合言葉は「スプーンはひとつで結構」
さぁ、この合言葉を言うために
わたしは走ります。
ポコポコポコーーーー!
音でわかったと思うけど
今日はちびっ子バイクです。
響の夏休みから戻ってすぐだけど
まだまだ猛暑の九州ですのでまずは涼しい阿蘇方面を目指しますが
今日の阿蘇地方の天気はイマイチっぽい。
午後からは内陸部を中心に局地的な豪雨も予想されているので
山で遊ぶのは午前中だけになるかな。
何時ものファームロードで滅多に停まらない亀石峠
地震の被害で通行止の箇所があった
R212の迂回路になっていましたが片側交互通行で開通したので
若干車が減った感じ。
(時間が早いからかも)
湿気が多いためか
阿蘇五岳は見えねぇ~よ。
ぜったい午後は雨じゃな。
で、阿蘇まで一気に走ってもいいのだけど
今年はまだ行ってなかった楽園ロードへ
7月に来たかったけど
タイミングがなく今頃になりましたが
予想通り道の両脇を彩る黄色い花は
すこしだけ咲いてるのを残してほぼ終わっとるわ。
楽園らしい花畑は無いけど
代わりに道に地雷が。
踏んだらぜったい滑っちゃう新しい奴がいっぱい(笑)
小回りが利くBlue・bee号でしたので
華麗なスラロームで避けながら
てっぺんの稲荷神社へ
なんか小奇麗になってる?
あ、トイレまで・・・
ここに来るのはわたしととり天さんくらいだと
思っていたいたのでこのグレードUP振りにちょっとビックリ。
せっかくエンジンをうならせて登って来たついでに
稲荷神社の先の行き止まりまでとりあえず行って見よう。
曇ってますが高原に吹く風が涼しくて最高!
一面緑の草原の風景って良いよね。
でも実際は・・・
ハンドルを持つ手に葉っぱが
バチバチ当たります。
(ナックルガードのありがたさを実感)
稲荷神社のとこまで戻って
ちょっと林道の先まで探検・・・
結局ガタガタ道の先まで行かず
道すがらに咲いていた野草に癒されます。
オミナエシ(女郎花)とツリガネニンジン
戻って再び草原の楽園ロード
やっぱりお盆を過ぎると
草原の緑の鮮やかさが減って来るね。
草原の下草であるシダ系の葉っぱが枯れるのと
ススキの穂が出始めるからだと思います。
久しぶりに来たので
もう一個丘を登りましょう。
一直線に山に向かって伸びる道を行くと
アスファルトからコンクリートへ
これ、地震で割れた?
道が細いのでちびっ子バイクでしか来れないけど
絶景独り占めは最高だ。
↑ 小国方面
やっぱりわたしは「九州ラヴ~~~!」
大声で叫んでも聞いてるのは
さっきの地雷を落とした牛だけ。
とりあえず楽園ロードから出る前に
一発、浮とく。
んじゃ先へ行くよ~。
R442で瀬の本高原
旧道経由で定番の三愛レストハウスで休憩。
小腹がすいたので
大きなツインシューを食べてBlue・bee号にもガソリンを入れてあげて
ミルクロードを走ります。
ここで脇道探検をするのが
ちびっ子バイクで阿蘇に来た理由の一つなんだよ~。
ミルクロードを走りながら入れそうな道を探しながら
♪ ど~れにしようかな~
神様の言う・と・お・り!♪
これにした~!
さっそく楽しそうな脇道見つけたよ。
このまま行けば外輪山の崖っぷちまで行ける?と
思われた道を進むとなんか変な音がし始めた。
木の枝を挟んだような
タイヤの回転に合わせてカチャカチャ音が・・・
何?
停まって乗ったままチェーンやタイヤの周りを見るけど
何も挟かってないよ。
何もないので走り出すとまた音が・・・
停まって今度はちゃんと降りてみてみると今度はタイヤに
針金をグチャグチャっと束てたやつが挟かってるのを発見。
タイヤと狭くなってるスイングアームとの隙間にハマってるだけだと
思ってと軽く引っ張ってみるとスポっと抜けちゃいました。
あ~、なんか嫌な感触だったけど気のせいか?・・・(汗)
気のせいだよね?
気のせいだと言ってくれよ~~!
抜けてます。
抜けてますよ~~~!
空気が・・・
絶賛放出中ですよ~~!
また刺さってた針金刺すか?
いや、また踏んだらいけないと思って草むらに捨てたし。
しかも走ってる時に抜けて後続車に飛んだら危ないので
迷ってる暇はない、
このままガソリンスタンドへ急行じゃ~~~~!
「急げーーーー」
走りながら脳内GPSをフル稼働させて
一番近いスタンドを検索。
やっぱりさっき給油したばかりの
三愛レストハウスのスタンドが一番近そうなので
来た道を戻ります。
最初はハイペースで走り
見た目からわかるほどタイヤがへこんで来たら
手負いのF1マシーンのように超キープレフトで安全速度で・・・
来る時は近い気がしたけど
こんな時ってけっこう距離があるんだよね。
数キロ手前で押すことになるかな?と
ドキドキしたけどなんとかフニャフニャになる前に
スタンドに滑り込めました。
ちょっと熱を持つくらい無理をさせましたが
これで一安心。
(あ~、今「チッ」って舌打ちしたでしょ?)
ものの見事にど真ん中でございますよ。
先ほど給油してくれた人と同じ人が担当してくれて
無事にパンク修理を終えましたが
こんな時はチューブレスタイヤでよかったと
しみじみ思います。
(なのでRnineTもチューブレス化しております)←チューブだとバイク屋じゃないと修理できないのです
復活したBlue・bee号ですがまたミルクロードの脇道探検に戻るのも
めんどくさくなったので小国方面へ
(ヒゴタイを見るのをこの決断のせいで忘れてしまった)
沸田温泉から走った事のない
道へ入ると旧宮原線の橋梁を発見。
知らない道を走ると「ここに出るのね」と
発見があって楽しい。
お昼が近くなると阿蘇方面に
雨雲になりそうな雲が発生しはじめたので
それから逃げるようにR387(サバンナ)で宝泉寺温泉の
ことろまで走ります。
お昼になってどこでランチしようかと迷いましたが
ちょうど通かかっていた宝泉寺温泉から色彩ロードに上がります。
無計画なルートながらかなりでたらめな
行ったり来たりな道順になっちゃいましたが
町田バーネット牧場のカルビ丼。
わたくし、このカルビ丼のヘビーリピーターになっております。
御馳走様でした。
無事にお腹を満たしたら
やまなみハイウェイ
ちびっ子バイクで正規なルートをずっと
走るのは珍しいけど青空の下を選んでるとこの道になりました。
由布岳を見て城島高原も抜けて
別府まで来たよ。
内陸は雨雲になる寸前の雲がいっぱいでしたが
海側に出ると青空復活で作戦通りだ。
でもくっそ暑いけどな。
ビーコンプラザの塔を見て
行きたい場所があるので大分方面へ向かいます。
速見の浄水場方面へ走りその
速見から別府の街 ↓
同じ別府でもこっち側は湯煙無いね。
速見から山手で行くかR10で行くか迷ったけど
時短になるR10へ
片側3車線のR10を一生懸命(全開)で走って
k696に曲がります。
かなりローカルな道ですが
先へ行くと民家も無くなり道も細くなって林道っぽくなったところで
目的地に到着。
「柞原八幡宮」
いきなり階段?とビビりましたが
ちょっと先まで行くと本殿近くに停めれる駐車場を発見!
わたししかいません。
中に入ると朱塗りの申殿と拝殿
豊後国一宮でございます。
ちょっと朱塗りが痛んでたり
天井絵がかすれてしまってるのが残念。
修復用の募金(1000円)絶賛募集中でした(笑)
中では結婚式用の前撮りをしてる
新婚さんがいたよ。
お祝いの意味も込めて
太鼓もならしてあげます。
ドドン
上の駐車場に停めてしまったので
順番が逆になっちゃいましたが
本殿を出て参道を下ったところにある南大門(日暮門)
痛んでる本殿とちがいこっちは
無垢なままですが彫刻が凄い。
正面の扁額は「由原八幡宮」になっています。
柞原八幡宮と書かれるようになったのは明治以降で
それまでは由原八幡宮と呼ばれていたらしい。
この南大門は
明治3年(1870年)に再建されたものなんだって。
この南大門の彫刻だけでも見る価値があります。
あ、でもわたしはこれを見に来たわけじゃなぁ~い!
こっちが本命 ↓
「柞原の大楠」
推定樹齢3000年
樹高:30m
幹回り:21mの巨木でございます。
写真を撮るアングルが無いのが難点ですが
根っこの下はトトロが余裕で寝返りが出来るおおきな空洞がありました。
と、言うことで思いつきでやって来た
柞原八幡宮でした。
自分用の安全祈願をすませ
道なりに山道を走って内成の棚田へ
稲穂が阿蘇の緑より緑で綺麗です。
かなり大規模な棚田エリアで
休耕田が目立ちますがそれでも
山全体が段々になってる風景は圧巻でございます。
これが九州の棚田だ。
Blue・bee号のエンジンを停めると
コウロギじゃないギィーーッチョンギーーッチョンという
暑苦しい虫の声がしますが
水田の谷を抜けてくる風が気持ちいい。
地形に逆らわないように
造られた棚田
面積が狭いところはほとんど休耕田になっていますが
これこそ日本の原風景じゃな。
いつまでの眺めていたい風景でした。
道は狭いけどちびっ子バイクなので
棚田の一番上の道へ
天空の田んぼ道
地形に沿うように作られた
曲線が美しい棚田がずっとつづくよ。
ますます九州Loveになっちゃうね。
最上部の道沿いには大分県の保護樹になってる
大きな銀杏の樹もありました。
k51のループ橋でふたたび
別府に戻ります。
はじめて走ったけど
真正面に海が見えてとっても気持ちの良い道だ。
別府の街まで下ると
また暑さが戻って来ますが我慢して明礬温泉まで走って
本日の本命スポットへ
岡本屋の地獄蒸しプリンを食うんだよ。
あ・・・・
プリンが食べれることに安心して
肝心の合言葉忘れてしまった!
なので・・・
スプーンが三本です。
だって一人で三個食べるんだから
「スプーンはひとつで結構」と言うつもりだったのに
言うの忘れてしまったよ。
これが一度やって見たかった
プリンの大人食い。
幸せや~!
暑い中頑張って来たかいがあります。
で、結論から言うと2個がベストです。
三個目はちょっと飽きるかも(笑)
でも、これも3個食べたからこそわかる事なのだよ。
んじゃ、やりたい事を終えたので帰るよ~~。
k24~k42で宇佐へ
佐田郵便局の交差点で
一旦停止の取締をしてたよ。
どこで見てるのかな?と探すと
お墓の中にいてビックリ!
みんなエアコンの効いた警察のバスに待機してるけど
見てる人はじゃんけんで負けた?
小さな青いバイクはその後も
道の駅にもコンビニにも寄ることなく
別府からノンストップで帰還完了。
洗車してTVを見るとやっぱり阿蘇から日田にかけて
雷雨になってるようでした。
とにかくパンク修理後の空気漏れもなく
無事に帰れたことに感謝。
宇宙世紀に入るかもしれない近代文明が進む中
そろそろパンクしないバイク用のタイヤ出ないかな?



にほんブログ村