秋雨前線接近中の週末。
また雨ばっかり降らす長い帯状の前線が
やって来ようとしてる九州でしたが天気が崩れる前に
走っぞぉ~~!
今日もわたくし響プレゼンツの
マイナリストツーリングですので集合場所は
何時もの香春のRでございます。
「カワラノアールニシチジニシューゴーー!」
まだ9月の上旬ですが朝はインナーを2枚着てないと寒いです。
綺麗な朝焼けを見ながら
いつもの香春のRに一番に到着。
シンボルのセメントのプラントは部分解体されてしまって
すっかり迫力を失ってるためジドリ気分も半減しちゃう。
(そろそろ行き先で集合場所を変えようかな?)
早目に着いたのは朝食を食べるためなので
同じ敷地内にあるローソンで朝食を買います。
サンドイッチを食べながら今日の行き先の確認・・・
あ、今日のツーリングの行き先ですが
大分県の「保戸島(ほとじま)」だよ。
そうです、わたしの大好きな島探険なのだ。
どこにある島かと申しますと
ココ ↓
大分県の東部のリアス式海岸の
出っぱりのさらに先にある島です。
四浦半島の岬の先端まで行くと
行き止まりの港から目の前に見える島なんだけど
上陸するには津久見港から船で渡るしかないんだよ。
銀ガメ号の横に座ってスマホで行き先の情報を見ながら
朝食を食べてるといつものメンバーが集結。
ねっ、いつものメンバーでしょ?
(もう誰が来たとか書かね~よ)
仕事っぽい恰好をしてる方がいらっしゃいますが
そんなの容赦なく置いて行く掟でございます。
そして時間が迫ったのでもう一人置いて行こうとしたところ
出発1分前に滑り込んだ方が・・・
ギリギリに来たトノジンには
ヘルメットのシールドも開ける間も与えず
出発しまぁ~~す!
ブォオオオン!ブォオオオン!
せつら1号に見送られながら
ご近所倶楽部の4台で響ファームロード(アグリライン)を南下。
その先で東九州道に乗るのですが
八幡ICから高速を使うと恐ろしくぼったくられたような金額になるので
響ファームロードのファーストステージを終点まで走って
上毛PAのETCスマートインターから高速に乗ります。
ちゃんと車間を開けてきちんと一旦停止して
トラブルなくみんな無事に通過。
(注:車間が足らないとエラーになってメンドクサイ事になります)
上毛PAでちょっと休憩してかおりんが待つ別府湾SAへ
かおりんは早く着き過ぎてサービスエリア内を
ウロウロしてたみたいだけど
無事に見つけて集合!
左からかおりん・もちっこ・トノジン・響・こうの
この5人で遊ぶよ。
普段は別府湾が見渡せる綺麗な場所なんだけど
今日は霧が出たように煙っています。
引き続き東九州道を南下して
臼杵ICから一般道へ。
船の時間まではちゃんと距離と時間を計算して余裕を見てるので
まずは大日石仏へ行ってみることにします。
臼杵インターを降りて川を挟んだ対岸って程度の情報しか
頭に入れて来なかったけど国指定特別史跡の石仏なので
どの道から行っても看板くらい出てるだろうと思ったら出てねぇ~よ。
たぶんこの道を行けば近づくんじゃ?と
思って適当に道を選んで入ってみるけど石仏とかあると?
すると地元の方らしき女性が歩いていたので
聞き込み調査・・・
「あのう、門前の大日石仏さんってどこですか?」
すると先を指差してオレンジ色のガードレールのところって
言うけどそんな色のガードレールは無いんだよね。
(山口県じゃないし)
まさかのカーブミラーの事でしたが
たしかに支柱はオレンジだもんね。
大分県民は間違ってても面白いとです。
教えてもらった通りにオレンジ色のカーブミラーの数メートル先に
ちゃんとありました。
もっと大きな道路から案内してよ。
こんな畑の横に行かないと見つけれない看板は
難易度が高すぎますわ。
では、無事に見つかったので
歩きますよ~~!
と、言っても100mくらいなので楽勝です。
かぼす畑の横を通って行くと
ちゃんと屋根に保護された石仏さんがありました。
「門前大日石仏」
平安時代から鎌倉時代に掘られた磨崖仏で
阿弥陀如来を中央に不動明王や菩薩が7体掘られています。
石仏で有名な臼杵は
国宝になってる方は何度か行きましたが
ここは初めてです。
風化を防ぐため屋根も付けられ
大事にされてる場所ですが
観光客など誰も来ないのでマイナリスト向けな場所だな。
しっかり旅の安全を願って
同じく臼杵にある福良天満宮へ
正月に来て道は覚えてたはずだけど
思いっきり間違って極細の迷宮に迷い込んだことは
静かにスルーしてみんなで参拝しましょう。
猫に・・・
本殿のお参りよりも早く
こっちのお参りへ
猫だらけ。
良いでしょう?
ほっこりするでしょう?
猫の血が流れてるかおりんもかなり憑りつかれています。
あ~、猫が呼んでる・・・
私を呼んでるよ~。
見てる!見てるよ
赤い子がっこっちを見てる。
で、強烈な誘惑に負けて買ってしまった。
赤じゃにゃいケロ。
色でご利益が変わるらしく
わたしは一番欲のない金色をチョイス。
かわいいでしょう?
んじゃ寄れば集合のルール通りに
猫ポーズで集合!
「にゃあ~!」
はい、それでは船が出る津久見港へ向かってニャ~オ!
まずは海沿いへ向かいますが
臼杵は石仏だけじゃなく醤油も有名なところです。
九州一の生産量を誇るフンドーキン醤油。
ガソリンスタンドもフジジンだったりするんだよ。
k217で臼杵造船所の前を通過すると
造りかけの船が道路ギリギリまで迫っていました。
かっこいいねぇ~。
だけど停めるスペースも時間も無いのでスルー
で、津久見までちょっとだけ海岸線のクネクネ道を
楽しんでいくつもりがしばらく走った先で
津久見まで行く道がまさかの通行止・・・(汗)
迂回路は走る予定じゃなかった
遠回りの岬経由でございます。
おそろしく大回りですが
戻ってもあまり変わらないと思うので突き進むぞ~!。
快適な道ばかりならまだいいけど
けっこう細い道が8割を占めるのでこれは
もしかしたらお昼ご飯抜きになる可能性「大」だぞ。
走る予定じゃない道を走ったので
こんな所も通ります ↓
コンビニじゃないよ。
ローソンじゃないよ。
ギョーソンだよ。
漁村のホットステーションのギョーソンだよ。
久しぶりに来たけど無人販売所は無くなってて
看板だけ残っていました。
マッタリする時間も無いので各自写真だけ撮って
すぐにリスタートします。
やがて道も大きくなりやっと津久見の街の中へ
セメント工場の中を通って
津久見港に到着。
保戸島に渡る船は11:10で港に着いたのが10:55
営業時間を繰り上げて10半から
お店を開けてくれるところを予約していましたが
泣く泣くキャンセルの電話をします。
食事する暇はないけど港の隣のスーパーで買い物をする時間は
ギリギリあるのでお昼ご飯の弁当をここで買うことにします。
とりあえず出航の時間が迫ってるのでみんなが弁当を買いに行ってる間に
全員分の舟券を買ってからスーパーへ向かい
レジで並ぶと時間がもったいないので
わたしが代表して5人分を買ってる間にみんなには
乗船の準備をやってもらいます。
弁当とお茶を大きなレジ袋に詰め込んで港へ
お・・・
重いです・・・
よく考えたら私はなんでこんなに頑張ってるのでしょう?
それに気づいた後は
他の男子に荷物を持たせて手ぶらで無事に乗船。
あ、乗るのは人間だけね。
(津久見港~保戸島 片道:860円)
20分程度の船旅になりますが
高速船なので風が気持ちが良いとです。
港から出ると
海から工場が見れて楽しい。
つい先ほどこのプラントの中を走って来ました。
船酔いが心配だったかおりんも
開放的なデッキだったので酔わずに楽しんでるうちに
島が見えて来たよ。
これが日本のナポリと呼ばれてる島だ。
とにかく小さな漁村なのに
鉄筋のビルがひしめく島なのだ。
ビルでしょ?
旅館とかじゃなくてみんな個人の家なんだよ。
かつてマグロ漁で栄えた島で
その島民のほとんどが高額納税者の島の風景でございます。
上陸するとさっそく島の住民が挨拶してくれました。
すかさずそれに反応する好感度アップに飢える者たち。
猫が案内するビルとビルの間に一歩入ると
そこは日本じゃないみたいな迷宮の路地の始まりです。
「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に
選ばれた島の風景がここにありました。
周囲4kmの小さな島に
900人もの人が住む漁村だが
平地が少ないないためこのような
保戸島独自の景観を作り出したのでしょう。
買って来たお弁当を食べる場所を通りかかった
島のおばちゃんに聞くと「ついておいで」と言われて
案内されたお寺の階段。
「ここが日陰やけんここで食べない」
そう言われてここでお弁当を食べますが
見晴はな~んも無くて人んちのエアコンの室外機を
見ながら食べるよ(笑)
でもビル風?がとっても気持ち良くて
一番涼しい場所を選んで教えてもらったようだ。
たまにはこうして
みんなで外でお弁当を食べるお昼も楽しいね。
食べ終わった後はゴミを持ち歩く係りをじゃんけんで決めて
ゴミ袋をぶら下げたかおりんと一緒にさっそく食後の島探険へ
と、言っても島の路地は迷路な上に
ほとんど坂と階段ばかり(汗)
ぜったい人の家の庭だと思っていた場所が
通路だったりと少しずつ島のルールを理解しながら
見晴の良いお寺まで来て見ました。
お寺の屋根が無ければ地中海と勘違いするでしょ?
(しね~か)
わたしもこれまで色んな漁村をツーリングで
見て来たけどこんな風景は初めてだ。
しかしどこの漁村も農村もそうだけど
ビルの老朽化の問題や過疎化の問題もあるみたいです。
マグロ漁もこの先にどんどん厳しくなっていくと思うので
もしかしたらずっと先には軍艦島のようになるかもしれません。
そんな島探険の方は散歩と言うより
修行の様になって来ました。
見晴しの良かった端っこのお寺から
反対の神社まで「下に降りないで行くゲーム」を
しながら迷路を歩いてると上がったり下がったりするので
汗びっしょりになったぞ。
長崎の坂の路地よりハードかも。
でもそのゲームのおかげで
だんだん行ける路地かダメな路地なのかが
判るようになってくるから面白い。
で、結局一番島に順応性が高かったわたくしだけが
下に降りないで神社に上がる階段に到達。
「みんなどこじゃ~~~!?」
下の道を見ても誰一人おらん。
真向いに見えるお墓がさっきみ見たビュースポットだね。
辿りついた神社は加茂神社と言うらしく
小さいながらも京都の上賀茂神社から別雷神が
勧請されています。
お参りをし
一人じゃさびしくなったので
下に降りるのですがせっかくなので
ちょっと先にあるトンネルまで行って見ました。
船の時間があるのでここまでしか行かなかったけど
たぶんトンネルの先にある漁港が
マグロ漁船の基地になってるんじゃないかな?
(漁村の前の港は普通の漁船しかなかったし)
船の待合室に戻るとみんな集まっていたので
保戸島集合!
熱帯魚っぽい魚やダツの小さい奴がいっぱい泳いでる漁港の前で
集合を終え帰りの船に乗船。
「さ~よ~うなら~~~!!」
帰りはみんなエアコンの効いた室内で
島でGETしたお菓子をいただきましょう。
これ、すぐに売り切れるんだって。
で、帰りの船は決まってみんなグッタリと寝るんだけど
なぜかわたしは元気。
寝てるトノジンを起こして爆睡してるかおりんを撮ったり
もちっこさんの隠し撮りをしたりして暇つぶし中。
(子供か?)
行きと同じく20分で津久見港について
バイクのところまで戻って
ツーリング再開じゃ~~!
ドルルルルーーン!
臼杵方面に戻るのですが
またギョーソンの道で戻るのはめんどくさいので
R217で戻ってそのまま佐賀関方面へ
同じ岬に向かう道でも
ここは国道なので道幅もあるし
車が減ってくるとクネクネがとっても楽しい。
途中で気持ち良くバイクとの一体感を楽しみつつ
佐賀関の先っちょの関崎に到着。
さっそくブランド鯖の関サバをいただきます。
潮流の速い瀬で育った鯖はまるで
プラスチックのように固く身がしまっています。
バイクを停めて岬に向かって歩くと関崎灯台が見えて来ました。
良い風景だねぇ~。
良い灯台でしょう?
来てよかっぱ。
灯台まで降りるかどうかじゃんけんで決めてみたけど
降りない組が勝っちゃったので上から見るだけね。
しかし久しぶりに来ると
ここにも幸せの鐘が出来ていました。
鳴らさずにはいられない方が
鳴らしまくってます。
その後はみんな売店の中に入って涼んでいますが
わたしは未練たらしく灯台を眺めます。
だって本当に綺麗な灯台なんだよ。
(来た事あるケロ)
あ、でも冷静に考えると
島でヘロヘロになった後なので
灯台からの帰り道が地獄なのは間違いないので
今日のところは眺めるだけにしておく方が良いかもな。
この関崎の後はもう帰るだけなので
ここでしばらくのんびりしちゃう。
売店でウロウロしたり
館内の資料をみたりして休憩も終えたので
集まって関崎ジャ~~ンプ!
無くなった体力をまた無駄に消費して
帰りま~す。
(相変わらずこうさんのジャンプは飛び過ぎ)
あ、高速に乗る前にみんな甘い物が食べたいらしいので
「道の駅さがのせき」に寄るよ。
ここで名物のくろめソフト
くろめって何だろうと思ったら
海草だったよ。
ヤギ乳の濃厚なソフトにくろめの塩味が妙にマッチしてて
最後の方はトルコアイスのような
ネバネバが出てこれはこれで美味しいかも。
しかしマイナリストの中で一番ペーターっぽいトノジンが
ヤギ乳がダメって言うのも初めて知ったよ。
「ねぇ、トノジンがペーターなら私は?」(もちっこ)
「ハイジで良いんじゃね?」(響)
「でた!やっぱり」(もちっこ)
「はは~ん!わかった、
かおりんがクララって言いたいんやろ?」(もちっこ)
「そりゃそーだろう?www」(響)
「でもさぁ、ハイジはちゃつさんがエエんちゃう?」(もちっこ)
ヤギの乳からそんな
どーーでも良い会話をしながらソフトを食べる大人たち。
「ちゃつはチネッテでいいやん」と心の中だけで
つぶやくセバスチャン響でなのでありました。
んじゃスイーツタイムも終わったので
給油を済ませて大分宮河内ICから高速へ
すると・・・
すると・・・
なんか急に涼しくなったので嫌な予感がしてたのだけど
別府に入ったとたん雨が降りだしやがったぁ~~!
夕立かな?
まだ本降りじゃないので
早々に別府湾SAに緊急ピットイン。
一台屋根の下に入れれてないけど
それほど濡れずに済みました。
何時ものようにスマホで
雨雲レーダーを見るとこの別府湾周辺と内陸の一部だけ
降ってるみたい。
とりあえず雨が止むのを待って
かおりんは福岡方面なのでここで解散して
私たちも出発しますがやっぱり別府を出ると
道路も乾いていました。
朝も寄った上毛PAの上りで
解散します。
と、言っても寂しがり屋ばかりなので
解散した後も一緒に帰るけどな。
バイパスで道なりに別れて
秘密結社のガレージに無事に帰還。
今日はわたしの趣味と言っても良いような
島探険ツーリングにお付き合いいただきありがとうございました。
秋っぽいと思ったら汗びっしょりになるような残暑でしたが
元気いっぱいにたくさん笑わせてもらいました。
さぁ、次はどの島に行こうか?
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conta
2016年09月19日 08:00
東洋のアマルフィーですね。 こう言う所に住んでいると足腰がきたえられそうです。