大津に着岸。
泉北線から近畿道で吹田方面へ
今までは大阪を脱出するまでジャンクションを間違えないかとか
いつもハラハラドキドキしていたけど
場数を踏んだせいでナビ無しでも簡単に名神高速へ
(ベテランの域に入ったって言っても良いのか?)
朝でしたがさすがに京都を抜けるまで
車も多くなるし暑くて我慢の時間でしたが
中央道に入って標高が上がってくるとめっちゃ快適になったよ。
まぁ、相変わらず追い越さないのに
追い越し車線をずっと走り続ける車が多いけどな。
駒ヶ岳を見ながら走って伊那ICから一般道へ
(どれが駒ヶ岳かよくわかってないケロ)
高速を降りたらやっとツーリングしてる気分になります。
伊那インターからR361に出るまでの道が
すでに高原の風景だったりしてテンションが上がるわぁ。
心なしか空気も美味しい。
ルートの方は伊那ICからR361を西に向かって走って
木曽に入りま~す。
今まで木曽周辺は走り抜けるだけで観光とか
した事が無かったので今日は初めて
奈良井宿に寄って見たよ。
木曽の大橋の無料のパーキングに銀ガメ号を停めて
宿場町へ
江戸と京都を結んでいた中山道の宿場町ですが
よくもこんなにたくさんの古い建物が残っていたもんだね。
木曽路の中でも一番大きな宿場町跡で
今でも生活してる家ばかりですが
ほとんどが何かしらの観光営業をしてる感じ。
でもそのおかげで街並みに統一感があって
たくさんの観光客が来るのも納得だ。
電線が無いのも良いよね。
そもそも日本は電線を地中に埋めるのが遅れてる気がするよ。
(電柱が無ければどれだけ痛い目に遭わないで済んだ人がいることか)
奈良井宿を軽く端から端まで歩いて休憩していると
日曜日なので人がどんどん増えてきた。
んじゃそろそろ出ますか?
銀ガメ号を停めたパーキングのところに戻って
すぐ横に架かる木曽の大橋 ↓
太鼓橋ですが総檜造りなんだってよ。
山口県の錦帯橋もそうだけど
こういった木造の太鼓橋って
渡るより裏から見るのが正しい見方なのだ。
日本の大工さんて良い仕事するなぁ。
銀ガメ号に再び火を入れ
k26で乗鞍を目指します。
のどか~な峠道を越えていると
「夏の新そば」のノボリが上がっているそば屋を発見!
「そばの里 奈川」と言うところでしたが
今日のランチはこことする。
いっぱい噛んで食べる噛みごたえたっぷりの
お蕎でした。
秋の蕎麦より栄養が豊富らしく
もし次回食べる事があれば名物のとうじ蕎麦も食べてみたい。
奈川でお腹を満たしk26を先に進むと
見慣れてしまった梓湖(奈川渡ダム)に出ます。
トンネルだらけの道になりますが
そこからk84に入り乗鞍岳を正面に見ながら走ります。
まだ乗鞍岳の山頂には雪が残ってるよ。
登ればきっと涼しいというか寒いほど避暑なのでしょうが
今日は乗鞍岳には登りません。
信州に来たからと言っていつも山に登るとは限らね~んだよ。
マイカー規制の手前から左折して一ノ瀬園地に来て見ました。
白樺の森の中に湿地とキャンプ場があるところですが
あまり人がいないマイナーさが私好みでございます。
駐車場から車両進入禁止になるので
遊歩道を歩くと周りには白樺の樹が。
北海道民が竹林で興奮するのと同じく
九州人は白樺の樹を見ると興奮します。
(注:わたしだけかもしれません)
奥にあるキャンプ場関係の車しか通れない
遊歩道兼車道をのんびり歩くと森の中に小さな池がありました。
春は水芭蕉が咲く「あざみ池」
もちろん今はな~んにも咲いてない。
水の多い湿原と言っても良いような超浅い池です。
あれだけ聞いていたセミの声は一切せず
野鳥のさえずりしか聞こえて来ないちょっと秘境的な
ムードが漂う池でした。
乗鞍岳の方は人がウジャウジャでしたが
ここは誰もいなくてあざみ池独り占め。
あまりにも誰もいないと
熊が出そうでちょっとドキドキする。
池の周囲を一周できるようになっているようなので
のんびり散策します。
(またクマ避けの鈴を忘れたので時々手を叩きましょう)
白樺の森を抜けて池を1/3周ほど回ります。
水面をつたう風が気持ち良くて
汗がスゥ~って引いていくよ。
さらに池を周る道はこの木道になります ↓
森と池の境目は手つかずの湿地みたいになっているので
これはありがたいのですが・・・・
腐ってますよ~~~!
旅の序盤でやらかすわけにはいかないので
ここは素直に引き返すという英断をくだし戻ります。
来た道を戻りながら
横を流れる小川へ
乗鞍岳からの雪解け水かな?
とにかくめっちゃ綺麗なので
ブクブクやっちゃう。
ブクブク・・・・・
イヤ~~ン!
透明度が凄すぎますわ。
手しか入れてないのに全身の汗が引いていきます。
さらに戻りながら白樺に囲まれた草地へ
2組ほどの家族がシートを広げて
ピクニックしていました。
しっかり自然を満喫して駐車場まで戻って来ましたが
やっぱり歩くと暑くなるので
一ノ瀬食堂で1日1ソフト
高原の空気効果でとっても美味しく頂きましたが
まぁ、普通のソフトです。
んじゃツーリングの方は北陸ツーリングなので
そろそろ信州から出ましょう。
長~~い安房トンネルを抜けて
R471を走ると少しずつ標高が下がって来ます。
道路脇にある電光板の温度計は27℃でしたが
30℃を越えてきたよ。
長野県から岐阜県に入ったところで
涼しさが恋しくなったので
新穂高に寄り道。
ロープウェイ乗り場付近で行き止まりになるのだけど
2800m級の山に囲まれているので
ここはひんやりして気持ちが良い。
山が高いので砂防ダムの規模にも震えるぞ。
奥に見えてるのが笠ヶ岳(2897.5m)か?
たぶん春から初夏は雪解け水が多くて谷を削ってしまうので
こんな風にしてるのでしょう。
神岡からR41で富山方面へ。
その途中でかっこいいダムを発見!
神通川第二ダム
神二ダムとも呼ばれる北陸電力の水力発電用のダムです。
9連ゲートがかっこいいとですよ。
別に走りながらでも見れたダムですが
暑くなったのでこまめに水分補給のため
停まりながら走ってんだよ。
道は山ばかりのところから
米どころらしい風景へと変貌します。
さすがコシヒカリ発祥の地の福井県と一大産地の新潟県に
挟まれてるだけあって田んぼだらけ。
ム~ンとするお米の花の香りが混じった風が
どんどんドライヤーの「強」へと変わります。
暑くてたまらなくなったので小さな街のドラッグストアに寄って
どこでもアイスノンを緊急購入。
ピンクの方(左)を持って行ってたのだけど
真夏は冷え方が足らないのでエクストラミントじゃないとダメみたいです。
それにピンクの方は欠点が発覚・・・
たぶんフローラル系のせっけんの香りが原因だと思うけど
蜂や虫がやたらと寄って来るんだよ。
一ノ瀬園地で脱いだジャケットにやたらと蜂が
集っていたのでこれが犯人で間違いない。
エクストラミントを全身に浴びてスースーさせながら先へ。
どこまでも一直線に伸びる線路。
富山地方鉄道かな?
どんな列車が通るのかな?と
思ってるとたまたま踏切に・・・
モハ16010系(元レッドアロー)でした。
熱中症予防には水分ばかり摂ってもダメなので
ちゃんとミネラル分も摂取しないとね・・・(鉄分ですケロ)
風で揺れるコシヒカリの中を快走して滑川市に入ったところで
まずは眼目山立山寺の杉並木
杉の森の中の道じゃなくて
参道の両脇にだけ杉が並んでる並木でした。
本尊の方はごく普通のお寺なので
参道だけ見ることにしたけど
やっぱりここにも・・・
出るのね?
そろそろ夕方なので注意しないと。
もう夕方ですが夏のツーリングは
日が長いのでもっと走るよ~!
眼目山立山寺から程近いところに次の物件があるのだけど
ナビはわたしをこんな細い道に案内。
いや、これで合ってるはず。
奴の気配を感じる。
と、キョロキョロしてると・・・「あっ!発見。」
川の対岸に見たかった物件を発見したので
細い土手の脇に銀ガメ号を停めて徒歩で向かいます。
何で徒歩で?
だって・・・・
橋が・・・
きょわいんだもん。
歩行者専用とかなにも書いてないけど
横に張り出したボクサーエンジンの銀ガメ号には細すぎます。
西日を浴びながら橋を渡って
ガタガタ道を少し歩くとありました。
会いたかったよ~~~!
「釈泉寺円筒分水」
米作りに欠かせない水で村と村が争わないため
丸く収める丸い奴。
広大な田んぼを見て来たけど
それを潤すだけあって水量がスゲー。
この釈泉寺円筒分水ではほぼ均等に2系統に分けて
分水するシステムみたいだね。
しばらくゴーゴーと流れる水の音を聞いて
円形分水スイッチが入ったのでもう一個行って見ようではないか。
ここから15kmほど離れている魚津市まで行くけど
信号も無い田んぼの道で行くので楽勝だ。
「東山円筒分水」
片貝谷発電所の下流にある円形分水だよ。
先ほどの釈泉寺円筒分水より古く見えるけど
こっちの方がちょっとメカチックです。
分水の割合を並んだ水門の開閉で調整できるような
システムになっているみたい。
ま、どっちにしろ水量がスゲーな。
富山県のマイナー物件に大満足したので
そろそろ宿に行きましょう。
田んぼの道に飽きたので
魚津ICから北陸道を数区間走って富山市街地へ
街の中心部に入るのは初めてだけど
路面電車が走ってるんだね。
宿の方はあれば優先的に利用することにしてる
帽子をかぶった社長さんのホテルでございます。
長野市内の東〇インでバイクの置き場で
失敗した事があるので事前リサーチすると
ロビーの真正面のガラスウインドウの前に置かせてもらえるということでした。
ロックの必要もないほど安心な場所に置かせてもらって
さっそく夜の富山の街へ。
5分ほど歩くと富山駅
その駅ビルに路面電車も入っています。
あ、街歩きより
乾杯が先だったわ。
では、「カンパーーイ!」

喰いたいだけ食べるとホテル代より高くなったけど
旅先で飲むビールと地のグルメは何物にもかえ難いもんなんだよ。
こうして響の夏休みツーリングの初日は移動と信州でしたが
北陸ツーリングのスタートに最適な富山で終了。
では、明日もいっぱい走るので
おやすみなさぁ~~~い!
2日目につづく
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